2018年3月29日に、お台場フジテレビ本社にて開催された、『レイトン ミステリー探偵社 カトリーのナゾトキファイル』先行試写会&舞台挨拶の模様をお伝えする。

 レベルファイブの人気アドベンチャーゲーム『レイトン』シリーズ初のテレビアニメ化作品として、2018年4月8日(日)朝8時30分からフジテレビ系列で放送が開始される『レイトン ミステリー探偵社 カトリーのナゾトキファイル』。放送を前に、2018年3月29日にお台場のフジテレビ本社にて、先行試写会と舞台挨拶が開催された。

 『レイトン』シリーズは、全世界1700万本の出荷を達成した大ヒットアドベンチャーゲーム。主人公の考古学教授“エルシャール・レイトン”と、その一番弟子の少年“ルーク”の元に舞い込む不思議な依頼を解決すべく冒険をくり広げる。故・多湖輝氏のベストセラー『頭の体操』シリーズを基礎とした“ナゾ”と呼ばれる問題を解き明かしながら、物語を進めていくのが特徴だ。

 シリーズ初のテレビアニメ作品となる『レイトン ミステリー探偵社 カトリーのナゾトキファイル』では、レイトン教授の娘、カトリーこと“カトリーエイル・レイトン”が主人公となる、『レイトン ミステリージャーニー カトリーエイルと大富豪の陰謀』をベースとした、オリジナルの物語が描かれる。

 舞台挨拶に先んじて、一般のお客さんたちと関係者を招待して第1話“カトリーエイルと不思議な家”の先行試写が行われた。大きく注目を集めたのは、第1話でキーマンとなる、住むと人が消える不思議な家を購入した依頼人“サイモン”役をゲスト声優としてタレントの今井翼さんが演じた点。今回が声優初挑戦となるため、綿密な役作りで収録に臨み、共演者も絶賛するほどの演技を見せていた今井さんは、以前より声だけで行う表現に取り組むことに興味を持っており、ついにその機会を得て初挑戦となる声優の仕事に臨むべく研鑽を重ねていたという。試写会後の舞台挨拶にも登壇予定となっていたが、残念ながら急な体調不良のために欠席することとなり、「今回、舞台挨拶に出られなくなってしまったことは非常に残念で、無事にイベントが進むように祈っています」とのコメントが寄せられた。

 試写ではそのほかにも、歌手の足立佳奈さんにとって初めてのアニメ主題歌となる、『チェンジっ!』とともに流れるオープニング映像で、かわいらしくもエレガントなカトリーの映像や、旧主人公・レイトン教授とその一番弟子らしき“青い服姿の青年のシルエット”も垣間見えた。これは、『レイトン』ファンにはたまらなく気になるところだろう。
 
 また、今回の先行試写では、花澤さんが歌うエンディング曲『大丈夫』も、エンディングの映像とともに初公開された。槇原敬之さんが作詞・作曲を担当し、こちらも非常に軽快で魅力的な楽曲に仕上がっていたうえ、エンディングの映像には、もしや重要人物たちの若いころの姿? と思えるような気になるビジュアルが流れる内容に。こちらもファンは要チェック!

花澤さんも絶賛! 声優初挑戦となる今井さんの演技

 試写会が終わり、いよいよ舞台挨拶が開幕。会場となったフジテレビ1Fのホールに、なんと『レイトン ミステリー探偵社』仕様にラッピングされた、真っ赤な2階建てのロンドンバスが乗りつけ、中からカトリー役の声優、花澤香菜さんと、主題歌『チェンジっ!』を歌う歌手の足立佳奈さん、そしてレベルファイブ代表取締役社長/CEOの日野晃博氏が登場。レッドカーペットを歩いて、作中に登場する“レイトン探偵社”を模したステージに登壇した。

左から、『レイトン』シリーズの生みの親、レベルファイブ代表取締役社長/CEOの日野晃博氏。カトリーエイル・レイトン役の声優、花澤香菜さん。主題歌『チェンジっ!』を歌う歌手の足立佳奈さん。
司会進行を務める、フジテレビの宮司愛海アナウンサー

 司会を務めるフジテレビの宮司愛海アナウンサーから、完成したアニメについての感想を尋ねられると、花澤さんは、自身が演じるカトリーについて、かわいいのに、物語で“ナゾトキ”を進める中で、ナゾ以外に依頼人の抱える人間関係の悩みなどまで、ちゃんとまとめて解決してしまうところが魅力的だと語った。加えて、声優初挑戦となる今井翼さんの演技についても、「今井さんが収録前にアフレコ現場を見学しに来ていて、そのときも、とても楽しそうに収録を聞いていらっしゃったのが伝わってきて、楽しんで臨まれているのだろうと感じてうれしかった。そういう今井さんのお気持ちも、声に乗っているからこそ、すばらしい演技になったのでは」と絶賛。

 今井さんの演技については日野氏も、「これまでたくさんのアニメ作品を手掛けてくる中で、“声優初挑戦”という方の収録にも多く立ち会ってきたが、今井さんの演技はトップクラスにすばらしく、作品の世界に完全に溶け込む完璧なものだった」と語った。また、今回のアニメ『レイトン ミステリー探偵社』自体の出来も、非常に高いクオリティーで仕上がっていて手応えを感じているという。なんでも、日野氏も日々の仕事がつらいときに本作を見ると、カトリーの元気さに癒されているほどなのだとか!?
 
 このカトリーの元気さには、主題歌を歌う足立さんも「とくにオープニングがかわいすぎる」とその魅力を熱く語った。

ナゾ001 苦労とよろこびのナゾ

 ここで、突如“レイトン探偵社”風のステージに設けられた扉をノックする音が。

 宮司アナウンサーが扉を開けると、見知らぬ少女がステージに登場。なんと、探偵社へナゾトキを依頼する依頼人だった。少女は「将来声優さんや歌手、ゲームクリエイターなどの人気を集める仕事がしたいけれど、たいへんなことも多いのではないかと思うので、たいへんさとうれしいことを教えてほしい」という“ナゾ(?)風の質問”を投げかけた。

 かわいい依頼人の頼みに、花澤さんは悩みつつも、過去に方言で話すキャラクターの役を、同時に3つ担当していて、広島と大阪、岐阜の方言を使い分けなくてはならなかった時期があった苦労を語った。あるタイミングで3日連続で各キャラクターの収録あり、そのときばかりは「ムリだーっ!」と思ったというエピソードを振り返る。だが、こうした声で多彩なキャラクター演じる困難さもあるが、日野氏のようにカトリーを見て「癒された」といった感想を聞けるのが、声優としてのよろこびです、と語った。

 歌手としてデビューし、上京して間もない足立さんも、芸能界は怖いところなのではないかと想像していたが、仕事で関わる人々と出会って「歌で元気になったよ」と聞けるのが本当にうれしいと話した。

 日野氏も同じく、アニメやゲームなどクリエイティブの業界での仕事はつらいことも多いが、夢のある瞬間は、まさにファンの「よかった」という感想を聞けると、その苦労も吹っ飛ぶそうだ。また、自分は芸能人ではないので、こうして有名な人と会えるのも特典かもしれないと、クリエイティブな仕事に携わる魅力を伝えると、依頼人の少女も納得した様子で、探偵社を後にした。

ナゾが解明されたと判定され、舞台上のスクリーンにカトリーの“ナゾ解明!”シーンが映し出されると、花澤さんも大きく響く自分の声に驚く場面も。

ナゾ002 6話で声優に初挑戦する宮司アナのナゾ

 突然の依頼人の訪問に続き、今度はなんと司会を務めるフジテレビの宮司アナウンサーから「わたしも解いてほしいナゾが……」と3人に難題を投げかけた。じつは宮司アナは、アニメの第6話で登場する重要人物、イギリスの女子大生“ウーラ・ブレイムス”役として出演が決定。声優に初挑戦することになったという。日野氏曰く、6話の主役とも言える大切な役なのだという。「初めての挑戦で、声優という仕事はまさに“ナゾ”のように奥深いので、ぜひ花澤さんに声優としての心構えを教えてほしいんです」との宮司アナからの質問に答えるのは、もちろんカトリーを演じる花澤さん。

 「自分ひとりで演じるのではなくて、キャラクターと二人三脚で、どんな心境なのか、どんな感情なのかを感じながら演じていくんです」と声優を演じる際の心構えを、まるでカトリーがナゾトキをするかのように華麗にレクチャー。
 演じるウーラがカトリーの助手の青年“ノア”に告白するシーンがある、と聞いた花澤さんは、その場で実演も披露した。

告白する際の心境に合わせて、ガラリと印象の異なる2つのパターンを即座に演じて見せると、会場からは拍手が巻き起こった。

 思わぬ実演に感動してしまったという宮司アナ。足立さんにも、明るい歌声のように、聞く人に気持ちを感じてもらえるような声は、どのように出しているのかと質問。足立さんは、明るい声を出すためには、明るい気持ちになるのが大事と答え、そのために、大好きな“白米”を食べるようにしているのだという。ライブの前には白米を三杯、大きなライブの際は、なんと白米を五杯も食べるという独自の歌唱術(?)を明かした。さらにもうひとつ、足立さんが聞くと元気になれて好きな“オヤジギャグ”を言うようにしているのだとか! 

 なかなか真似のできない方法だが、宮司アナも“好きなことをする”というキーワードに感心した様子。収録はこれから行われるとのことだが、声優に初めて挑むための方法について、見事に“ナゾ解明!”されたようだ。

ちなみに、足立さんがとくにお気に入りのオヤジギャグは「朝食を食べられなくて、超ショック!」とのこと!