2018年2月24日、東京・科学技術館サイエンスホールにて、声優の今井麻美さんがパーソナリティーを務めるWeb番組『今井麻美のニコニコSSG』（ニコニコ生放送にて隔週火曜日に配信中）初の単独イベント“『今井麻美のニコニコSSG』バレンタインファン感謝祭”が開催された。本記事では、昼夜2回公演で行われたイベントの模様をリポートする。
濃密すぎるバレンタインイベント
今井さんによる影ナレーションで、注意事項などの説明が終わると、いよいよイベントがスタート。バレンタインをイメージした赤の衣装に身を包んだ今井さんを、大きな歓声が迎えた。
そして、さっそく最初のコーナー“生SSGアンテナ”へ。同コーナーは、アニメ・ゲーム業界以外で働いている“視聴者”を招いて、その職業について今井さんが根掘り葉掘り聞いていくというもの。なお、こちらの内容は一切口外禁止。詳細なリポートできないのだが、ふだんあまり耳にできない貴重なトークの連続に、今井さんだけでなく、観客も興味深そうに聞き入っていた。
続いて、“ニコニコ イントロドン！”を実施。100曲以上ある今井さんの歌った楽曲を使って、今井さんと来場者がイントロクイズで対決するコーナーだ。ただし、回答するためには、お題（ミニゲーム）をクリアーしなくてはならず、知識だけではなく、体力や運も必要となる。なお、今井さんに勝利することができた人には、直筆サイン＆メッセージ入りのチョコがプレゼントされる。
抽選で選ばれた3人がステージに上がることになったのだが、なんと、直前の“生SSGアンテナ”に参加した来場者が連続で当選するという、まさかの展開に会場は大いに沸いた。（※イントロクイズの参加者は、生SSGアンテナに参加したAさん、男性のBさん、女性のCさんと記載しております）
1問目のお題は“万歩計カウント30回”。万歩計を手で振って、カウントが30を超えたら解答できるというもの。問題のイントロを聞いた瞬間、誰よりも早く万歩計を振り始めた今井さんは、無事に解答権を獲得したが、「なんだっけ？」と万歩計を振っているあいだに曲名を忘れてしまった様子。最終的には曲名を解答するのではなく、正解の曲を歌い出すという力技で特別に正解となった。
用意されたブロックを組み立て、立方体を作る“ブロックパズル”が、お題となった2問目。簡単そうに見えて意外と複雑なパズルに苦戦しつつも、いちばんに完成させたBさんが、『散花の祈り』と解答し、ポイントをゲット。
3問目のお題は紙コップタワーを3段作ること。明るいイントロが印象的な『朝焼けのスターマイン』が流れると、全員が一斉に動き出したが、僅差でAさんが解答権を勝ち取り、見事に正解。ここでは、今井さんが“さまざまな表現（歌いかた）ができる楽曲”だという同曲について、「つぎに歌う機会があるときには、CDの歌いかたに戻ってみたい」と想いを語るひと幕も。
4問目は、参加者3人全員が悩むほどの難問。そんな中、今井さんは、お題であるTシャツたたみ（2枚）をいち早く終え、今度こそ曲名（『海と空と君と』）をバッチリ解答し、リードを奪った。ちなみに、4問目を終えた時点でのポイントは以下の通り。
今井さん：2ポイント
Aさん：1ポイント
Bさん：1ポイント
Cさん：0ポイント
つぎが最終問題ということで、このままではCさんが正解したとしても勝利できないため、5問目の正解者には3ポイントというお約束の展開に！ そんなこんなで迎えた5問目のお題は、チェーンに付けられた南京錠を3つ開ける“南京錠はずし”。最初にBさんが解答権を得るも、曲名が出てこず不正解。その後、Cさんが正解である『ほんの少しの幸せ』と答え、逆転優勝となった。Cさんは「（ポイントをオマケしてもらったことに対して）ズルくて、すみません」と優勝した心境を語った。
ここで“ニコニコ イントロドン！”は終了と思いきや、Aさんが生SSGアンテナでチョコをもらっていたため、イントロクイズの参加者では、Bさんだけがチョコをもらっていないことが発覚！ その結果、特別にチョコをプレゼントしてもらえることになったBさんは、「（特別にチョコをもらったことに対して）、ズルくて、すみません」とコメント。さらに、Aさんも感想を求められ「（2回連続でコーナーに参加したことに対して）ズルくて、すみません」と見事な3段オチで、コーナーを締めくくった。（※番組スタッフ注：なお、イントロクイズへの参加は厳正なる抽選の結果なので、まったくズルではない点をお伝えしておきたい）
最後のコーナーは、ファミ通編集部の謎の司令官がオススメするゲームを、今井さんが実際にプレイして紹介する“ファミ選！”の出張版。昼の部では、ユービーアイソフトより発売中のトライアルバイクゲーム『トライアルズ フュージョン』（PS4版）で来場者と対戦。今井さんは、事前に練習を行ったそうだが、「ぜんぜんうまくならなかった」と不安を口にしていた。
そして、始まった対戦では、参加者のひとりがさまざまな車体の中からバイクではなく、馬（※正確にはユニコーン）を選択したことに注目が集まる。場違いな見た目の馬が、華麗に障害物を突破していく奇妙過ぎる光景に、客席からは歓声と笑い声が上がった。しかも、そのプレイヤーが優勝したことで盛り上がりは最高潮に！ その後、会場全員で記念撮影を行ったところで、昼の部は終了となった。
“ボンバー麻美”がリベンジを果たす！
夜の部も“生SSGアンテナ”からスタート。夜の部では、似ている業界や同じ業界に務めるふたりが同時にステージに登壇するという、コーナー史上初めての試みも行われ、昼の部に負けないほどの大盛り上がりとなった。
“ニコニコ イントロドン！”では、あずき移し（皿に入ったあずきを隣りの皿に箸で10粒すべて移す）と、ジョーカー探し（トランプの束からジョーカー2枚を探し出す）の2問連続で解答権を得ることができなかった今井さん。そして、最終問題となる3問目のお題はネクタイ結び。今井さんは、「コスプレをするときにネクタイを結ぶから」と自信満々だったが、こちらでもほかの参加者に先を越されてしまい、1問も正解できずという結果に終わった。
そして、夜の部の“ファミ選！ ～出張版～”は、Nintendo Switch用ソフト『スーパーボンバーマン R』をプレイ。今井さんにとって『ボンバーマン』は、2016年6月26日に東京・ベルサール秋葉原にて行われた“ファミ通フェス2016”でもプレイした思い出のタイトル。そのときは、うまくプレイできず、今回はリベンジに燃えているとのこと。
※ミンゴスがボンバーマンでファンと対決！ ファミ通フェス2016『今井麻美のニコニコSSG』ステージ前編
※ミンゴスがボンバーマンでファンと対決！ ファミ通フェス2016『今井麻美のニコニコSSG』ステージ後編
対戦のひと組目には、その“ファミ通フェス2016”でも今井さんと戦ったという因縁（？）の参加者の姿も！ 今井さんは1戦目から、前回とは見違えるほど見事なプレイを披露。しかし、1戦目は全滅で再試合となった。2戦目も、鮮やかな回避で後半まで生き残った今井さんだったが、またしても全滅でドローという結果に。3戦目は、今井さんが序盤に倒されてしまい、そのまま因縁の参加者が勝利を手にした。
続くふた組目は、今井さん以外の全員が『ポンバーマン』をひさしぶりにプレイするとのこと。それを聞いた今井さんは開幕から積極的に攻めていき、勝利を勝ち取り、見事に前回のリベンジを果たした。3組目は、今回のイベントのために一生懸命練習をしてきたという9歳の男の子が今井さんの代わりプレイ。男の子は練習の成果を発揮して、最後のふたりまで残ったものの、惜しくも倒されてしまった。
“ファミ選”が終了した後には、昼の部と同様に会場全員で記念撮影。なお、こちらの写真は、チャンネル会員向けのブロマガで公開中。そして、最後に「（次回は）“生SSGアンテナ”と“ファミ選！”を別々にやりましょう！」と、今井さんから提案が飛び出したところで、『今井麻美のニコニコSSG』初の単独イベントは幕を閉じた。
なお、当日会場で販売していたグッズの一部が通販サイト“エビテン（ebten）” で予約販売を実施中。ぜひ、こちらもチェックしてみてほしい。
