2018年1月11日、東京・秋葉原UDX THEATERにて、セガ・インタラクティブの『ボーダーブレイク』の新プロジェクト発表会が開催。同作のPS4版が発表された。ここでは、下記の速報ではお伝えできなかった発表会の詳細をお届けする。

PS4版『ボーダーブレイク』発表会で明かされた情報をまとめてリポート! 古川未鈴(でんぱ組.inc)ミニインタビューもお届け_01
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メディアに加え、アーケード版『ボーダーブレイク』のユーザーも招いて行われた本イベント。イベントの開始とともに流れたムービーの最後に”PlayStation 4”のロゴが映し出されると、大きなどよめきが起こった。
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ムービーの後にはセガ・インタラクティブ代表取締役社長、杉野行雄氏が登壇。「『ボーダーブレイク』というIPの長所を生かすため」にPS4で同作が発売されることになった、と開発にいたるまでの経緯を説明。
PS4版の製作にあたって「多大な協力をいただいた」(杉野氏)というソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジアからは、盛田厚プレジデントがビデオメッセージで出演。「発売されたらフルチューンの機体で戦場に出たい」と意気込みを語った。

”牛マン”こと青木P&古川未鈴(でんぱ組.inc)がPS4版『ボーダーブレイク』の魅力を紹介

 PS4版『ボーダーブレイク』の内容を具体的に紹介するパートに入ると、『ボーダーブレイク』シリーズプロデューサー青木盛治氏と、アーケード版のプレイ歴は8年を超えるという『ボーダーブレイク』のヘビーユーザー、でんぱ組.incの古川未鈴が登場。『ボーダーブレイク』のゲーム概要に始まり、PS4版で初登場となるキャラクターの紹介、操作デバイスやゲームシステムへの疑問といった、アーケード版のプレイヤーなら気になる点がつぎつぎと明らかになった。

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『ボーダーブレイク』のイベントには”牛マン”として登場し、多くのプレイヤーに親しまれている、青木盛治プロデューサー。
稼動初期から「顔真っ赤になりながらコア凸してました」という自己紹介(?)で、会場のユーザーの心をつかんでいた、でんぱ組.incの古川未鈴。
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PS4版はフリー・トゥー・プレイ形式、しかもスタミナ消費もなしで遊べることが発表されると、改めて驚きの声があがった。
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敵陣に配置されたコアを攻撃しあうという基本ルール、4種類の兵装タイプ、頭部、胴体、腕部、脚部に分かれたパーツ、カスタマイズの自由度などは、アーケード版を踏襲する形になるようだ。
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機体の操作はPS4のコントローラーでも快適に動かせるようブラッシュアップ。マウスでの操作にも対応しているため、アーケード版に近い操作感覚で遊ぶことも可能だ。
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キャラクターは現段階で用意されているほかにも、複数人の有名イラストレーターによる追加キャラクターが登場する予定とのこと。
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家庭用のゲームならではの試みとして、PS4版にはストーリーモードを搭載。
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オンラインでのプレイは気軽に対人戦が楽しめるカジュアルマッチを主軸に、協力プレイに特化したビギナーマッチ、真剣勝負のランクマッチの3つを用意。

 ゲーム内容についての紹介がひと通り終了すると、PS4版のサービス開始に向けての今後の展開も発表された。具体的なリリース日こそ明かされなかったが、青木プロデューサーは「暑くなるころにはスタートさせたい」とコメント。また、アーケード版のアップデートを続けていくことも明言。PS4版の発売前、発売後も『ボーダーブレイク』で遊べることをアピールした。

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2018年4月にはアーケード版、PS4版合同でのファンイベントが開催されることも告知された。
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ブラストランナー(機体)のキット化、そしてスポーツバイクとのコラボといった、ゲーム外での展開も活発化していくようだ。
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今後行われるさまざまなイベントに出演する、ハティ、マーナガルの公式コスプレイヤーも登壇。マーナガルの公式コスプレイヤーのKANAME☆さんは「『PSO2』とのコラボイベントでクーガーを狩りまくったのが思い出深い」とコメント。
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イベントの最後を飾る情報として公開された、2月に開催されるオンラインベータテストの告知。PS Plus会員でなくても参加でき、参加人数にも上限がないため、オンライン環境のあるPS4さえ持っていればPS4版『ボーダーブレイク』を体験できる。

スペシャルゲスト でんぱ組.inc 古川未鈴 ミニインタビュー

――まずはPS4で『ボーダーブレイク』が遊べるようになることについて、率直な感想を教えてください。

古川 いや~ついに家庭用がやってきたなと。もちろんゲームセンターで顔を合わせてプレイするのもいいんですけど。

――ゲームセンターで遊ぶことは多いんですか?

古川 めちゃくちゃ行きますよ! もちろん昔ほどではないんですけど、でんぱ組.incのライブの後に、その地方のゲームセンターに遊びに行ったりしています。たぶん気づかれていることもあると思うんですけど、ゲームセンターにいる方は「そんな場合じゃねえ!」ってゲームを真剣にやっている人が多いので、そこがいいですよね。

――でんぱ組.incの中では古川さんがいちばんゲームをプレイしている?

古川 そうですね。みんなゲームは好きですけど、私がいちばんへビー寄りではあると思います。最近は、昔よりゲームができる時間は減ってきていますが、時間がないからゲームができないというのは“甘え”かなとも思っているので(笑)。でんぱ組.incにいるなら、オタクである部分は忘れちゃいけないなと。

――家でゲームをするときに気をつけていることは?

古川 後ろに予定がないときに始めることですね。私は、たとえば「3時間時間が空いたからゲームをしよう!」というのができないんですよね。予定に追われず、寝るまでゲームができるって状態じゃないと……。ですので、やっぱり家でゲームをするのは深夜が多いです。

――『ボーダーブレイク』はアーケードのロボットゲームということで、どちらかという男性向けの印象があります。女性ゲーマーがずっとプレイを続けるというのは、珍しいと思うのですが?

古川 最初に『ボーダーブレイク』を始めたのは8年前ぐらいで、それまではロボットがテーマのゲームを触ったこともなかったんですけど、ゲーム性やシステムが楽しくて、のめりこみました。いちばんやりこんでいた時期は朝10、11時ぐらいにゲームセンターに行ってやるぐらいハマっていました。相手のブラストランナーにも人間が乗っているんだと思うと駆け引きが楽しいですし、勝ったらむちゃくちゃ楽しいし、負けたら泣きたいぐらい悔しいんですよ(笑)。

――(笑)。ゲーム性のどのあたりに惹かれましたか?

古川 『ボーダーブレイク』はただ攻めるだけでは勝てないんですよ! ときには身を引いて待つのが重要だったり、こっそり回り道して拠点を取りつつコアに向かったほうが(戦況に)刺さったりすることもありますし、いろいろな勝ち筋を見つけられる人が強い。私は突撃しがちなんですけど、ときには回り道も必要ということを『ボーダーブレイク』に教えられた気がします(笑)。

――PS4版では、オンラインで仲間とプレイすることになりますね。

古川 PS4版はフリー・トゥ・プレイということで、ダウンロードするだけで遊べるよ、と友だちに勧めやすいと思います。

――今回、PS4版のキャラクターも紹介されましたが、コスプレをする予定などはありますか?

古川 いやー、コスプレは好きなんですけど、自分がやるのは……丸顔なのでちょっと似合わないかなと(笑)。でんぱ組.incの他のメンバーにコスプレしてもらって眺めるのがいいかな。

――最後に読者の方へのメッセージをお願いします。

古川 『ボーダー』をやったことがある人なら、「家でやりたい!」とは誰もが1度は考えたと思うんですけど、今回その夢が実現するということでうれしいです。PS4を持っていれば誰でもダウンロードできるので、まだ触ったことのない人にも遊んでほしいです。アーケード版、家庭用、どちらにも違ったよさがあると思うので、ご自分にあったプレイスタイルで『ボーダーブレイク』を楽しんでほしいですね。