2003年11月にCS・フジテレビONEで放送スタートした『ゲームセンターCX』。有野課長(よゐこ)がナビゲーターを務め、レトロゲームのエンディングを目指して挑戦するという、ゲームファンにはすっかりおなじみとなった番組だが、本日2018年3月9日、放送開始15周年を記念した記者会見が開催され、有野課長らが登壇した。
まず番組15周年の感想を聞かれた有野課長は、「15年も続くとは全然思っていなかったですね。10年も続けば十分で、(10周年記念で)武道館イベントをやったので、自分の中ではいつ終わってもいいやと思いながらやってきました」とコメント。そして、「フジテレビでいちばん人気のある番組だと思うんです。炎上もしないし(笑)」と笑い、同番組のプロデューサーで、記者会見の司会を務めた菅剛史氏を「僕はノーコメントです」と慌てさせた。
続いて、さっそく“5大発表”へ!
(1)ゲームセンターCX博物館 全国展開!
有野課長曰く「中学生の文化祭」という、番組15年の歴史を詰め込んだ展示型イベント。収録風景の写真などの展示や、ADの視点で楽しめるVR体験などが楽しめるほか、番組オリジナルメニューが多恩師めるコラボカフェ“ゲームセンターCX興業宣言 アベ食堂”も併設される(東京・名古屋のみ)。物販もあり。
<開催概要>
・3月10日~4月10日:東京・HMV&BOOKS SHIBUYA内“hmv museum”
・4月中旬:名古屋・HMV栄
・5月:仙台・HMV仙台 E BeanS
・6月:福岡・ HMV&BOOKS HAKATA
(2)番組初!ベスト盤ブルーレイを8月2日、2枚同時発売
「レトロゲームは画質が粗いのに」という有野課長に、「ドットがより鮮明になります(笑)」と菅プロデューサー。今回の緑・赤盤に続き、つぎは金・銀盤になるとか……。
15年間の放送から厳選した“有野の挑戦”を収録したベスト盤『ゲームセンターCX ベストセレクション Blu-ray 赤盤(仮題)』と、『~ 緑盤(仮題)』を、2枚同時発売。各4800円[税抜]。発売元:スタイルジャム、販売元:ハピネット
(3)番組公式本『CONTINUE SPECIAL ゲームセンターCX』、6月15日発売
『CONTINUE』(太田出版)の復刊に伴い、まるごと1冊特集した別冊(→こちら)の発売が決定。
(4)“S.H.Figuarts ゲームセンターCX 有野課長”発売!
バンダイの“S.H.Figuarts”シリーズに有野課長が登場! しかも付属品違いで、“イカVer.”と“いけそう缶Ver.”の2バージョンを発売。もちろん、キチンと採寸したうえで製作された逸品だが、試作品を手にした有野課長は「『スター・ウォーズ』のフィギュアとかと並ぶわけでしょ。こんな恥ずかしいことがありますか?(笑)」とひと言。
・有野課長のイカver.……東京ゲームショウ2018の番組ブースにて最速発売(→こちら)。
・いけそう缶Ver.……プレミアムバンダイ内の魂ウェブ商店で、本日3月9日正午より受注開始。12月発送予定。(→こちら)
(5)幕張メッセ 生挑戦イベント開催!
5大発表の最後を飾ったのは、2018年10月28日に千葉・幕張メッセで開催される“ゲームセンターCX 15th感謝祭 有野の生挑戦 リベンジ七番勝負”の一報。2013年には武道館で10周年イベントを開催したが、今回は幕張メッセの4~6ホール。収容人数が前回の約1.5倍にもなる10000人ということで、「僕がやりたいとは言っていないんですよ」と有野課長も会場が埋まるのか心配顔。ちなみに、武道館イベントで「つぎはさいたまスーパーアリーナ(収容人数は約25000人)で」と有野課長が発言したので、日程を問い合わせたところ、1日だけ空いていたそうだが、残念ながら別のイベントの開催が決まってしまったとのこと。しかし、その連絡を受けた菅プロデューサー以下、スタッフ一同はホッとしたのだとか。
チケットの先行発売は5月から。挑戦するソフトは、番組内で順次発表されるとのことだ。詳細は、公式サイトまで。
有野課長は生挑戦について、「リベンジとあるので、過去にクリアーできなかったゲームだと思うんですよね。ひとつ覚えているのは『メルヘンメイズ』というソフトで、おもしろかったんですが、時間がなくて終わったので、それはやりたいですね。あとは覚えていません。収録が終わると、つぎの日には忘れているので(笑)」。
また、先日終了が発表された長寿番組『めちゃ×2イケてるッ!』について、「僕の中でいちばん長かったのが『めちゃイケ』の22年なんです。そこに追いつこうとしているのが『ゲームセンターCX』の15年。あと7年続けば、僕の中での記録を抜くことになるんですけど、ただ連載でいうとアイドル雑誌『BOMB』の連載が18年やっているので(笑)」という一方、『ゲームセンターCX』については、「世界で通用する僕の代表作を作ってもらったというか、アメリカやフランスでも人気があることを確認させてもらったり、人気者にしてもらった番組ですかね。こんなこと、スタッフの前で言ったことがない。恥ずかしい(笑)」とコメントした。
「15年番組を続けて変わったことは?」という質問に、「天才的なひらめきと平均以下のテクニックが、番組でさらに洗練されてきた。そこが、ほかのユーチューバーには負けないところです!(笑)」と有野課長。いやいや、番組を見たことがある人なら、課長のテクニックと粘り強さ、そして“奇跡”を起こす何かを持っていることを知っているはずですよ! いまから、生挑戦イベントが楽しみです(ラインアップ含めて)。
↓ 10周年イベントはこんな感じでした。