2017年11月29日、秋葉原のパセラリゾーツAKIBAにて、セガゲームスの新作アプリ『パシャ★モン』の発表会が行われた。『パシャ★モン』は、スマホのカメラで撮影したものがモンスターになるという、独自のシステムを搭載したRPG。2017年冬サービス開始予定だ。
本記事では、この『パシャ★モン』のPR大使に就任した前島亜美、たくぽん、“わーすた”のメンバーのお披露目会とともに、メディア先行体験会で実機プレイした模様も併せてお届けしよう。
まずは、『パシャ★モン』の開発ディレクター今井邦彦氏が、本作の魅力を解説。『パシャ★モン』のいちばんの特徴は、“パシャる”(撮影する)とモンスターが出現するところだが、今井ディレクターによると「AI技術によって画像を認識し、それをモチーフにモンスターを生み出している」のだそう。
開発中はエンタテインメント性をどう持たせかで苦労したそうだが、プレイヤーの相棒であり、モンスター発見機でもある“パシャモン”を人間味あるキャラクターにしたところ、非常にうまくいったとのこと。パシャモンはイタズラ好きで、わざとトボけた答えを返すこともあり、予想がつかないところが魅力につながったのだとか。ユニークなエピソードとして、今井Dがスキンヘッドの上司を撮影し、パシャモンに判定させたら、「ボール? お月様?」と返してきたことがあったことが語られた。
続いて、『パシャ★モン』のPR大使を務める前島亜美、たくぽん、わーすたの松田美里、三品瑠香、廣川奈々聖、小玉梨々華、坂元葉月が登壇。PR大使は全員でウェブCMに出演しており、その撮影時のエピソードや、実際にプレイしてとても楽しんでいることなどを語ってくれた。
『パシャ★モン』大使が激写! はたしてどんなモンスターが!?
ここで、卓越した撮影テクを持つたくぽんが、前島を“パシャって”みることに。「はいパシャモン!」の掛け声とともに前島の笑顔が撮影されたが、パシャモンの判定は……?
なんと埴輪モンスターの“ハニャワ”。判定時に“古い”、“人形”というキーワードが挙がっていたが、これは前島の衣装がクラシカルなブラウスだったり、お人形のように整ったお顔立ちだからと推察。
おつぎは、わーすたの松田と小玉が撮りっこ。松田はちょっぴり困り顔に写ったからなのか、ナス系モンスター“ナシャケナス”が出現。うつむき加減や、ちょっとした表情の違いも判定に影響するのだとか。
ちなみに、たくぽんは先ほど自撮りをしてみたところ、「ラーメン好きそう」という判定が出てきたそう。じつはラーメン屋さんで4年間働いていた経験があるたくぽん。「過去まで見えるのか!?」とビックリしたそうだ。
レンズをチェンジで楽しい“ブツ撮り”
今度は、会場に用意されたさまざまなモノを撮ろうと、前島がパシャモンのぬいぐるみを写してみると、インスタントカメラのモンスターが。モンスターのアニメーションをよく見ると、プリントされた写真にパシャモンが写っている……! 奇跡のような引き合わせと、演出の細やかさに会場は大盛り上がりとなった。
なお、パシャる前には、ゲーム内のレンズを変更できる。食べものレンズや、街並みレンズなど、タイプによっても結果が変わってくるのだとか。ネコの置物を撮ってみると、道具レンズの場合は蛇口モンスターという判定だったが、ノーマルレンズに変えると、今度はネコのモンスターが出現。猫脚のバスタブのようなモンスターで、PR大使たちも「カワイイ~」とニッコリ。
なお、ノーマルレンズ以外のレンズは撮影するごとに使用回数が消費されていくが、バトルの報酬としてどんどん手に入るとのことで、ひと安心。
クリスマスを撮りまくれ! 早くもイベント告知!!
さて、本作はサービス開始後、12月中旬ごろよりクリスマスイベントを実施予定。クリスマスにちなんだものを撮影すると、特別なモンスターがゲットできるようだ。さらに、全プレイヤーが集めたモンスターの総数によって、全員にプレゼントが配布されるという仕掛けも。今後こういったイベントやコラボレーションも企画が進行中とのことで、期待が高まる。
最後は、今井ディレクターとPR大使たちが「本作の楽しさをもっと皆さんに伝えて、広げていきたい」と意気込みを語り、お披露目会を締めくくった。
体験会でわかった『パシャ★モン』のポテンシャル
メディア先行体験会では、撮影やバトルなどのモードが自由にプレイができた。さっそく、いろいろなモノを撮ってみると……。
その精度の高さに驚き。
ちょっとハズれたときもあったが、これは今井Dの言うように、パシャモンの気まぐれなのかもしれない。判定時に、パシャモンが画像から受けたイメージが、キーワードとしていくつか浮かび上がるのだが、そこにちゃんと正解が含まれていたし……。
そして、人物も撮ってみた。
会心の笑顔で臨んでみたが、パシャモンの判定はおどろおどろしいモンスター。判定キーワードには、何とも言えない顔とまであった……。パシャモンには「写りをよくしたい」という下心が透けて見えていたのか? 被り物をして撮ってみると、複数人の判定になったのもおもしろい。
サックサクでモンスターがよく動くバトル
パシャった後に、突如バトルが発生することもある。モンスターの中には、往生際が悪いというか、簡単には捕まえられない子もいるらしい。ここで手持ちのモンスターと戦わせ、勝利すればゲットとなる。
バトルはモンスターどうしの1対1の勝負だが、最大5体のモンスターをターンごとに切り替えながら戦う。種族によって火や水などの属性があり、相手との有利不利を見極めて出撃させるのだ。場に出すモンスターを決めたら、攻撃はオートで行われる。サクサクと速いテンポで進むだけでなく、モンスターのアニメーションも細やかなので見応えもバッチリ。
パシャるだけじゃない! 楽しいモードが搭載
モンスターは、こうして撮影で手に入れるほか、交配やガチャで得るタマゴからも入手できる。交配は、モンスターにお相手を添わせてあげるのだが、それぞれ交配可能なお相手があらかじめ設定されている。つまり、お相手がまだ持っていないモンスターならば、そこから婚活が始まるというわけ。関連性のありそうなモノや場所を撮りにいったりと、お出かけのきっかけになりそうだ。また、過去に撮った写真データも使えるのも便利なポイント。
それでも、なかなかお目当てのコが見つからないときには、“グループ”機能が活躍しそうだ。こちらはプレイヤーどうしが情報交換できるチャットツールで、グループのメンバーにモンスターをあげたり、もらったりもできる。
ちなみに、すでに持っているモンスターと同じ種族をゲットした際、2体目以降は“ハート”として加算される。このハートは、モンスターのレベルを上げるのに必要なもの。どんどんモンスターを捕まえることが戦力アップにつながるのだ。
また、プレイヤーレベルは新たなモンスターを獲得したときにアップするという、一風変わったシステムになっている。この点からも、撮る楽しみ、見つける喜びを重視しているのがうかがえる。リリース後は、どんなものを撮影したか、何をゲットできたかという話題で盛り上がりそうだ。