バンダイナムコエンターテインメントは、プレイステーション4、Xbox One、PC用ソフト『CODE VEIN(コードヴェイン)』について、最新情報を公開した。
主人公たち吸血鬼の拠点となる教会と、そこに集う新たな仲間を紹介。また、崩壊した世界の歴史や、吸血鬼の特性など、本作の世界観についても解説している。
拠点に集う吸血鬼たち
ルイたちは古びた教会を改修し活動の拠点としている。常に死と隣り合わせのこの世界で唯一安らぎを得られる場所。記憶と共に拠りどころを失くした吸血鬼たちが集い、互いに支え合っている。
バディとなるキャラクターへ話しかけることで、同行を依頼することができる。
拠点で主人公の帰りを待つキャラクター
リン・ムラサメ CV:高田 憂希
武器の調達・強化を主な任務とする吸血鬼。かつては“夜叉”と呼ばれ、部隊を率いるほどの高い戦闘能力をもつ優れた戦士であったが、過去の出来事がトラウマとなり、戦うことが出来なくなってしまった。
主人公の持つ、記憶を垣間見る能力に触れ、自らの過去に向き合うことを望むようになる。
彼女に頼めば、武器や吸血牙装の購入・強化のほか、“転成”により、属性を付与したり重量を軽くするなど武器の性質を変化させることが可能。
ココ CV:森 なな子
物資の取引を生業とするギルドから赴いている吸血鬼。対価さえ払えば、この世界で貴重とされるものでも売ってくれる。商売人でありながら情に厚く、困っている人を放っておけない性格。
吸血鬼としては珍しく記憶の欠落が少ない。しかし、彼女にはどうしても取り戻したい過去があるようだ。
彼女からは、探索に使用するアイテムのほか、“嗜好品”と呼ばれる貴重なアイテムも入手することができる。
イオ CV:Lynn
主人公と同じく記憶の大部分を失っているイオ。拠点に身を寄せ主人公の帰りを待つ。血英に関する知識と修復能力を活かして主人公をサポートする。
バディやサポートキャラクターたちの血英を取り戻し、修復することで、彼らの失われた記憶を蘇らせることが出来る。
ヴェインの探索で手に入れた“血英”を彼女のもとで修復することで記憶を蘇らせ、新たな錬血を得ることが可能だ。
デイビス CV:高橋 伸也
治安維持部隊サーベラスの一人でルイ達の拠点に出向いている吸血鬼。幾多の戦いを乗り越えているせいか、生前の記憶のほとんどを失っている。
サーベラスとしての任務の傍らで、一枚の写真に写る、すでに名前すら忘れてしまった女性を探し続けている。
赤い霧の発生以降、血涙や資源の新たな入手先を求めて“深層”と呼ばれる区域について調査しているようだ。
キャラクター達との交流と“親密度”
拠点にいる各キャラクターと主人公の間には、“親密度”が存在する。親密度が高まった相手からは、貴重なアイテムを譲り受けられるようだ。
新密度が低い状態。消費アイテムやジェスチャーなどを譲ってくれる。
親密度が高くなると、もらえるアイテムのバリエーションが増加。貴重な強化素材や専用の武器も……!
ムラサメやココといった、サポートキャラクターとも
交流ができる。キャラクターによって譲ってくれるアイテムは異なるので、積極的に話をしてみよう。
新密度は、キャラクターが好む嗜好品を渡したり、バディを組んでいっしょに探索に出かけることで上昇していく。また、血英を修復して失われた記憶を取り戻してあげれば、彼らとの関係はより深まるはずだ。
『コードヴェイン』の世界の歴史
ここからは、本作の歴史について時系列順に解説していく。
1. 世界の崩壊と吸血鬼の誕生
大崩壊
突如世界を襲った災厄の通称。審判の棘の発生により各都市の大部分が破壊され、人類の半数近くが命を落としたと言われている。
吸血鬼(レヴナント)の誕生
世界の崩壊と共に姿を現した、“バケモノ”と呼ばれる異形の存在に対抗するため、人為的に作りあげられた不死の戦士。通常の人間と比較して非常に高い身体能力を持ち、心臓を破壊されない限り霧散して何度でも蘇る。
BOR寄生体
生体器官再生式(Biological Organ Regenerative)寄生体 の略称。生体機能を失った屍骸の心臓部に寄生し、自身の血液を全身に流し込むことによって脳を含むあらゆる器官を支配、操ることができる。
侵蝕レベルを一定の状態に留めるように改良されたBOR寄生体を死亡した人間の心臓に埋め込むことで、本来の意志を維持しつつ不死の存在となる吸血鬼(レヴナント)が生まれた。
吸血鬼(レヴナント)の特性
霧化
吸血鬼の肉体が機能を停止した場合に、心臓に取り込まれた寄生体によって引き起こされる“自己防衛機能”。肉体を形成する細胞を空気中に分散し、再結合することによって、肉体を復活させることが出来る。
灰化
心臓に寄生するBOR寄生体を破壊した場合は体細胞が結合崩壊を引き起こし宿主もろとも灰と化す。この場合、二度と再生することはできなくなり、吸血鬼は「死」を迎えることとなる。
記憶の欠損
吸血鬼が死と再生を繰り返す中で、体内の寄生体が傷つけてしまった場合、記憶を失ってしまうことがある。本人は記憶を失っていること自体にも気づくことができない。
自我喪失と堕鬼(ロスト)
吸血鬼の血の渇きが閾値を超えると、堕鬼に成り果ててしまう。
堕鬼とは寄生体によって変質した人間、吸血鬼の末路。心臓を破壊されても消滅しない真の不死の化け物であり、人の頃の理性は一切残っていない。
2. Q.U.E.E.N.計画とクイーン討伐戦
Q.U.E.E.N.計画
吸血鬼の欠陥である“同種への血の渇き”を抑制し完全なる戦士を作り出すという目的で進められた計画。あらゆる生命体の血液をBOR寄生体に取り込ませることで同種への血の渇望を分散・抑制し渇きの症状を抑えることに成功するが、激しい苦痛を伴う何度もの実験に被検体の少女が耐えきれず暴走、クイーン討伐戦に至ることになる。
クイーン討伐戦
暴走したクイーンを討つべく、シルヴァの指揮のもと吸血鬼部隊が人類の存亡を賭けて戦った戦い。兵士として投入されたのは大崩壊時やクイーン暴走により死亡した人間から造られた吸血鬼たち。多くの吸血鬼を生み出す要因となった事件ともいえる。また、その後多くの堕鬼が生み出される原因にもなった。
グレゴリオ・シルヴァ CV:大塚 明夫
元軍人の吸血鬼。大崩壊後、吸血鬼の誕生からクイーン計画まで、人類を救うべく指揮を執ってきた。暴走したクイーンが人類の脅威となると判断したシルヴァは、クイーン討伐のための戦いを起こし、自らも吸血鬼として蘇りその指揮を執る。
3. クイーン討伐戦後の統治
クイーン討伐戦後、シルヴァは限られた人間の血と血涙を管理するため臨時総督府を立ち上げ吸血鬼達の統治を行った。その厳しい圧政の前に反発を抱く吸血鬼も少なくない。
臨時総督府
クイーン討伐戦後に設立された、シルヴァが指揮を執る機関の総称。吸血鬼に対する血涙の徴収と分配や、保護シェルターを利用した人間の身柄保護などを行う。
血涙を総督府に収める“血税”の徴収は力の弱い吸血鬼の奴隷化の一因にもなっている。
残された人間たちも自由を奪われ厳しく管理されている。吸血鬼達にとっても人間の血は貴重。
治安維持部隊“サーベラス”
シルヴァ率いる臨時総督府に所属する吸血鬼部隊。各地で生活する吸血鬼の活動を監視し、定期的に血涙の徴収と分配を行っている。クイーン討伐戦を生き延びた猛者が多く集い、その戦闘能力は極めて高い。