2018年2月9日~11日、千葉・幕張メッセにて開催された“ジャパン アミューズメント エキスポ 2018”(JAEPO 2018)。タイトーブースでは現在稼動中の『電車でGO!!』初の公式大会“『電車でGO!!』ゼロピタ選手権(3on3)”が行われた。イベントは、2月10日、11日の両日行われたのだが、本稿では11日のステージの模様をリポートしていこう。

好記録に会場&濱崎氏も大興奮!

 イベントが始まるとまずは『電車でGO!!』のプロデューサーの金田剛氏、元運転手の濱崎勝明氏、アイドルの佐々野愛美さんが登場。まずは金田氏から改めて選手権のルールが説明された。ルールは以下の通りとなった。

ゼロピタに限りなく近い記録も、初の公式大会“『電車でGO!!』ゼロピタ選手権”をリポート【JAEPO 2018】_01
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プロデューサーの金田剛氏
元運転手の濱崎勝明氏
アイドルの佐々野愛美さん

・3人が1チームとなり、3区間ミッションを駅伝形式でプレイ。
※3区間ミッション(目黒~五反田~大崎~品川)
・3人が交代でそれぞれ1区間を走行し、停止位置0cmを目指す。
・3人の停止位置の誤差の合計が一番少ないチームが優勝。
・プラスマイナスは加味せず、数値の合計のみで競う。
例)1人目:+2.5cm/2人目:+0.9cm/3人目:-3.4cmの場合、チームリザルト:6.8cm
・停止位置誤差の合計(チームリザルト)が同数値だった場合は、ゲームスコア上位のチームが勝利。
・大会で使用するミッション及び難易度は、目黒-品川間“晴れた日のお昼前”中級
また、優勝チームには『電車でGO!』稼動20周年記念限定モデル鉄道時計、今回のために作られたオリジナルNESiCAカードという豪華商品が贈られる事がアナウンスされた。

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※写真は配信番組をキャプチャーしたものです。

 大会前には濱崎氏から今回のコースへのアドバイスが送られ、「このコースはかなりテクニカルなコース。制限速度が低いところがあったり、すれ違いの電車と同時に速度計をタッチしなければならなかったり、大崎の駅のブレーキの距離がとても難しいのでうまく寄せていただきたいです」と解説した。

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 大会には全7チームが参加。本物の運転席さながらの筐体に座るとプレイヤーたちも気持ちが入るようで、発進前にはしっかりと指差し確認を行う方や、白手袋や帽子、衣装などを身に着けて参加する方もいた。

 また、参加者たちのスーパープレイも度々飛び出し、なんと誤差0.9cmというゼロピタに限りなく近い好記録を叩き出したチームも。この記録には大会を見守る濱崎氏も、「うまい!」と立ち上がって絶賛するなど、鉄道ファン大興奮の大会となった。

 そして、大会選手たちのプレイが終えると、デモンストレーションとしてゲストたちがゲームをプレイ。ここでは、初心者だという佐々野さんも実際にゼロピタに挑戦したが、記録は440cmという結果に対して「緊張しました。大会出場者の皆さんの気持ちが分かりました」と、ちょっぴり悔しさをにじませていた。

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※写真は配信番組をキャプチャーしたものです。
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 続いて、前日に行われた大会に参加していた『電車でGO!!』開発チームから制作管理さんが登場。前日の成績は金田氏いわく「イジりづらい結果だった」ということで、意地を見せるためにリベンジマッチに挑戦したが、62.7cmという結果に。これには金田氏も「たいして変わらない感じで、今日もイジりづらいかな」と笑い混じりにコメントした。

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※写真は配信番組をキャプチャーしたものです。

 ラストランを務めたのは濱崎氏。元運転手ということで集まった観客たちが固唾を飲んで見守るなか、結果は誤差20.9cm。筐体からステージに戻ると「こんなはずでは!」と悔しさを露わにした濱崎氏だが、「よくあんな緊張の中やりましたね」と大会出場者たちを労った。

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※写真は配信番組をキャプチャーしたものです。

 そして最後に優勝チームの発表。結果は、トップバッターとして登場し、誤差1.2cm、12.6cm、1.4cmという好記録を残したAチーム。3人には豪華賞品が贈られた。

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 最後に金田氏から『電車でGO!!』についての最新情報が届けられ、公式店舗大会の近日開催やアップデートで新車両“山手線 E235系”が登場すること、さらに新天候として“雪”が追加されることが発表された。

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 タイトーでは、今後『電車でGO!!』の公式店舗大会を開催するとのことだが、その時期については「桜が咲くころ、青春18きっぷが発売される季節に」とコメント。アップデートは公式店舗大会よりは先に行われるとのことだ。今後も『電車でGO!!』から目が離せない。

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