『ザ・キング・オブ・ファイターズ XIV』『ブレイブルー セントラルフィクション』台湾と日本から世界チャンピオンが誕生! 両タイトルの決勝トーナメントをリポート【EVOJAPAN2018】

2018年1月26日~28日にかけて、東京都の池袋と秋葉原にて、格闘ゲーム複数タイトルの大型大会“EVOJAPAN2018”が実施。『ザ・キング・オブ・ファイターズ XIV』と『ブレイブルー セントラルフィクション』の決勝トーナメントをリポート。

 2018年1月26日~28日にかけて、東京都の池袋と秋葉原にて、格闘ゲーム複数タイトルの大型大会“EVOJAPAN2018”が実施された。本稿では大会2日目に争われた、『ザ・キング・オブ・ファイターズ XIV』(以下、『KOF XIV』)と『ブレイブルーセントラルフィクション』(以下、『BBCF』)の決勝トーナメントをリポートする。

 EVOJAPAN2018は、対戦格闘ゲーム複数タイトルを競技種目とするトーナメント大会。アメリカで毎年開催されている人気イベント“EVO”を日本に持ち込んで実現したイベントだ。国内では初開催だったものの、事前の出場者募集には日本のプレイヤーを中心に世界各国から格闘ゲームファンがエントリー。総出場者数が6000人を越える、格闘ゲーム界最高峰の大規模イベントとなった。

 そのEVOJAPAN2018ではメイン競技種目として6タイトルが選ばれており、『KOF XIV』と『BBCF』はともにメイン種目のタイトル。この両タイトルは大会初日に予選ブロックを進行し、各部門上位8名の選手を選出。大会2日目には会場のメインステージにて、チャンピオンを決定する決勝トーナメントが争われた。
 決勝トーナメントのレギュレーションは、両部門ともに敗者復活有りのダブルイリミネーション形式を採用。各対戦組み合わせは2試合先取で勝敗を決するが、クライマックスとなるウィナーズファイナル、ルーザーズファイナル、グランドファイナルは3試合先取で決するルールで争われた。

大会2日目は池袋のサンシャインシティが舞台。メインステージには大型モニタが設置され、多くの観戦者が見守る中で争われた。

大会模様はストリーミングサイトで生放送を実施。MC席のメンバーが実況解説や試合間のトークを担当した。

『KOF XIV』部門

 『KOF XIV』は1990年台から続く『KOF』シリーズの最新作。プレイヤーは登場キャラの中から3体を選択し、3vs.3のチーム戦で戦う2D格闘ゲームだ。
 本作は特にアジア圏での人気が高く、本大会にはアジア圏の強豪プレイヤーたちが多数来日参戦。日本プレイヤーが大半を占める予選トーナメントでも海外勢が猛威を振るい、上位8名中6名を海外勢が占める活躍を見せた。以下がそのTOP8に進出したメンバーだ。

ウィナーズ
Xiaohai選手(紅丸/庵/クーラ) [中国]
huomao-ZjZ選手(ゆり/クーラ/レオナ) [台湾]
lau選手(マチュア/紅丸/ビリー) [香港]
Ball KTB選手(レオナ/舞/ゆり) [香港]

ルーザーズ
SANWA|M’選手(庵/紅丸/ロバート) [日本]
koukou選手(庵/紅丸/京) [日本]
不動明王選手(京/キム/庵) [香港]
Huomao/blackwell/ET選手(ビリー/紅丸/レオナ/サリナ) [台湾]

 決勝トーナメントはウィナーズ1回戦からスタート。1試合目から優勝候補のひとりと目されたxiaohai選手が登場するも、ZjZ選手がxiaohai選手を破り、波乱の幕開けとなる。ルーザーズ1回戦では日本勢どうしの対戦となり、M'選手がkoukou選手に勝利。ただひとりの日本プレイヤーとなったM'選手はルーザーズセミファイナルまで勝ち上がり、ここでxiaohai選手と激突。フルセットの接戦の末にM'選手が勝利をもぎとり、日本勢の底力を見せつけていた。

 数々の真剣勝負の結果、TOP3に進出したのはウィナーズのZjZ選手とlau選手、ルーザーズのM'選手の3名だ。

ウィナーズファイナル ZjZ選手vs.lau選手
お互い2試合づつを奪い合い、迎えた決定戦の5試合目。ここでも試合内容は拮抗し、ZjZ選手大将ゆりvs.lau選手大将マチュアの展開に。この局面ではゲージを大切に残して登場したユリがチャンスを逃さず、マチュアに超必殺技を絡めたコンボを決めてZjZ選手の勝利となる。

ルーザーズファイナル lau選手vs.M'選手
lau選手のビリーが快調。長いリーチの通常攻撃による牽制と、lau選手の早い反応を活かした対空が冴え、揺るぎないペースを維持する。観客席からはlau選手と地元を同じくする応援団から大きな歓声が聞こえる中、試合カウント3-1でlau選手の勝利となる。

グランドファイナル ZjZ選手vs.lau選手
lau選手の先鋒ビリーに対し、ZjZ選手は先鋒にマチュアを起用。遠距離からの飛び道具を布石にしてビリーに前進を強要する戦法が機能し、序盤戦を有利に運ぶ展開が目立つ。ZjZ選手はその有利を活かして体力差を広げて試合を決める流れで白星を先行。lau選手も1試合を奪うもののリセットには及ばず、結果試合カウント3-1でZjZ選手が勝利。

 『KOF XIV』部門は台湾のhuomao-ZjZ選手の優勝となった。

KOF』部門上位リザルト
優勝 huomao-ZjZ選手
準優勝 lau選手
3位 SANWA|M’選手
4位 Xiaohai選手
5位 Ball KTB選手
5位 Huomao/blackwell/ET選手
7位 koukou選手
7位 不動明王選手

ZjZ選手には優勝の盾、賞金60万円、オリジナルパーカーが贈呈。

『BBCF』部門

 『BBCF』は登場キャラが独自のドライブ能力を備え、個性と個性がぶつかる高速の2D格闘ゲームだ。本作は日本のアーケードを主戦場にしてるプレイヤーの層が厚く、トッププレイヤーたちが日々ゲームセンターで腕を磨いているのが特徴のタイトル。トーナメントには海外勢も多数出場していたが、TOP8は日本勢が独占することとなった。以下がその8名だ。

ウィナーズ
CAG/フェンリっち選手(ジン)
ゆった選手(Es)
もけもけ選手(レリウス)
さやかちゃんbot選手(Es)

ルーザーズ
なおと選手(レイチェル)
fumi選手(ライチ)
ダイワ選手(プラチナ)
BE/Dora選手(μ/バング)

 フェンリっち選手はCYCLOPS athlete gaming所属のプロゲーマー。近年は全国規模の大型大会で数多くの好成績を残し、本部門の優勝候補筆頭と目された選手だ。本大会でも予選ブロックから存分にその強さを発揮し、下馬評通りウィナーズでTOP8に進出した。
 なおと選手、fumi選手、Dora選手は複数キャラを扱える器用な選手。トーナメント途中ではなおと選手vs.fumi選手が実現し、対戦開始前にはどのキャラを使うかの読み合いから勝負が始まる、珍しい一幕が見られた。

出番を待つTOP8メンバー。仲間どうしでリラックスして楽しんでいる選手や、試合前の対策チェックに勤しむ選手など、様々な表情を見せていた。

 本部門のTOP3に進出したのはウィナーズのフェンリっち選手&さやかちゃんbot選手、ルーザーズのゆった選手の3名だ。

ウィナーズファイナル フェンリっち選手vs.さやかちゃんbot選手
序盤からフェンリっち選手が好調。フェンリっち選手の得意とする、手堅い立ち回りからの大胆な無敵技ぶっ放しや、オーバードライブを用いる正確無比のコンボ選択が光り、一方的な試合展開が続く。さやかちゃんbot選手のEsをほとんど寄せ付けず、3試合連取でフェンリっち選手の勝利。

ルーザーズファイナル さやかちゃんbot選手vs.ゆった選手
Es同キャラ戦。スタンダードキャラどうしの息詰まる立ち回り戦から、壮絶な近距離にもつれこむ展開が続く。先にペースをつかんださやかちゃんbot選手が波に乗って2試合を先勝したものの、後半はゆった選手が盛り返し、2試合を奪い返して勝負の行方は決定戦に委ねられる。決定戦も拮抗した対戦内容となったが、最後は空中戦でもつれたところからゆった選手の立ちAがヒット。そこからアストラルヒートを決め、ゆった選手が逆転勝利に成功する。

グランドファイナル フェンリっち選手vs.ゆった選手
この試合でもやはり主導権はフェンリっち選手の流れに。リーチに優れるEsに対し、ジンはダッシュジャンプでの接近と置き気味の通常攻撃で対応して白星を先行させる。ゆった選手も力強い無敵技割り込みを何度もヒットさせる意地を見せて1試合を奪うものの、ジンのペースは崩れることなく、最後は地上戦でジンのレバー前+下Cがヒット。そこからオーバードライブコンボを完走し、試合カウント3-1で決着。

 『BBCF』部門はフェンリっち選手の優勝となった。

BBCF』部門上位リザルト
優勝 CAG/フェンリっち選手
準優勝 ゆった選手
3位 さやかちゃんbot選手
4位 もけもけ選手
5位 fumi選手
5位 BE/Dora選手
7位 なおと選手
7位 ダイワ選手

フェンリっち選手には優勝の盾、賞金60万円、オリジナルパーカーが贈呈。