バンダイナムコエンターテインメントは、新宿で運営中のアミューズメント施設“VR ZONE”の新コンテンツ『大量破壊VRシューティング ギャラガフィーバー』を2018年3月9日より導入する。大量に現れるギャラガをパワーアップする銃で撃ちまくる、ワイワイ気軽に楽しめるアクティビティとなっている。プレイにはRED Ticketが1枚必要。
<ストーリー>
ナゾの生命体「ギャラガ」が宇宙から次々と地球に攻めてきました!
スゴ腕サイエンティストのマッド博士がこの日のために発明したスゴいエレベーターで一気に地上 150mへ。
ギャラガに攻撃されるとエレベーターはどんどんこわれてしまうので気をつけて!
マッド博士から次々と渡されるスゴい武器を手に、2人で協力して超大量のギャラガをぜーんぶこわしちゃえ!!
地球を救うため、敏腕科学者マッド博士が開発した特注エレベーターで地上150mまで上昇し、崩れるエレベーターの足場に気をつけながら、大量のギャラガをさまざまな武器で撃ちまくる。見どころは、2000体を超えるという夜空をきらめく大量のギャラガの群れ。視界を埋め尽くす物量と、破壊するとネオンのような光彩処理が施されたキューブ状に分裂し、光のシャワーを浴びまくれるド派手なビジュアルは爽快感が感じられる。また、巨大ギャラガから放たれるレーザー光線を避けたり、弱点をロケットランチャーで攻撃したりと、仕掛けもいくつか盛り込まれている。そして最後に登場するのは……!
田宮幸春氏(田宮室長)にインタビュー!
――『ギャラガフィーバー』はいつぐらいから制作されたんでしょうか?
田宮 2017年の10月~11月あたりから企画の内容を詰めていった感じですかね。
――“VR ZONE”のアクティビティ全般に関してですが、各ジャンルそれぞれラインアップを揃えたりといったコントロールはされているんですか?
田宮 「こういうのが欲しい」って狙って企画が生まれるのが理想なんですが、なかなかそんなうまくはいかなくて、どちらかというと私や 小山(順一朗氏:コヤ所長)が思いついたり、他から提案いただいたときに「あ、これは今の“VR ZONE”に必要かな」という判断を逐次やっていって、「面白くなりそうだ」というものを実際に動かしていくという順番ですね。半年後ぐらいに欲しいアクティビティのイメージはありつつ、そこから具体的な企画にもっていくのは結構難しくて。それにハマる遊びを思いつけるか、体験を思いつけるかというところで頑張っている感じですね。
――協力会社さんから試作を持ち込んで、それが採用されるということもあるんですか?
田宮 ありますね。『ギャラガフィーバー』は実はその流れで、「ちょっとこういうのを作ってみたいんだけれど」という話があって、自分と小山で体験のデザインをやらせていただいて、実際に制作していただいたものです。
――例えば初心者向けだとか、リピーター向けとか、施設全体で稼働率をみての結果を反映して、アクティビティの投入など運用方針を決定しているというところですか?
田宮 そこまでシステマチックにはまだできていないですね。どちらかというとアイデアスタートですね。「これはおもしろそうだ」というところから物を考え出すという感じで。事前に動いてはいますが、言葉は悪いですがいきあたりばったりのところから、いまの“VR ZONE”にハマるものをピックアップしているという感じではあります。
――実際に制作が始まってからも、最終的にうまくまとまるまでには紆余曲折あるんでしょうし。
田宮 「きっとこうすればうまくいくだろう」っていう状態で作り始めて、途中で「ああ、これはダメだ」っていうことで方向転換するものもあります。実験しながら、それでもお客さんが喜んでくれるものにするには、それぞれひたすら構築しながら作りこむという。
――『ギャラガフィーバー』までいろいろ用意されてきましたね。
田宮 『ギャラガフィーバー』から次はエリアの都合もあるので、アクティビティに関しては入れ替えていかないといけない状況にはなりますね。
――『ギャラガフィーバー』は“VR ZONE”初の“VIVE Pro”に対応したアクティビティということですが。
田宮 タイミングよく“HTC Vive Pro”が発表されて、HTCさんには機材のご協力をいただいている中で、“VIVE Pro”を使ってみませんか? とご提案頂いたんです。製作途中だったんですが、開発機材をお借りすることができたので、“VIVE Pro”向けにシフトしました。物量がきれいに出るコンテンツなんで、よりきれいに見える方が魅力も上がりますし。写実的なところを突き詰めているコンテンツではないですが、“VIVE Pro”の魅力の一片はこれで強調できたかなと思います。
――“VIVE Pro”向けに制作されていかがでしょうか?
田宮 単純に絵がきれいだということは正義だなと思いました。ラインがきれいに描かれていたのを見て、感動しました。
――装着感などもかなり良くなっていると思いました。
田宮 プロモーションビデオを制作したときにもモデルの女性に装着していただいたんですが、2~3回付け外しをしたら、その後は自分でセットできていたんで、よくできているなと思いました。
――ありがとうございました。
[2018年3月1日17時]お名前に誤りがあり修正させていただきました。お詫びして訂正します。