2017年11月23日~26日、東京・渋谷モディ1F店頭プラザにて『グランツーリスモSPORT』のベストレコードを競うタイムアタックバトル“Sony Square Grand Prix”が開催。イベント初日に行われたスペシャルトークイベントの模様をお届け。

渋谷とニューヨーク、どちらが速いか真剣勝負を実施!

 2017年11月23日、東京・渋谷モディ1F店頭プラザにて『グランツーリスモSPORT』(以下、『GT SPORT』)のイベント、“Sony Square Grand Prix”が始まった。同イベントでは、渋谷VSニューヨークのタイムアタックバトル“vs NYC Time Attack”を実施。このバトルは、米・ニューヨークに用意された体験型展示空間“ソニースクエアNYC”に設置された『GT SPORT』の試遊スペースで出されたベストレコードに、東京・渋谷で挑戦するといったもの。使用コースは鈴鹿サーキットで、Porsche911を使用し、2周のタイムアタックに挑戦。時差の関係でニューヨーク・渋谷で交互にタイムアタックイベントがくり広げられる形となっており、23日に渋谷でイベントが開催されたときにはニューヨークで2分12秒084というベストラップが記録されていた。

 11月23日の開催初日、会場の渋谷モディにはレーシングドライバーの松田次生選手と、フリーアナウンサーのピエール北川氏が登場し、スペシャルトークショーがくり広げられた。松田選手は、2017年11月12日に栃木県もてぎサーキットで開催されたSUPER GTの最終戦で、MOTUL AUTECH GT-Rを駆り見事優勝をしてきたばかりということで、その興奮をそのまま渋谷に持ち込む形でステージに登場。今シーズンのSUPER GTのシリーズは序盤でのつまずきが響き、チャンピオン獲得はならなかったものの、「来年はチャンピオンになります」と力強く宣言。そんな現役トップドライバーにして、鈴鹿サーキットのある三重県出身でもある松田選手によるタイムアタックデモンストレーションが披露されることに。

写真左:松田次生選手 写真右:ピエール北川氏

 松田選手のタイムアタックデモンストレーションの模様は、渋谷モディの正面にある大型ビジョンにも映し出されるとのこと。松田選手が目標にするタイムは、ニューヨークで記録された最速タイムの2分12秒084。ピエール北川氏は「松田さんがこのタイムを軽く破る様子を皆さんが見に来ています」とハードルをあげると、「SUPER GTの予選の時と同じように緊張してきました」と松田選手。ピエール北川氏の生実況で、松田選手のタイムアタックがスタートした。

走り慣れたコースだけあって、かろやかに走り抜ける松田選手の1周目のタイムは、ニューヨークの最速タイムを超える2分7秒台を記録し、そのまま2周目のアタックに突入。
SUPER GTで2度のチャンピオンに輝く松田選手の2周目の記録は、2分6秒078。1周目から1秒ほど短縮ということで、プロドライバーの面目躍如といったところ。

 走行後は、「しっかり減速しないと曲がらないところも、すごくリアルです」と、『GT SPORT』の感想を述べる松田選手に対し、ピエール北川氏は「このタイムをもとに、明日のニューヨークではまた熱いタイムアタックがくり広げられそうですね」と、ニューヨーク対渋谷のこれからも盛り上がりを期待するコメントを寄せていた。

 松田選手のタイムアタックが終わったところで、“ソニースクエア 渋谷プロジェクト”のナビゲーターを務める水森友香さんが登場。“ソニースクエア 渋谷プロジェクト”では、ソニーの持つテクノロジーやエンターテインメントに直接触れることで、ソニーの魅力を体感できるスペース。水森さんは、「もっとたくさんの人に“ソニースクエア 渋谷プロジェクト”に遊びに来てもらうために、日本全国で熱いバトルをくり広げている松田選手にナビゲーターになったもらいたい」と嘆願。松田選手も「快く引き受けたいところだけど、僕もプロドライバーなので簡単にお受けすることは」と渋り顔を見せるも、直接対戦を行って水森さんが勝った場合には、要望を聞き入れるとのこと。さっそく、水森さん対松田選手によるエキシビションマッチが行われることになった。エキシビションマッチは水森さんがスタート後、30秒経過して松田選手がスタートするという特別ルールでスタート。

“ソニースクエア 渋谷プロジェクト”ナビゲーター 水森友香さん
まずは水森さんがスタート。松田選手はスタート位置で30秒間待ったのちに追撃を開始していった。
30秒のタイム差でスタートしたものの、水森さんがクルマの運転には不慣れということで要所でコースオフをくり返した結果、1周目のデグナーコーナーで松田選手が直後につける展開に。ヘアピンコーナーでは松田選手が水森さんのマシンのインに飛び込んだところで両者接触というアクシデントが発生。
ピエール北川氏が松田選手の走りに対し「相手がアマチュアの女性ということをすっかり忘れて、空気を読んでいません」と実況し、会場は大盛り上がり。水森さんがスプーンコーナーにさしかかったところで、再度松田選手が後ろから突っつくように接触。「ブラック松田の登場だ」と実況するピエール北川氏は急遽、「ここで10秒ストップペナルティです」と、コース上で松田選手の10秒間停止を明言。このペナルティで水森さんがふたたび先頭に立つことに。
2周目には松田選手が先行するも、途中水森さんを待つ紳士的な対応を見せるなどし、レースは白熱のデッドヒート(?)の様相に。大勢の観客が見つめる中、松田選手が先にゴールラインを通過。エキシビションマッチは松田選手の勝利という結果に終わった。

 「職業柄、本能むき出しでしたね」とピエール北川氏が語ると、「どうしてもクルマを見ると勝ちたくなっちゃいます」と松田選手。レースには敗れたものの、再度の水森さんのお願いに松田選手も“ソニースクエア 渋谷プロジェクト”のナビゲーターを快く快諾。来年のレーシングスーツに、もしかしたら“ソニースクエア 渋谷プロジェクト”のロゴが入っているかもと語ってくれていた。

 “vs NYC Time Attack”は、“ソニースクエアNYC”の『GT SPORT』ベストレコードにチャレンジするタイムアタック試遊会で、開催期間は11月23日~26日の4日間。24日、25日は11時〜16時15分まで、26日は11時〜13時45分と16時15分〜18時まで開催。
 なお、23日〜26日までの16時30分〜18時までは、日毎の渋谷チャンピオンを決定する“Daily Championship”が行われ、上位入賞者にはプレミアムワイヤレスサラウンドヘッドセットやプレイステーション ストアカードなどの豪華景品をプレゼント。さらに、最終日となる26日の14時〜16時には、ニューヨークのタイムレコードを超えたプレーヤーのみが集い、真のチャンピオンを決定するタイムアタックバトル“vs NYC Final Round”を開催。優勝者にはオリジナルトロフィーに加え、プレイステーション VRが贈呈される。
 腕に自信のある『GT』ドライバーは、ふるって参加してみてはいかがだろうか。

 イベントを終えた直後の松田選手にコメントを得られる機会が得られたので、ここでそのやりとりを紹介していこう。

ーー『グランツーリスモ』はいつ頃からプレイされていましたか?

松田 『グランツーリスモ』が出た当初から遊んでいるので長いですね。以前は海外の知らないコースを走る際の練習にも利用していましたし、最近は気晴らしに走ったりして楽しんでいます。

ーーゲームで走った場合と実際に走った場合では、走り方に違いはでますか。

松田 僕たちレーサーが実際にサーキットを走っているときは、クルマの動きを腰で感じながら操っていますが、ゲームの場合は視覚がすべてになっています。でも、コーナーに進入する際のタイミングなどは、ゲームで訓練できますね。

ーー『GT SPORT』のVRモードはもう試されたりしましたか?

松田 まだ体験してないので、ぜひやってみたいですね。もっと臨場感があるというので、楽しみです。

ーー今日の走行は自分で評価してどのくらいの出来でしたか?

松田 正直、周りの雰囲気で少し安全な走行になってしまいました(笑)。6〜7割といった感じですかね。もっと攻めていけば、あと5〜6秒は縮められると思います。

ーーここで開催されている“vs NYC Time Attack”に一挑戦者として参加したら、どこまでいけそうですか?

松田 もし参加するとしたら、家でこっそり練習すると思うので、チャンピオンが取れるくらいの自身はあります。

ーー『GT SPORT』を遊んでいるプレイヤーの中には、今後レーサーを目指している人もいると思います。プロのドライバーとして、『GT SPORT』を遊んでいるプレイヤーにメッセージをお願いします。

松田 実際に『グランツーリスモ』からレースを始め、僕たちと同じ本物のレーシングドライバーになったヤン・マーデンボロー選手のようなドライバーもいるので、夢を持って楽しんでください。それと最近は若者のクルマ離れが目立っていますが、『グランツーリスモ』で僕たちが戦っている世界を知っていただいて、クルマに興味を持ってもらえたらうれしいです。