『ゼノギアス』をいま1度感じてもらえる機会になれば……光田康典氏が手掛けるオフィシャルコンサート、そのリハーサル現場に潜入!

『ゼノギアス』生誕20年を記念したオフィシャルコンサートが、2018年4月7日(土)、4月8日(日)に、千葉県の舞浜アンフィシアターにて開催される。そのリハーサル1日目の現場の模様をお届け。

 1998年にスクウェア(現スクウェア・エニックス)より発売され、その重厚な世界観や物語、音楽などで多くのゲームファンを魅了したRPG『ゼノギアス』。そんな本作初のオフィシャルコンサートのリハーサルが、本番を間近に控えた2018年4月5日、舞浜アンフィシアターで行われた。会場には製作総指揮の光田康典氏、演奏を担当するアーネンエルベ・オーケストラ -ゼノギアスコンサートスペシャルバンド&オーケストラ-のバンドメンバーの姿が。筆者が到着したときは、音出しなどの調整を終えたメンバーが、ちょうど楽曲ごとの練習に入るところだった。

1曲1曲を丁寧に確認。スタッフが観客席に散らばって音響をチェックし、音の高低差がいい具合に聞こえるかなど、妥協なしの徹底ぶりが見られた。

 セットリストはネタバレになるので伏せるが、『ゼノギアス』のファンならイントロを聞いただけでプレイの思い出が蘇るであろう名曲が、入念なチェックのもと演奏されていった。1曲演奏しては、気になった部分を納得するまでやり直し、調整していく。真剣ながらもピリピリした雰囲気ではなく、ときおり笑いも出るようないい空気の中でリハーサルが進行。ちなみにこの日のリハーサルではストリングス、金管や木管楽器担当のメンバーがいなかったため、完全な演奏ではなかったものの、一部メンバーの演奏だけでも聴き応えがある出来栄え。すべてのメンバーが揃ったとき、いったいどれほどの完成度になっているのか、筆者もいちファンとしていまから楽しみでならない。

曲によって、印象的なゲームシーンが映像として使われることも。曲を堪能しながら懐かしの映像に浸ることもできる。

19時ごろには、スペシャルゲストとして登場予定のANÚNA(アヌーナ)たちも到着。心地いいコーラスが現場に響き渡った。

 そしてリハーサルの合間に光田康典氏にお話をうかがう機会に恵まれたので、その際のミニインタビューをお届けする。

――本番が間近に迫ったいま、仕上がり具合はいかがでしょうか?

光田 まさにいま譜面を追いながら、がんばっているところです。形になっているものもあれば、まだまだ詰めていきたいなという曲もあります。でも概ね、想像していたサウンドになっているとは思いますね、皆さんうまいので(笑)。最終的には、いい形になるんじゃないかなと感じています。

――明日(※4月6日)のリハーサルで全体の仕上げに?
光田 そうですね、今日同様1曲ずつさらっていくほか、今日いらっしゃらない方々とも合わせて音作りをしていきます。夜には映像を含め、全体のリハーサルを通して、翌日の本番を迎える形になりますね。

――ファンによって好きな曲が異なると思いますが、とくに「この曲は聴いてほしい!」というものはありますか?

光田 いや、それはもう……全部ですね(笑)。皆さんそれぞれに思い入れがあると思いますし。それにJoanne Hogg(ジョアンヌ・ホッグ)やANÚNA(アヌーナ)も、なかなか来日できる人たちではないので、ぜひこの機会にしっかり見て、しっかり聴いて帰っていただきたいなと。つぎがあるかわからないですからね(笑)。ほかに注目していただきたいのは演出です。今回のコンサートは演出面にもいろいろこだわっているんですよ。

――ただのコンサートとは違う、すごい演出が楽しめるのでしょうか?

光田 そうですね。今回は映像も含め、とにかくカッコいいんですよ。照明も、僕が大好きな照明さんにお願いしているので、そうしたものもすべて含めて、ぜひ楽しみにしていてください。とくに最後の演出は……まだ言わないでおきます(笑)。そういうわけで、今回のコンサートを楽しみにしてくださっている方には、気に入っていただけるんじゃないかと思っています。

――では、『ゼノギアス』ファンにとっては夢のような2日間になりそうですね。

光田 そうさせたい(笑)! いろいろな構想があってここまで来ているので、ぜひ楽しんでほしいです。

――最後に、公演を楽しみにしているファンの方にメッセージをお願いします。

光田 『ゼノギアス』という作品は僕にとっても皆さんにとっても、20年という時の流れがあって、相当な思い入れがあると思うんですよ。ゲームしかり、音楽しかり。今回のコンサートのテーマにもなっていますが、“皆さんの記憶を呼び覚ます”ということで、音楽を聞きながら、当時遊んだ『ゼノギアス』という作品をいま1度感じてもらえる機会になればと考えています。ぜひこの公演を、ひとつのエンターテイメントとして楽しんでいただければ。ご期待ください!

オフィシャルパンフレットを手にした光田康典氏。ちなみにパンフレットの中身は本公演のセットリストとライナーノーツはもちろん、『ゼノギアス』製作に関わった主要クリエイター陣のインタビュー、『ゼノギアス』のストーリー振り返りなど、読み応え抜群の内容となっている。

 期待度が右肩上がりの本公演まで、もうあとわずか。今回惜しくもチケットが取れなかった人に朗報が! なんと、機材席解放により当日券が若干数発売されることに。2018年4月6日(金)12時よりWeb予約がスタートした。
・当日券予約ページ
http://www.diskgarage.com/artist/detail/no011734

 また、ニコニコ生放送にて配信される有料生放送(4月8日の夜公演のみ)で千秋楽を楽しめるので、そちらを利用するのも手だ。
・Xenogears 20th Anniversary Concert 千秋楽配信ページ
http://live.nicovideo.jp/watch/lv311856881

 さらに、2018年4月6日(金)の20:30からは、本公演の直前生放送も配信される。出演者に光田康典氏を迎え、コンサートへの思いや見どころを聞くことができるので、ファンはこちらの放送もお楽しみに。
・Xenogears 20th Anniversary Concert 直前放送生放送ページ
http://live.nicovideo.jp/gate/lv311995218