『ドラゴンクエストX』と『人狼TLPT』が夢のコラボ! 衝撃の舞台、初日の模様をリポート

2018年3月7日から3月11日まで、東京・北千住にあるTHEATRE1010で行われている、『ドラゴンクエストX』と『人狼TLPT』のコラボ舞台、『人狼TLPT ×(クロス) ドラゴンクエストX 勇者姫と薔薇の盟友』。その初日舞台を観た記者のリポートを、『人狼TLPT』の解説とともにお届け!

ゲームや推理が好きなら絶対楽しい! それが『人狼TLPT』

 2018年3月7日から3月11日まで、東京・北千住にあるTHEATRE1010で行われている舞台、『人狼TLPT ×(クロス) ドラゴンクエストX 勇者姫と薔薇の盟友』。その名の通り、これは人気のオンラインゲーム『ドラゴンクエストX オンライン』(以下、『DQX』)と、観客参加型のライブエンターテインメント『人狼 ザ・ライブプレイングシアター』(以下、『人狼TLPT』)が融合したコラボ作品だ。ファミ通.comで定期的に情報を配信している『DQX』の説明は不要と思われるが……コラボすることになった『人狼』を知らないと、以降の記事の内容やその魅力がいまひとつ伝わらなくなるかもしれないので、まずは簡単に『人狼』、そして『人狼TLPT』というゲームをざっくり解説する。

『DQX』のキャラクターを“ロールプレイ”するメインキャストたちが、その役になりきって舞台で人狼を捜す! これが今回のコラボの超簡単な説明!!

 そもそも『人狼』というのはテーブルゲームとして生まれたもので、村人にまぎれ込んだ人狼を推理によって当てる遊び。ルールにもよるが、基本的にプレイヤーはふたつの陣営に分けられ、人狼とその協力者である狂人はウソをつきながら村人を欺こうとする。村人による人狼容疑者の排除と、人狼による村人の殺害を交互に行いながら、村人が人狼をすべて排除する(村人たちの勝利)か、人狼が村人より多くなる(人狼たちの勝利)ことで勝敗を決めるのだ。なお、村人側にも何人かの能力者がおり、彼らのチカラは人狼を見つける際に大いに役立つ(その反面、狙われやすいが)。自身がどんな立場になってゲームを進めることになるのかはランダムで決まるため、立場に応じた立ち回りや、相手の思考を読むチカラ、さらに推理力や論理的な思考力がゲームの勝敗を分けることになる。

 『人狼TLPT』は、劇場でそんな『人狼』を観客たちに見せる(魅せる)舞台。参加する13人のメインキャストたちは、ガチで(ときには涙までも見せながら)自分の担当する立場を演じることになる。『人狼』というゲームの特性上、オープニングが終わって人狼捜しが始まったら、そこからはすべて出演者たちの推理やアドリブで舞台は進行していく。ゆえに、毎回その筋書きやどちらの陣営が勝つかという結果が変わるため、何回観ても毎回違う“たった一度の物語”を楽しめるというのが、大きな特徴だ。さらに、舞台を観ながら客席で人狼を予測するゲームなども楽しませてくれるので、推理が好きなら「演劇はそこまで好きじゃないかも?」という人でも十分に楽しめるのは、ほかの演劇とは大きく異なるポイント。本気で推理を楽しみたい人ならノートとペンを持参し、気になる発言や行動をメモしながら観るというのも、『人狼TLPT』のひとつの楽しみかたとしてアリなのだ。

会話を通じて、人狼と思わしき人物を探る。ちょっとしたひと言も人狼を捜すヒントになる場合も。メインキャストたちが怪しい人物を多数決で決め、村から追放していくのだ。

『DQX』との相性はバツグンのコラボ!!

 そんな『人狼TLPT』と『DQX』がコラボしたのが、『人狼TLPT ×(クロス) ドラゴンクエストX 勇者姫と薔薇の盟友』だ。13人のメインキャストは全員が“薔薇の盟友”というチームに属した冒険者という設定で、彼らが『DQX 眠れる勇者と導きの盟友 オンライン』に登場した“悠久の回廊”に挑む冒険が描かれる。アンルシアを追って悠久の回廊に入ると、その試練のひとつとして人狼をしなければならなくなる……という流れだ。細かな内容に関してはあえて触れていないが、『DQ』シリーズの生みの親である堀井雄二氏や『DQX』開発チームがしっかりと関わったシナリオは、ぜひ皆さんの目でチェックしてほしい。冒険者たちが人狼をすることになるのに、『DQ』の世界としてまったく違和感を覚えない設定の妙は、さすが堀井氏といったところだ。

 もちろん、本公演のコダワリはそれだけに留まらない。冒険者たちが着ている衣装は『DQX』の世界で見たことのあるもの(職業装備が中心)ばかりだし、その衣装はキャストが舞台から客席に降りて近くで見たときでも、まったく違和感がないほどのクオリティー。また、メインキャストが、『DQX』の“しぐさ”と同じ動きを頻繁にするため、『DQX』プレイヤーならニヤリとすること請け合いだ。さらに、舞台の背景に映った『DQX』の映像とキャストのアクションがリンクする殺陣など、見どころもたくさんある。しかも、これらは本公演で人狼ゲームに達するまでのプロローグとして機能しているに過ぎないのだから、なんとも贅沢な作り。もちろん、舞台のエンディングにも関わってくるのだが、これもネタバレを防ぐため、ここでは触れずに先に進む。

『DQX』で見られるバトル中のアクションなども、殺陣にしっかり盛り込まれている。

“薔薇の盟友”たちの中に3人の人狼が混じってしまった。その人狼を見つけるために、彼らは3つの特殊なチカラを授かることに!

 そもそも人狼の設定と相性がよく、『DQX』か『人狼』のファンであればすんなりと楽しめるコラボ舞台だが、この公演を観ると特典アイテムコードが付いてくることも『DQX』プレイヤーにはうれしいところ。“人狼勇者ポーチ”と“しぐさ書・狼まわし”のふたつが手に入るので、これらをアストルティアで見かけたら、その冒険者と『人狼TLPT』談義に花を咲かせてみてはいかがだろうか。

 ちなみに、「興味はあるけれど、『人狼TLPT』(『人狼』)のことをよく知らないから、ちょっと不安」という人は、まずニコニコ生放送で『人狼TLPT ×(クロス) ドラゴンクエストX 勇者姫と薔薇の盟友』スペシャルステージの動画を観て予習しておくのもいい。今回の公演と同じ舞台で、『人狼TLPT』出演者のほかに、堀井雄二氏や『DQX』開発陣、そして『DQX』にまつわるゲストが『人狼』を行う特別版を、一部無料で視聴することができる。ただし、勘のいい方はすぐに察したかもしれないが、無料パートは実際の『人狼』が舞台上で始まるまで。先が気になった人はネットチケット(1500円[税込])を購入して続きを見よう。

 また、本公演自体も、いくつかのステージはニコニコ生放送で同じように生配信が行われている。途中まで無料で観劇できる仕組みは『人狼TLPT ×(クロス) ドラゴンクエストX 勇者姫と薔薇の盟友』スペシャルステージと同じだが、ネットチケットを買ってニコニコ生放送で見た場合も、通常の観劇と同じように『DQX』内で使える“人狼勇者ポーチ”と“しぐさ書・狼まわし”のアイテムコードは付いてくるのはうれしい。スケジュールが合わずに劇場へ行けなかった人は、こちらでチケットを購入して、最後まで『人狼TLPT ×(クロス) ドラゴンクエストX 勇者姫と薔薇の盟友』を観劇することを強くオススメするぞ!

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写真:Takanori Tsukiji