2018年1月19日、東京・セガ秋葉原3号館にて、セガ・インタラクティブのガンシューティング、『HOUSE OF THE DEAD ~SCARLET DAWN~』のプレ・ロケテストが開催された(2018年1月21日まで実施予定)。ここではそのインプレッションをお届けする。
新生『HOD』は筐体ギミックでも魅せる
アーケードを代表するガンシューティングながら、久々の登場となった『HOUSE OF THE DEAD』(以下、『HOD』)シリーズ。最新作『SCARLET DAWN』でまず目を引くのは、やはりこれまでのシリーズとはまったく異なる筐体のデザインだろう。
筐体の中に入ってプレイすることだけでもゲームへの没入感は増しているのだが、『SCARLET DAWN』の筐体には、ゲームの展開に応じて振動するイス、点滅する頭上のLED、足下から風が吹くなど、映画館の4DXのような機能が搭載されているのが特徴。また、設定によって銃撃音や爆発音といったSEを大幅にボリュームアップできる“爆音仕様”も搭載されており、こちらもまたゲームの迫力を増すための演出としてひと役買っている。
ゲームの手触りは『HOD』シリーズそのもの
今回のプレロケテストでは、クリーチャーが弱く生存しやすいノーマルモード、クリーチャーの質と量が大幅にアップするものの、武器を自由チェンジできるマスターモードのいずれかを選び、序盤の2ステージをプレイすることができた。2ステージといえどもおよそ15分に渡ってクリーチャーを撃ち続けることができ、ラストには巨大ボスが登場。さらに途中で力尽きてもクレジットを追加投入すればコンティニューが可能など、ロケテストとしてはかなりの長時間にわたってプレイが楽しめた。また、ステージはただ長いだけでなく、構成も凝った作りになっており、シャンデリアや樽、爆発物を撃ってクリーチャーを一網打尽にするギミック、バギーに乗って高速移動しながらクリーチャーを撃ち払うといったシーンが随所に挿入されつつ進行。プレ・ロケテストとは思えない、かなり”遊べる”内容になっていた。
銃撃の感覚は、メイン武器がマシンガンになった『HOD4』とほぼ同じ。連射が効きリロードも弾が切れればオートでリロードされるため、ノーマルモードならアバウトな照準でもサクサク進んでいけそうだった。一方、マスターモードのクリーチャーはなかなか耐久力があるうえ、一度に現れるクリーチャーの数が過去作よりも遥かに多いため、なるべくヘッドショットを狙ったり、自分に近い位置にいるクリーチャーや、攻撃モーションに入った個体から始末したりといったことを心がけないと、プレ・ロケテストとはいえノーコンティニューでクリアーは厳しいだろう。ただ、マスターモードには好きな武器を2種類持ちこめるという強みがあるので、これを積極的に活かしたいところだ。
また、今回のプレロケテストでは実装されていなかったが、製品版ではAimeを使ってスコアの保存ができるほか、本作を“くり返し遊ぶ際にモチベーションになるもの”が用意される予定とのこと。そして2月に行われるJAEPOにはさらに開発が進んだバージョンがプレイアブル出展される予定なので、気になる人はそちらにも足を運んで見てほしい。