2018年3月3日、発売が約2週間後に迫るプレイステーション Vita、Nintendo Switch、プレイステーション4、Steam用ソフト『進撃の巨人2』のクローズド体験会が、コーエーテクモゲームスにて開かれた。事前の募集で当選した一般のファンが招かれた本イベントの様子をリポートする。

ひと足先の巨人討伐任務、いよいよスタート!

 人類を捕食する謎の生物“巨人”と、巨人に立ち向かう人々のドラマや激闘を描く人気コミック『進撃の巨人』。『進撃の巨人2』は、そのテレビアニメ版をモチーフにしたアクションゲームの最新作だ。テレビアニメSeason 2までの物語を、ゲームオリジナル主人公の視点で追体験できる“ストーリーモード”や、数々のオリジナル任務に挑む“アナザーモード”などを収録し、『進撃の巨人』の世界観を存分に堪能できるのが魅力となっている。

 その最新作が発売前にプレイできるとあり、体験会には応募が殺到。その中から選ばれた幸運なプレイヤーが詰めかけた。会場では、ステージにゲーム画面を大写しにした巨大スクリーンが設置され、各テーブルにはプレイステーション4やNintendo Switchが並ぶ。参加者たちはそこで本作の試遊をする形に。

『進撃の巨人2』クローズド体験会に調査兵団(プレイヤー)が集結! 体験会の模様をリポート_01

 会場の右手には本作の『GAMECITY & Amazon.co.jp 限定セット』に同梱されている豪華アイテムや調査兵団のジャケットなどが展示されており、参加者は試遊が始まるまでのあいだ、思い思いに眺めたり、撮影を満喫していた。

『進撃の巨人2』クローズド体験会に調査兵団(プレイヤー)が集結! 体験会の模様をリポート_02
『進撃の巨人2』クローズド体験会に調査兵団(プレイヤー)が集結! 体験会の模様をリポート_03
『進撃の巨人2』クローズド体験会に調査兵団(プレイヤー)が集結! 体験会の模様をリポート_04
『進撃の巨人2』クローズド体験会に調査兵団(プレイヤー)が集結! 体験会の模様をリポート_05

 開始時間になると本作のプロデューサーである鯉沼久史氏が登壇し、にこやかに挨拶。さっそく、本作の目玉のひとつでもある“日常パート”を、動画を見せながら説明していった。兵舎内を動き回ったり、ミカサの私服姿の披露、そしてリヴァイを連れて戦闘に赴くといったさまざまなアクションを見せ、参加者たちの期待感を高めていく。ひと通りの説明を終えたところで、参加者はいよいよ本作のメイン要素であるストーリーモードを体験することに。

『進撃の巨人2』クローズド体験会に調査兵団(プレイヤー)が集結! 体験会の模様をリポート_06
『進撃の巨人2』クローズド体験会に調査兵団(プレイヤー)が集結! 体験会の模様をリポート_07
『進撃の巨人2』クローズド体験会に調査兵団(プレイヤー)が集結! 体験会の模様をリポート_08
『進撃の巨人2』クローズド体験会に調査兵団(プレイヤー)が集結! 体験会の模様をリポート_09
私服姿のミカサの紹介や戦闘中の動画を公開。巨人に捕まった主人公を、リヴァイ兵長が助けて抱き抱えるシーンも。

 筆者は以前、プレイステーション4版を体験済みなので、今回はNintendo Switch版を試遊してみることに。基本的なボタン配置はプレイステーション4版と同じで、操作に違和感を覚えることなくスムーズにプレイできた。携帯モードでプレイすると、大画面のテレビとは画面サイズが全然違うこともあって、多少違った感覚でのプレイにはなる。とはいえ、アクションの爽快感はなんら遜色なく、何より、場所を選ばずに遊べるのは大きな利点だ。また、キャラクターの動きについては、滑らかさが落ちるかと思ったが、プレイステーション4版よりトゥーンシェイドが強めに施されているなどの工夫もあり、個人的には気にならなかった。

『進撃の巨人2』クローズド体験会に調査兵団(プレイヤー)が集結! 体験会の模様をリポート_10
『進撃の巨人2』クローズド体験会に調査兵団(プレイヤー)が集結! 体験会の模様をリポート_11

 ほかの皆さんはどんな風に遊んでいるのかふと気になって周囲を見渡してみると、どうやらそれぞれ自由なスタイルでプレイに没頭している模様。イベントデモはあえて飛ばしアクションパートを楽しむ人や、じっくりキャラクターエディットを行う人、SNSやブログへの投稿用かゲーム中の画面を撮影する人など(※試遊時のゲーム画面の撮影は基本自由に許可されていた)。みんな、『進撃の巨人』が心から好きであることがうかがえるほど熱心にプレイを楽しんでいた。

『進撃の巨人2』クローズド体験会に調査兵団(プレイヤー)が集結! 体験会の模様をリポート_12
『進撃の巨人2』クローズド体験会に調査兵団(プレイヤー)が集結! 体験会の模様をリポート_13

 約1時間の試遊プレイが終わると、再び鯉沼久史氏が登壇。ディレクターの鈴木英生氏とともに、ユーザーからの質問に答えるコーナーへと移った。ここからは、鋭い質問が飛び出たユーザーからの質問と、その回答をQ&A形式でお届けする。

Q.チュートリアルの最後には、巨人の模型の討伐数を競う任務がありますが、プレイヤーも1位になれるのですか?

A.なかなか難しいですが、なれます。多くの場合、ここではライナーが1位になりますが、ユーザーのプレイ次第で彼以上の成績を収められますので、がんばってください! 画面の左上付近に順位(討伐部位数)が表示されるので、それも気にしてみてください。

Q.前作における“真・進撃モード”のような、高難度のモードはありますか?

A.あります。ストーリーモードをクリアーすると“インフェルノモード”と呼ばれる、巨人がよりアグレッシブになるモードがオープンします。

Q.ゲームの難易度によって攻撃力などに影響は出ますか?

A.難度が低い“カジュアル”だと、巨人の耐久力が減り、倒しやすくなります。また、巨人に狙われにくくなる、ガスやブレードの消費量も減少します。逆に高難度だと、装備の強化などに必要な素材にいいものが出やすくなるなどのメリットもあります。

Q.立体機動のワイヤーアクションの軌道が前作と変わったように思えましたが……?

A.テレビアニメなどで、土埃を上げながら地面スレスレを滑るように移動するシーンもあったので、演出として取り入れました。装備の性能やキャラクターを育成することで、かなりの高さまで飛び上がることも可能になります。

Q.主人公エディットで原作キャラクターの再現は可能ですか?

A.キャラクターを作る目などのパーツを原作のキャラクターに似せており、かなり細かく設定できるので、理論上は可能です。じつは原作者の諌山先生からも「進撃の巨人の世界に合いそうなパーツを」といったことも言われています。

Q.主人公キャラクターの性別によってイベントの変化がありますか?

A.男女の差による変化はありません。エディットに関しては、外見や育成によるパラメーターの変化のみとなります。ちなみに物語が進むと、兵舎の自室で、性別や体型に至るまで、イチからエディットをし直すことが可能です。

『進撃の巨人2』クローズド体験会に調査兵団(プレイヤー)が集結! 体験会の模様をリポート_14
『進撃の巨人2』クローズド体験会に調査兵団(プレイヤー)が集結! 体験会の模様をリポート_15
熱心なファンならではの質問の回答に答えていく鈴木氏。また、質問に出た高難度モードに相当する“インフェルノモード”が表示された画面も公開。果たしてこのモードでの巨人の手強さやいかに……!?

 質問コーナーを終え、最後に参加者へ向けて鈴木氏、鯉沼氏からメッセージが送られた。

鈴木 1時間という短いプレイ時間ですみません。本当はもっとプレイしていただきたかったのですが……。発売した暁には、ぜにお手に取って、お家などでじっくりプレイしていただければと思います。

鯉沼 短い時間でしたが、ご体験ありがとうございます。最後にアンケートを記入していただいた方にはお土産があります。ぜひ書いていただき、持ち帰ってください。本日は最後までありがとうございました。

鯉沼Pに直接手渡されたお土産の中身はコチラ↓

『進撃の巨人2』クローズド体験会に調査兵団(プレイヤー)が集結! 体験会の模様をリポート_16
『進撃の巨人2』クローズド体験会に調査兵団(プレイヤー)が集結! 体験会の模様をリポート_18
『進撃の巨人2』クローズド体験会に調査兵団(プレイヤー)が集結! 体験会の模様をリポート_17
『進撃の巨人2』クローズド体験会に調査兵団(プレイヤー)が集結! 体験会の模様をリポート_19
イベント日時がひな祭りということもあり、まさかのひなあられ(中身はポップコーン)が封入。巨人が人間を捕食するときのように、ひとつずつつまんでいただくとする。大迫力のポスターも、壁に飾ってみたいところ。(※お土産セットの撮影はサテライト池澤)

 こうして、拍手に包まれつつ体験会は終了した。前作をブラッシュアップし、『進撃の巨人』の世界をよりじっくり味わえるようになった本作の発売日、2018年3月15日まで、もう2週間を切っている。ちなみに、2018年3月13日の22時からは、ゲストにミカサ役の石川由依さん、コニー役の下野紘さんも出演する『進撃の巨人2 発売記念番組』が、ニコニコ生放送やYoutube Liveなどで配信される。発売直前の最後の予習として、目を通してみるといいだろう。『進撃』の世界を愛する全兵士が、心臓を捧げる日は近い!