新感覚スポーツゲーム『ARMS』の、国内プレイヤーの頂点を決める初の全国大会“ARMS JAPAN GRAND PRIX 2017”。2017年12月17日に開催される決勝大会への出場を掛けて、名古屋、東京、大阪、福岡にて、予選の地区大会が順次開催中だ。

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 そして2017年11月3日、大崎ブライトコアホールにて、東京地区の予選大会が開催された。本記事では大会の盛り上がりと、決勝試合の模様をリポート。最後には、優勝者へのミニインタビューもお届けしよう。

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東京会場には老若男女問わず、多くの『ARMS』プレイヤーが集結した。
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会場の受付前では、スプリングマンのお面が配布されており、装着して大会に臨むプレイヤーも。
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大会参加者には、大会のロゴが描かれたリストバンドがプレゼントされた。

 本大会は1対1で戦い、勝利した選手がつぎの対戦へと勝ち上がってく、最大128名のトーナメント方式(4回戦までは、1試合先取。準々決勝以降は、2試合先取)。アームやファイターは選手の自由に選ぶことができ、ステージはランダムとなっている。また、体感操作でファイターを動かす“いいね持ち”や、オーソドックスなスティック&ボタン操作なども、各選手の好みに合わせ選択可能だ。

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会場では、スタッフのお兄さんからルールの説明が丁寧に行われていた。
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本大会のトーナメント表。
各選手たちはこの対戦シートに、使用するファイターやアームなどを記入して受付をする。

 大会の開始に先駆けて、会場では開会式も行われた。リングアナウンサーの国本直基氏、実況の高橋麗氏、解説の矢吹光佑氏が登場し、会場の皆さんにご挨拶。そして、選手たちと「いっちょ!」、「ARMS!」と、試合開始合図をコール&レスポンスし、東京大会がスタート!

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左から、国本直基氏、矢吹光佑氏、高橋麗氏。
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「いっちょ!」、「ARMS!」と、皆さん元気いっぱい!

 1~3回戦は、A~Hブロックの8つに分かれて試合を進行。試合はすべて同時に進められ、勝った選手も負けた選手も、待機中は自由に試合を観戦することができた。選手たちはそれぞれが注目している選手たちや、仲のいいプレイヤーに、「いけー!」、「がんばれー!」と声を掛ける姿もあり、大きな盛り上がりをみせていた。また、会場には出場するプレイヤーのほかにも、友人や家族なども“セコンド”という名目で観客として参加でき、戦う選手の横で、「右のアームで攻めていこう!」、「必殺ラッシュ溜まってるよ!」と、まさにセコンドらしい働きをしている人もいたのが印象的だった。

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 また、プレイスタイルが異なる対戦者どうしの対決では、片方が立って“いいね持ち”、片方が座ってじっくりとコントローラーを握るという対戦が展開されるのも『ARMS』ならでは。ブロックによっては、子どもVS大人の対決となり、本作の人気の幅広さを改めて認識。さらに、子どもが大人を打ち負かすというシーンもあるなど、選手たちがワイワイと純粋に対戦を楽しんでいる姿が印象的だった。

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ちなみに、参加者の中には手作りグッズを持ち込む選手も。こちらはミェンミェンの帽子! でも、キッドコブラ使いなんだとか(笑)。
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 16人まで絞り込まれた4回戦からは、ステージ上で試合を展開。これがもう、とにかくギリギリの試合の連続で大熱狂! 一進一退が続く攻防の連続には、ステージ前に集まった観客たちの方々も大盛り上がり。勝利した選手のガッツポーズや、負けた悔しさで倒れこむ選手など、一喜一憂のリアクションも見どころのひとつだった。

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ここまで勝ち抜いた16名の選手たち!
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 そして、決勝に進出したのは、ここまでリボンガールの機動力を活かして相手を翻弄し続けた、はるー選手。対するは、いいね持ちを貫きながらも、キッドコブラやマックスブラスなどを使用して勝ち上がったポルンガ選手が、キッドコブラで挑む。

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左が、はるー選手。右が、ポルンガ選手。

 1戦目は、ポルンガ選手が縦への攻撃範囲の広いバーチカルを駆使して、リボンガールのジャンプを用いた機動力を封じる作戦を見せ、はるー選手を終始圧倒。対するはるー選手は、横に攻撃範囲の広いトライデントを使っていたが、前へ前へと勢いよく攻め立てるポルンガ選手のスタイルに、やりにくそうな表情を浮かべていた。

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 ポルンガ選手が優勝に王手を掛けた2戦目。はるー選手は、両手を攻撃力の高いロースターへと変更し、ステージ全体をぐるりと回りながら、障害物を駆使してパンチをヒットさせていく作戦に変更。それが功を奏したのか、1ラウンド奪取に成功するはるー選手。ポルンガ選手はその作戦をさせまいと、今度はステージの角に相手を追い詰め、行動範囲を狭くしていく立ち回りをみせていく。だが力1歩及ばず、はるー選手が2戦目を勝利する。

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 そして優勝者を決める最終戦へと突入。ポルンガ選手は、ここまで活躍してきたバーチカルから、拳の大きいバルーナーへとアームをチェンジ。ステージはやや狭めのスプリングスタジアムということもあり、ガチガチの殴り合いになることを想定した選択のようだ。やはり狭いというところがネックとなり、はるー選手は逃げ切ることができず、コーナーに追い詰められてしまう。投げ技で立ち位置を入れ換えるなど、なんとか凌ぐものの、ラストラウンドはその猛攻に耐え切れず、KO。これにて、東京大会を制したのは、ポルンガ選手に決定!

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 「言葉が出ません……!」と、勝利の余韻を噛みしめるポルンガ選手には、優勝トロフィーと、決勝大会の進出権利、そしてキッドコブラのデザインを模したパーカーが贈呈され、本大会は終了となった。

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試合終了後の感想を伺った!

 大会終了後、ポルンガ選手へ試合の感想や、勝因などをお聞きした。

――まずは優勝おめでとうございます! 優勝された感想をお願いいたします。
ポルンガ選手 ありがとうございます。ここまで応援してくださった観客の皆さんのおかげで、優勝することができました。

――キッドコブラをメインに、一部の試合ではマックスブラスなども使っていましたが、キャラクターを使い分けた理由とは?
ポルンガ選手 キッドコブラは、とにかく発売時からずっと好きなキャラクターなので、絶対大会でも使うつもりで練習していました。ですので、基本的にはキッドコブラを使っているのですが、対マスターマミーなど、相性的にキッドコブラよりも相性がいいと感じたキャラクターに対してはマックスブラスを選択していました。

――アームはゲルゲルをメインに使っていましたが、その理由を教えてください。
ポルンガ選手 重量の重いアームかつ、当てやすいんです。左アームに重いゲルゲルをセットして本命の一撃に、右アームには軽めのバーチカルやバルーナーなどをセットして牽制に使っていました。右アームで捌いて、左アームを当てるのが基本的な戦いかたでしたね。

――いいね持ちで見事優勝されましたが、いいね持ちを貫き続けた理由はありますか?
ポルンガ選手 やはり、パンチの軌道ですね。スティック操作よりも、左右のアームをしっかりと狙うことができます。それに、いいね持ちが『ARMS』の醍醐味だと個人的には思っていますから(笑)。ちなみに、右手にいちばん使うアームを設定している理由も、自分が右利きなので使いやすい腕を使いたいという、いいね持ちならではの理由があったりします。

――なるほど。それでは最後に、決勝大会への意気込みをお願いします!
ポルンガ選手 絶対! 絶対優勝します!

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日本最強のチャンピオンベルトを勝ち取るのは誰だ!?