『ドンキーコング トロピカルフリーズ』最強のファンキーコング追加で攻略がより楽しく進化! 快適過ぎて、もう彼以外考えられない

『ドンキーコング トロピカルフリーズ』Nintendo Switch版がまもなく発売。その魅力や、オリジナル版との違いを紹介する。

 2014年にWii Uで発売されたアクションゲーム『ドンキーコング トロピカルフリーズ』がいよいよNintendo Switchにも登場する(2018年5月3日(木・祝)発売予定)。ギミック盛り盛りなワクワクするステージ構成、何気に名曲揃いのBGM、そして歯応えのある難度と、見どころ満載の1本となっている。

 移植タイトルではあるものの、パワーアップしている点もあり、何より『ドンキーコング』シリーズが初めてSwitchで遊べるということもあって楽しみにしているファンも多いんじゃないだろうか。

 そこで、本記事ではオリジナル版からの変更点を確認してもらいつつ、本作の魅力を改めて語らせていただきたい。とくに『ドンキーコング』シリーズが未体験の人は、ぜひともチェックを!

仲間を背負って多彩なアクション

 変更点を語る前にまずは基本から。簡単に説明すると『ドンキーコング トロピカルフリーズ』は、ドンキーコングを操ってゴールを目指して進んでいくという、単純明快な横スクロールアクションとなっている。ファンキーコングも使うことができるが、これは本作から追加された新要素&新モードなので詳しくは後述する。オーソドックスな遊びとしては、ドンキーコングを使ってプレイすると思ってもらってかまわない。

 ドンキーコングのアクションはジャンプ、ローリングアタックといった動作に加え、持ち前の怪力で敵やタルを持ち上げて投げたり、取っ手の仕掛けを引っ張ったりと多種多様だ。

 これだけアクションが使えれば十分にやっていけそうだが、けっこうな頻度でミスってやられてしまう。そうなのだ。本作は任天堂タイトルとしては珍しい部類(?)の硬派なアクション。もちろん、プレイヤーの腕前にもよるところも大きいのだが、なかなかの高難度になっていると思う。敵が強いというよりはコースが強い。いやコースが難しい。かと言って不条理さを感じることはなく、「もう1回!」と再チャレンジしたくなるのだから、絶妙なバランスで作られているのだろう。ほんと大したものだよ(上から目線)。

 そんな絶妙なバランスになっているのは、ドンキーコングを手助けしてくれる仲間たちの存在。すなわちディディーコング、ディクシーコング、クランキーコングという、特殊能力を授けてくれる仲間たちのおかげなのだと考える。特殊能力と言っても物凄い力を与えてくれるわけではないため、余裕で突破可能になるわけではないのだが、超えられそうで超えられなかった壁をギリギリ超えさせてくれるような感覚で手伝ってくれる。それが「よし!」と思わず口に出てしまうくらいの達成感を伴わせてしまうのだからニクい。

 バンザイをするほどの大きな達成感ではなく、小さくガッツポーズをするくらいの小さな達成感。これがちょいちょいあるせいでやめられない。どんどん先へ進めてみたくなるのも至極当然のことなのだ。

 ディディーコングを仲間にして背負うと、背中のバレルジェットでホバリングが可能になる。ほんのわずかな秒数しか対空できないが、動く足場にタイミングを合わせやすくなったりする。

 ディクシーコングはポニーテールをプロペラの要領で回転させてふわっと通常よりも高くジャンプできる。最後の「ふわっ」が届かないはずの高さまで届けてくれて、何度も命を救われたこともある。

 クランキーコングは杖を使ってトゲの上でもノーダメージ。トゲの生えた敵も何のそので、水中でも触ると痛そうな敵を杖で蹴散らして助けてくれたりもする。

 ほんとありがたい。ほんのちょっとの手助けみたいな書きかたを先ほどしたばかりだが、文章にしてみたらめっちゃ助けてもらってたみたい。ほんと恐縮だ。

 なお、本作はおすそわけでふたり同時に冒険することも可能。ふたり目のプレイヤーはディディーやディクシー、クランキーを直接操作できるので、ふだんとは違った感覚でも楽しめるのでおすすめだ。ひとりがミスってやられても、ふたり目が助けてコースに復帰なんてこともできるため、協力プレイとしても熱いものがある。

最強のファンキーコングを使え

 Nintendo Switch版の『ドンキーコング トロピカルフリーズ』では、Wii U版とまったく同じ内容の“オリジナルモード”のほかに、難度が緩和された“ファンキーモード”でも遊ぶことができる。途中でモードの切り換えはできないため、余程ウデに自信がなければファンキーモードのチョイスがおすすめだ。

 具体的には、デフォルトでコングたちの体力がひとつ多い状態でスタートできたり、アイテムの値段が安く設定されていたり。さらにアイテムを5つまでセットできて、しかもコースとの途中でも持ち込めたりと、じつに多種多様なやさしさにあふれている。

 そして最大のポイントは、最強のコングである“ファンキーコング”で遊べる点だろう。一見するとチャラい感じでアレだが、その性能はピカイチ。ライフ数はデフォルトで5つ! ダブルジャンプが可能で、ボタンを押し続ける限りホバリング状態を維持。トゲはサーフボードのおかげで絶対に踏むことがなく、連続でローリングアタックを出し続けることも可能。水中ではシュノーケルで息継ぎが不要になるなど、もはや仲間たちの手助けなどほぼほぼ必要ないレベルの性能だ。Wii U版が難しくて投げ出してしまった人も、本作でファンキーを使えばあるいはクリアーできるかもしれない。

 もちろん、気分次第で操作キャラをドンキーコングにもファンキーコングにも変更できる。あまりに便利な性能ゆえに、最初は妙な背徳感のようなものを感じてしまい、強がってドンキーコングばかりを使っていたのだが、いつの間にやらすっかりファンキーコングの虜。快適過ぎてファンキー以外考えられない身体になってしまった……。高性能というのも当然あるのだが、多彩なアクションができるという点でもお気に入り。ドンキーコングとは異なる新鮮な感覚でコースに挑戦できるのがいい。

コースには予想もつかない仕掛けが満載

 おつぎは本作のキモと言える、千差万別バラエティーに富んだコースについて語っていきたい。ゲームの舞台となるのは、さまざまな仕掛けが施された6つの島+α。南国やジャングル、海など、その美しい景観も見ているヒマはないが見どころのひとつ。何より島のいたるところにギミックが満載で、それらをうまく利用して先へ進んだり、解法を見出して隠し部屋を発見したりするのが楽しくて仕方がないのだ。

 大掛かりな仕掛けは、発動したときのアクションが超ド派手。初見だとかなり度肝を抜かれる。トロッコや動物に乗って進んだり、タルから打ち出されて目まぐるしく高速移動したり。もはや島全体がアトラクションといった風情で、何も考えずコースを進んでいくだけでもワクワクした気分になれる。

 コースのいたるところにはKONGの文字やパズルのピースが隠されていて、これらを集めていくことで特殊なステージやおまけ要素がアンロックされるといった収集要素もある。パズル的な感覚でギミックを解く工夫も必要で、すべて集めるのはなかなかの歯応えとなっていてグッド。いつもと異なるアクションをしたことで意外な仕掛けや突破方法が発覚したりする気づきも多々あり、同じコースでも繰り返し遊べるのがうれしいところ。基本ルールはゴールを目指すというごくごくシンプルなものなのだが、コース内には驚くほどの遊びが用意されているのは見事というほかない。

 また、ゴールはひとつだけでなく隠されたゴールもあり、そちらへたどり着ければコースが分岐。1-Aや1-Bのようにアルファベットで表記される秘密のコースへ挑戦できるようになるのもおもしろい。一度クリアーしたコースはタイムアタックにも挑戦可能で、ネットにつないでランキングにも参加できるといった楽しみもある。上級者向けのコンテンツとしてハードモードも存在し、腕に覚えがあるプレイヤーはチャレンジしてみるのもいいんじゃないだろうか。兎にも角にも、やり込める要素がたくさんあるというのは最高によろこばしい。

白熱するボスバトル

 当然と言えば当然なのだが、各島の最後のコースにはボスが控えていて激しいバトルが展開。コース攻略とはまた違った雰囲気で戦いを楽しめる。戦う相手は“ザ・スノーマッズ”と呼ばれる北の国からやってきたバイキングたち。それぞれユニークな攻撃方法で挑んでくるので、その対処方法をあれこれ試行錯誤するのがおもしろい。

 ダメージを与えていくと徐々に攻撃パターンが変化するため、瞬時に対応する能力も求められる。工夫を凝らし、ボスを連続で踏みつけて、苦闘の末に撃破したときは何とも言えない昂揚感。コース攻略自体も楽しいのだが、やはりボス戦を目当てに進めているという気持ちもあるから、喜びもひとしおとなってやってくる。ぜひとも島を占拠するボスたちを一掃して、この感覚を味わってもらいたいところだ。

外出のお供としても最適

 くり返しになるが、本作の基本ルールはシンプル。ゆえに、外出のお供として持っていく場合にも非常に相性がいいタイプのゲームだと思う。おすそわけで簡単に協力プレイができる点も気に入っている。

 もともと難度の高いゲームと言われていて実際そのとおりだと思うが、今回はファンキーモードが存在するのが心強い。ファンキーコングも使えば難しさはかなり緩和され、本作のキモとも言えるコース攻略の楽しさを、より多くの人が楽しめる作りになっている。シリーズ未体験であれば、今作から始めてみるのはどうだろうか。



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※画面は開発中のものです。