ほのかにゾクゾクくるオカルティックなブース
2018年4月28日、29日に千葉・幕張メッセで開催された“ニコニコ超会議2018”。ドワンゴが運営するゲーム投稿コミュニティサービス“RPGアツマール”の今回のブースは、“怪談”をテーマにした異色の構成だ。
ゲーム体験コーナーでは、同サービスで大人気のホラーゲーム2タイトルの、超会議限定の新章試遊を楽しめ、ステージでは、さまざまなゲストによる、ホラーにまつわるトークイベント・ゲーム実況が行われた。
記者も目の当たりにした摩訶不思議現象!!
そんな中でもとくに異彩を放っていたのが、日本では降霊術の一種として広く知られている占い“コックリさん”を観客どうしで行ってみるというステージイベント“霊障実験・100人コックリさん”。参加希望者には印刷された文字盤が配られ、ステージ上の出演者による簡単な説明の後、2~3人の即席グループごとに一斉に行われた。
「コックリさんコックリさん……」と呼び出しの言葉を唱えること数十秒。参加者が指を乗せた10円玉がスタート地点の鳥居からまったく動かないグループがほとんどの中、ススス…と「はい」に動きだすグループもちらほらと。ステージの周囲は雑然とし、決してコックリさん向きとは言えない環境ながらも、なかなかの“成功率”だった。
局地的に盛り上がった集団コックリさんは、コーナーの時間に合わせて帰ってもらうことで終了。途中で気分が悪くなったり奇声を上げたりする人も現れず、あっけないほど静かな幕切れだった。コックリさんで10円玉が動く理由には諸説あり、その実態は即断できるものではない。しかし、その場に居合わせた見知らぬ人どうしが、ちょっとオカルトな気分で盛り上がれるツールとしての側面がコックリさんにあることは確かなようだ。
ひとつ気になるのは、記者の近くで10円玉をスイスイ動かしていたグループの、ひとりの女性のその後。
驚きの声が上がった時に何があったのか尋ねてみると、「(コックリさんが)終わったら誰についていきますか?」という質問をしたところ、その女性の名前をズバリ名指したとのこと。そのグループの3人のうち、ひとりは初対面の男性で、自己紹介もしていなかったという。本人の女性あるいはの友人女性が、意識的に10円玉を動かしてわざわざ名前を明かすとも考えづらい。となるとあれは一体……?