2018年4月8日、1988年に発売されたハード“メガドライブ”について、セガゲームスが復刻版の日本国内販売を考えているとの報道があった。海外で展開されている“セガ ジェネシス フラッシュバック”(※)を、輸入して販売することを検討しているのだという。
※海外では、メガドライブは“ジェネシス”という名称で発売された。セガ ジェネシス フラッシュバックは、その復刻版。

 これを受け、ファミ通.com編集部からセガゲームスに対し、セガ ジェネシス フラッシュバックの国内販売を検討しているのか、また、国内販売する場合、ハードのデザインは日本用に変更されるのか、収録タイトルのラインアップは変更されるのかといった問い合わせを行ったところ、下記の回答を得た。

「セガジェネシスフラッシュバック」の輸入販売について、現在のところ決定した事実はございません。
弊社の持つハード、ソフトに関連する過去のIPの活用については、お客さまからのお声や市場の状況、採算性等に鑑みながら継続的に様々な可能性を検討しております。

 残念ながら、確定した事実はないとのこと。メガドライブは、セガの名を世界に知らしめた人気ハードだけに、日本でも復活してほしいものだ。

 さて、セガ ジェネシス フラッシュバックについて、もう少し説明しよう。同商品は、レトロゲームのハードなどを手掛けてきたAtGamesが海外にて2017年に発売。『ソニック』シリーズや『ファンタシースター』シリーズなどの85作品が収録されている(メガドライブ用タイトルだけでなく、セガ・マスターシステムやゲームギア用タイトルも含む)。また、メガドライブのカートリッジも利用できる。

 ハードのサイズは、メガドライブよりも小さくなっており、いわば“ミニメガドライブ”。ワイヤレスコントローラ2台が付属している(コントローラはオリジナル版に近いサイズ)。なお、有線のコントローラも接続可能。加えて、720pでの出力に対応。セーブ、中断、ゲームの巻き戻し機能もあり。

 当然のことながら、メニューはすべて英語で書かれており、収録タイトルも英語版。日本で販売されることになったならば、ぜひローカライズは行ってほしいところだが……続報を待とう。