Amazonは、ゲーム開発者を対象としたクロスプラットフォームの対戦ゲーム用サービス“Amazon GameOn”を発表した。

クロスプラットフォームの対戦ゲームの開発とプレイを可能にする新サービス“Amazon GameOn”が発表_01

 Amazon GameOnは、Amazon のクラウドサービスであるアマゾン ウェブ サービス(AWS)上に構築されており、モバイル、PC、コンソール用ゲームに対戦モードを組み込むことのできるAPIが用意されている。

 また、スコアボード、リーグ戦、複数ラウンドによる対戦をサポートしており、そのほかにもローカルや地域ごとの対戦など、カスタムイベントの作成にも対応可能とのこと。開発者は、プレイヤーやストリーム配信者がみずから対戦を作成して参加者を招待する機能をゲームに組み込むこともできるそうだ。

 すでに、nWayの『Saban’s Power Rangers: Legacy Wars』にAmazon GameOnによる対戦モードが組み込まれており、またレーシングゲーム『Gear.Club』内で実施する対戦モードの規模を拡大するためにAmazon GameOnが使用されているそうだ。

 なお、ゲーム開発者は2018年5月1日までGameOn APIを無償で使用可能。それ以降については、最初の6ヵ月間は無料で利用でき、さらにそれ以降は1プレイあたり0.003米ドルが課金される仕組みとなる。

※Amazon GameOn、Amazonのパートナー、料金設定についてはこちら(英語)
https://developer.amazon.com/ja/gameon

以下は、メーカーリリースを引用して掲載

クロスプラットフォームの対戦ゲームの開発とプレイを可能にするクラウドベースの新しいサービス“Amazon GameOn”を提供

柔軟なAPIを活用し、ゲームへの対戦モードの追加が簡単に
Amazon GameOnは友人や家族の間での対戦プレイなど、対戦モードによる楽しさを数多くのゲームプレイヤーに提供

  Amazonは本日、ゲーム開発者を対象としたクロスプラットフォームの対戦ゲーム用サービスである”Amazon GameOn”を発表しました。Amazon GameOnにはモバイル、PC、コンソール用ゲームに対戦モードを組み込むことのできる柔軟なAPIが用意されています。また、AWSのクラウドインフラ上に構築され、また、あらゆるオペレーティングシステム(OS)に対応していることから、ゲーム開発者が迅速にゲームの規模を拡大し、本来の目的である優れたゲームの開発に、より多くの時間を使うことができるようサポートいたします。

 対戦型ゲームやeスポーツは世界中で急速に普及しています。Amazon GameOnはゲーム開発者向けに、より多くのプレイヤーが参加してゲーム内での勝利を競い、そしてAmazonサイト内にある実際のアイテムを賞品として獲得できるようになる※使いやすいツールを提供します。また、このサービスはゲーム開発者向けに、プレイヤーによるゲームへのエンゲージメントをさらに高める手段を提供します。Amazon GameOnは現在、スコアボード、リーグ戦、複数ラウンドによる対戦をサポートし、またローカルや地域ごとの対戦など、カスタムイベントの作成にも対応できる柔軟性も備えています。さらにゲーム開発者は、プレイヤーやストリーム配信者が自ら対戦を作成して参加者を招待する機能をゲームに組み込むことで、プレイヤーがフレンドとつながり、ゲーム上でのネットワークを広げることができます。
※このサービスの提供開始時点では、Amazonからの実際のアイテムを賞品として提供する機能は米国内のみです。日本でのこの機能の提供開始時期は未定です。

 Amazon GameOnは現在、nWay社、Game Insight社、Eden Games社、Umbrella Games社、Nazara社、Mindstorm社、Mokuni社、Avix社、GameCloud Studios社により、さまざまなジャンルのカジュアルゲームやコアゲームで使用されています。これらのゲームのプレイヤーは、スコアボードやリーグ戦で、GameOnが実現する優れたメリットをすでに体験しています。**
無料のモバイルマルチプレイヤーゲームを開発するnWay社は、『Saban’s Power Rangers: Legacy Wars』へのAmazon GameOnによる対戦モードを組み込みました。また、『V-Rally』や『Test Drive Unlimited』など、世界で最も大きな成功を収めているレーシングゲームを開発したEden Games社は、『Gear.Club』内で実施する対戦モードの規模を拡大するためにAmazon GameOnを使用しています。※※

※※一部のアプリゲームは日本ではご利用できない場合があります。

 Amazon GameOnは、ゲームプレイヤーから大きな期待が寄せられている『Vector Unit』と『Lima Sky』の続編向けに対戦モードを提供します。またCanvas Games、Superpower、PlaySide Studios、Asmodee Digitalが近く提供予定のゲームでもAmazon GameOnの技術を活用し、対戦モードをそれぞれのファンに提供する予定です。ゲーム開発者は2018年5月1日までGameOn APIを無償で使用できます。それ以降は最初の6か月間は無料、さらにそれ以降は1プレイあたり0.003米ドルが課金されます。Amazon GameOn、Amazonのパートナー、料金設定についてはhttps://developer.amazon.com/ja/gameon(英語版)をご覧ください。

 Amazon Competitive Gamingのディレクターであるマリア・クープマンズ(Marja Koopmans)は次のように述べています。
「ゲーム開発者からは、プレイヤーのエンゲージメントと継続性を高めるための手段をいつも問われていました。Amazon GameOnは対戦型ゲームの実現を通じてコミュニティを育成するためのシンプルでありながら強力な手段を開発者に提供します。」

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