“ニコニコ超会議2018”の2日目の“超ゲームエリア”では、KONAMIのサッカーゲーム『ウイニングイレブン2018』のCO-OPライセンスマッチが行なわれた。ここでは優勝、準優勝を果たし、『ウイイレ』のプロライセンスを獲得した2チーム、”MMQリガルース”と”genkiチーム”のインタビューをお届けする。

 2018年4月28日、29日の2日間、千葉県・幕張メッセにて行われた“ニコニコ超会議2018”。イベント2日目の“超ゲームエリア”では、KONAMIのサッカーゲーム『ウイニングイレブン2018』(以下『ウイイレ2018』)のCO-OPライセンスマッチが行なわれた。ここでは優勝、準優勝を果たし、『ウイイレ』のプロライセンスを獲得した2チーム、”MMQリガルース”と”genkiチーム”のインタビューをお届けする。

大会そのものの詳細は後日別記事にてリポートする。

『ウイイレ2018』CO-OPライセンスマッチ優勝チーム、MMQリガルースインタビュー

MMQリガルースの3人。左からキュー選手、まさちゅう選手、まーさん選手。

――今日はおめでとうございます。まずは優勝してプロライセンスを獲得した率直なお気持ちを聞かせてください。

まーさん 優勝という結果で終われたことは素直にうれしく思います。あとぼくは小さいころからサッカー選手になることが夢だったので、違った形でもプロになれたのは夢が叶った瞬間で、それもうれしく思います。

まさちゅう ひとつの大会に優勝したということはうれしいですし、これが『ウイニングイレブン』が盛り上がることにつながったらいいなと思います。

キュー 優勝という一番の目標にしていたものが達成できたのがうれしいです。ぼくら(キュー選手&まさちゅう選手)はこの後世界大会もあって、前回は悔しい思いをしたので、今回の結果がいい流れにつながるといいなと思っています。

――今日の大会は対戦相手、待機中のチームに互いの作戦がバレないよう、観戦者用のモニターにもフォーメーション設定画面が映りませんでした。まずは、フォーメーションと、なぜその布陣を選んだかを教えてもらえますか?

まさちゅう (3位の)ユウSHOあーるチームもたぶん同じだったと思うんですけど、日本で有名なまやげかさんのフォーメーション、をパクった……いや、参考にしました(笑)。

――まやげかさんのフォーメーションといえば3バックですけど、いまの『ウイイレ2018』の対人戦では3バックが流行っているんですか?

まさちゅう いや、まやげかさんだけが3バックの3-4-3ですね。この前のアルゼンチンでの大会でもそうでしたし、世界でも珍しいですね。”まやげかフォーメーション”って言われてるぐらい。全体的には4-3-3が多いと思います。あとは4-4-2もまあまあ多いかな?

――MMQリガルースさん以外のチームは2月の闘会議の大会とは使用クラブが変わっていました。これってリアルサッカーの冬の移籍が完全反映された影響もあると思うんですけど、リバプールのままで戦うことにした理由は? コウチーニョがいなくなっているのはけっこう痛手かなと思ったのですが。

まさちゅう リバプールを選んだ一番の理由はフォーメーションの自由が効くところですね。ぼくらもアルゼンチンの大会(PES LEAGUE WORLD TOUR 2018 南北アメリカラウンド)ではオーバメヤンが移籍したアーセナルを使っていたんですが、フォーメーションの都合でリバプールに戻しました。

まーさん 前の大会でもコウチーニョはいなかった(リバプールからバルセロナへの移籍が反映済み)んじゃないですかね?

キュー もともとコウチーニョは使っていなかったので。(選手の能力を均一化するモードを使う)大会の仕様だとコウチーニョってそんなに強くないですし。

――今日は両サイドからのドリブルの仕掛けが効果的、とくに1戦目のユウSHOあーるチームとの対戦では勝負の決め手になっていたと思うのですが、あれは3人の中の誰かがドリブルが得意で積極的にしかけていたのですか?

まーさん ドリブルはふたり(まさちゅう、きゅう)がうまいですね。ぼくはポジショニングを見てパスを出す方が得意なので、それを意識して動かしています。

まさちゅう 1試合目はぼくのドリブル突破がたまたま決まって2点取れたんですけど(笑)。でも自信にはなりましたね。

キュー (ドリブルが目立つのは)リバプールの前線には背が高い選手がいないので、サイドからそのままクロスを上げるよりもひとりふたり抜いてからゴールに近い位置から上げたいっていうのもあります。

――CO-OPモードならではの対戦の難しさってありますか? たとえばうまく連携を取るのに練習が必要であったりとか。

まさちゅう それはそこまで難しいと感じませんね。(過去作の)11対11に比べれば1対1のモードに近いですし、1対1がうまい人が3人揃えば(連携は)自然にできることだと思います。それよりもひとりより3人のほうが勝ったときの喜びが3倍っていう、楽しいところのほうが難しさよりも大きいですね。

――今日プロライセンスを獲得しましたが、今後の『ウイイレ』をどうしていきたいか、どうなっていってほしいかみたいな展望があれば教えてください。

まーさん (日本国内での)大会が増えていってほしいって願望はありますね。そして、そういう場所で結果を残せるのがやっぱりプロだと思うので、それを目指して日々練習していこうかなと思っています。

まさちゅう 自分たちが楽しそうに『ウイイレ』をやって、それを見た人たちがゲームを始めて「『ウイイレ』楽しいな」と思ってくれる人が増えてくれるとうれしいですね。自分が好きなゲームなので。

キュー いままでは自分が楽しむために『ウイイレ』をやってきたんですけど、プロになったからには自覚を持って、周りも楽しませられるようなプレイをやっていきたいと思います。

『ウイイレ2018』CO-OPライセンスマッチ準優勝チーム、genkiチームインタビュー

Genkiチームの3名。左からヤナgenki選手、genkiモリタ選手、genkiハシモト選手。

――最終戦に勝ったときは実質優勝したような雰囲気でしたが(笑)、まずはプロライセンスを獲得した感想をお願いします。

ヤナgenki おふたりをプロにするっていうのを目標にしていた部分があったので、とてもうれしいです。(※ヤナgenki選手はCO-OPトーナメントのオンライン予選に参加していなかったため、プロライセンスが付与される対象者ではなかった)。

genkiモリタ (満面の笑みで)本当に涙、涙ですよね。esportsってめっちゃ楽しい! 『ウイイレ』最高です!

genkiハシモト genkiモリタくんと大会で優勝する、『ウイイレ』で有名になるっていうのは高校からの夢だったので、今日実現できてとてもうれしく思っています。

――初戦を落としてのスタートという厳しい状況からの2位でした。

genkiハシモト 初戦は負けましたけど、スタッツや試合の流れ、試合の終わりかたがよかったので、そんなに悪い印象は正直なかったです。つぎにつなげられる試合はできたと思っていました。

――なるほど。メンタルに関してはまったく問題がない感じだったんですね。今日は入場時から参加チームの中で群を抜いてテンションが高かったですし、大会で緊張するタイプではない?

genkiモリタ 前日のリハーサルからわくわくしかなかったですね(笑)。

genkiハシモト そうやね。

genkiモリタ 自分たちのサッカーを楽しくやるっていうのは決めていたので。むしろ出演者の方やお客さんもいっしょになって盛り上がってくれたので、緊張はまったくしなかったですね(笑)。

genkiハシモト 最後はホーム感が出てくれたので、そこもよかったですね。

――チームとしての意思疎通もよく取れているなと感じました。

genkiモリタ ヤナgenkiとぼくは仕事仲間、こっち(genkiハシモト)とは高校時代のリアル友だちなので。だからオンラインはもちろんオフラインでも練習できたのはよかったところかもしれないですね。ただ彼(ヤナgenki)はプレイステーション4を触ったのが1ヵ月前なんですけどね。

ヤナgenki プレイステーション4を触ったのは先月末が初めてだったんです(笑)。それまで『ウイイレ2018』はほとんどやってなくて。そこから今日に向けてガーッと練習して。

――え!?

genkiハシモト 彼がチームに入ったのは(現実のサッカーの)守備がうまいからです。DFをやっていて。

genkiモリタ リアルのサッカーで守備がうまいんなら、あとはゲームもうまくなったらいけるやん! って(笑)。

genkiハシモト 『ウイイレ』のレーティングはまったく気にしてませんでした。サッカーの知識に基づいた守備をやってくれればそれでいいと。

genkiモリタ でも彼の守備のおかげでプロになれたんで。ありがとう!

――闘会議のときは今日使っていたRBライプツィヒとは別のクラブ(アトレティコ・マドリー)だったと思うんですけど、変えた理由は? トップレベルの勝負でビッグクラブとは言えないライプツィヒを選ぶのはなかなか勇気が必要だと思うのですが。

ヤナgenki ぼくたちはサッカーコーチの仕事もしておりまして、サッカーの研究もしているんです。いまヨーロッパのサッカーには5レーン理論(※ピッチを縦に5分割した”5レーン”を選手に意識づけ、ポジショニングの重要性を改めて説く理論)っていう戦術がありまして、それを『ウイイレ』でうまく使おうとしたらライプツィヒがベストに近いんですよ。選手全員にスピードがあるので。

genkiハシモト (闘会議から超会議までのあいだは)バルセロナやリバプールを使っていたんですけど、どちらもいまのペップ(グアルディオラ監督。マンチェスター・シティやバイエルンで5レーン理論を根付かせた)の戦術にはハマらなくて、3月の終わりぐらいまでチームが全然決まっていなかった。それで4月の半ばぐらいかな? ライプツィヒを試しに使ってみたら、やりたいサッカーとすごく合致したんですよ。

genkiモリタ レッドブル最高です!(笑)

――(笑)。ライプツィヒって若い選手が多くて走力の高い選手が揃っているんでしたよね。それが『ウイイレ』でも再現されている?

ヤナgenki はい。そこが守備にも活きてくる。早く戻ってきてくれるので。

genkiモリタ ぼくらとライプツィヒのフレッシュ感が融合しましたね(笑)。

――5レーン理論とライプツィヒっていう選択はすごくサッカーコーチらしいアプローチだと思いました。ではフォーメーションのほうはどういう形でしたか?

genkiモリタ 今日は引き分けがないルールでしたし攻撃的にいきたかったので、2バックにしました。2-3-5-1って並びにして、相手のコートに押し込んで戦うサッカーをイメージしてプレイしていました。

genkiハシモト 偽サイドバック(※サイドバックが攻撃時にボランチやインサイドMFのように振る舞う戦術。グアルディオラ監督時代のバイエルンで多用されて話題に)をうまく使いたかったんですけど、(通常の4バックだと)枠にはまって機能しにくいので、最初から両サイドバックを上げて2-3-5-1の”3”で使ってしまおうと。それでMFの位置に上げたサイドバックをハーフスペース(※5レーン理論のキモとなる、中央と両サイドのあいだのレーン。この2レーンを有効活用した攻撃の有効性が、現実のサッカーシーンで注目を集めている)に走らせるっていうのがウチらの狙いでした。クロスターマンっていうサイドバックの選手のスピードが90もあるので……大丈夫ですかね。わかります?

――いまのサッカーをよく見ている人にとってはかなり興味深い話だと思いますよ(笑)。ハーフスペースや5レーン理論ってサッカー専門誌でもまだ解説が必要な用語なので、これを『ウイイレ』に転用しているプレイヤーはほとんどいないと思います。最先端の『ウイイレ』という感じがしますね。

genkiモリタ 他の方とは違うことがやりたかったので。

――今後『ウイイレ』がどうなってほしいか、プロとしてやっていきたいことなど、展望があれば教えてください。

ヤナgenki 『ウイイレ2018』のプレイ歴は1ヵ月なんですけどシリーズ自体はたびたび遊ばせてもらってて、触れば必ず楽しいんですよね。『ウイイレ2018』は選手の特性を活かして戦ったり、3対3のCO-OPモードだとリアルのサッカーみたいな展開の試合がすごく楽しめたので、プレイステーション4を買って『ウイイレ2018』やつぎの『ウイイレ』も遊ぼうと思います。

genkiモリタ 『ウイイレ』って現実のサッカーの勉強にもなると思うんですよ。だから仕事のサッカーコーチのほうでも『ウイイレ』を活かした取り組みをやってみたり、もっと『ウイイレ』を広めていきたいと思っています。

genkiハシモト 今回ぼくらがやった(現実のサッカーのトレンドを導入した)プレイはまだまだ技量的に上げられる部分があります。今後大会が開かれて出ることになったら、そこを極めつつ、『ウイイレ』を楽しんでいきたいと思います。