2018年4月27日、ソニーが2018年3月期の決算短信(米国会計基準)を発表した。売上高及び営業収入は8兆5440億円となり、前年度比9407億円(12%)増加。これは、モバイル・コミュニケーション分野及びその他分野を除く、すべての分野での増収によるものだという。

 また、営業利益は7349億円(前年度比4462億円増)、税引前利益は6990億円(前年度比4474億円増)、株主に帰属する当期純利益は4908億円(前年度比4175億円増)となった。

 ゲーム&ネットワークサービス分野は、売上高は前年度比2940億円(18%)増加し、1兆9438億円に。これはおもに、プレイステーション4のソフトウェアの増収、為替の影響、及び有料会員サービスPlayStation Plusの加入者数の増加によるもの。営業利益は、前年度比419億円増加し、1775億円となった。

 2019年3月期の連結業績の見通しは、売上高及び営業収入は8兆3000億円、営業利益は6700億円、税引前利益は7350億円、株主に帰属する当期純利益は4800億円。売上高については、為替の影響及びモバイル・コミュニケーション分野の減収を見込むため、前年度比で減少を見込んでいるという。営業利益については、半導体分野などでの減益を見込むとのこと。