『FFXIV』の吉Pこと吉田直樹氏のコラム本、第2巻が発売!【ファミ通のゲーム関連書籍】_01

看板に偽りなしの赤裸々な語り口に引き込まれる

 本日2018年2月7日、MMO(大規模参加型オンライン)RPG『ファイナルファンタジーXIV』のプロデューサー兼ディレクター吉Pこと吉田直樹氏が週刊ファミ通誌上で連載するコラム、「吉田の日々赤裸々。」の単行本第2巻が発売となる。

 前巻は旧『ファイナルファンタジーXIV』の失敗から“新生”させていくにあたっての、吉田氏の哲学や苦悩が伝わってくる一冊。
 この2巻では、“新生”プロジェクトを成功させた吉田氏の、その後のプロデューサー兼ディレクターとしての日常が綴られる。

 ここで強調したいのは、“プロデューサー兼ディレクター”ということが、とっても特殊だということ。

 ゲーム制作においてプロデューサーとディレクターはまったく別の役割だ。
 経営サイドに近い視点で企業の利益最大化のミッションを課せられ、社内や社外から板挟みになりながら制作と運営の大局的な判断を求められるプロデューサー。一方で、制作現場により近い立場で“よりよいゲームにするために”スタッフのマネジメントや品質管理といったプロダクトのクオリティを高めることに日々奮闘するディレクター。
 求められる資質も役割も異なり、ときに対立することさえある。
 大企業でこのふたつの役割を兼務するというのは、異例中の異例と言っていいのではないか。
 それゆえ吉田氏の心の中では、日常的に“ふたりの吉田”が殴り合っているに違いない。

 本書では、そんな吉田直樹氏の日常が赤裸々に綴られ、直接的に、あるいは間接的に『ファイナルファンタジーXIV』への、そしてそれをプレイしている人への愛情と責任と感謝、社内社外を問わず関係者への心配りが伝わってくる。
 重圧に押しつぶされそうになることもあるだろう日常を穏やかに、ときに笑いに変える“吉田節”。
 本コラムの締め切りとも戦いながら、タバコをくわえて天を仰ぎ、キーボードをタイプする吉田氏の姿が浮かんでくる。

 ページをめくっていると、たとえ『ファイナルファンタジーXIV』をプレイしている人でなくても、会社勤めをしている人なら「そうそう!」と思わず膝を打つことがあることだろう。
 存外涙もろい吉田氏の一面を垣間見ることもある。
 等身大“はたらく男”のコラムとしても、楽しめそうだ。

 そんなこんなで、いよいよ本日発売!

■書籍情報
書名:吉田の日々赤裸々。2 プロデューサー兼ディレクターの頭の中
発売日:発売中(2018年2月7日発売)
発行:Gzブレイン/発売:KADOKAWA
判型:B6判/ページ数:256ページ
定価:1490円 [税込]/1380円 [税抜]

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