“Playstation Media Showcase 2017”にて発表された、プレイステーション VR向け『Blood & Truth』の試遊リポートをお届け。

 2017年11月1日〜5日(現地時間)まで、フランス・パリにてゲームイベントParis Games Week 2017が開催中。それに先駆ける形で、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(以下、SIE)は10月31日にメディア向けのセッションを実施。本記事では、プレイステーション VR向けのガンシューティング『Blood & Truth』の試遊リポートをお届けする。

 まずは、本作の制作の経緯をディレクターのStuart Whyte氏とデザインディレクターのIain Wright氏が説明。

デザインディレクターのIain Wright氏(左)とディレクターのStuart Whyte氏(右)。

 彼らはSIE ワールドワイド・スタジオのロンドンスタジオで、プレイステーション VRが“Project Morpheus(プロジェクト モーフィアス)”とコードネームで呼ばれていたころからVRタイトルの開発を推進。のちに、バラエティーに富んだVRコンテンツを収録した『PlayStation VR WORLDS』を発表した。同作には5つのコンテンツが収録されていたが、調査を行った結果、もっとも好評だったのはロンドンギャングの一味となってカーチェイスや銃撃戦をくり広げる『The London Heist(ロンドン ハイスト)』だったという。

 「ただ、『The London Heist』は短かった……」とWhyte氏。当時、やろうとしてできなかったことの実装やボリューム面の改善、そしてまるで映画のアクションヒーローになったかのような没入感を求めて開発されたのが、今回の『Blood & Truth』というわけだ。それを踏まえて、アナウンストレーラーを観てほしい。

 今回試遊できたのは、アナウンストレーラーにも登場するカジノへの強襲パート。主人公は特殊部隊の一員で、マフィアに家族が脅かされているという設定。そこで、敵の根城たるカジノを襲い、ボスを仕留めるというシーンだ。

 操作に使用するのは2本のPS Move モーションコントローラー。キャラクターの移動はフリーではなく、移動可能な場所(Waypoint)を目視した状態でPSボタンを押すとそこまで移動できる仕組み。まずは屋外からカジノの内部に潜入するところから始まるのだが、PS Move モーションコントローラーを使ってハシゴを上るアクションを行ったり、ピッキングで鍵を開けるなど、『The London Heist』にはなかった新要素がいきなり登場。その後、通風口をほふく前進で進み、保安室らしき場所に忍び込むことに成功。そこで監視カメラを制御する端末を操作して、ボスの居場所を探すことに。冒頭のピッキングといい、パズル的な要素が要所で出てくるようだ。

 潜入中はスニーキングアクションばりの緊張感で、ジャマな敵をひとりずつ確実に仕留めていく感じ。このあたりも『The London Heist』とは対照的な部分だ。ボスの居場所がわかり仕留めようとすると、そこから派手な銃撃戦へ発展。ボスを追いながら、つぎつぎと襲いかかってくる敵を倒していく。銃撃戦時の新しいフィーチャーとしては、消化器を撃ち抜くと動きがスローになること。いわゆるバレットタイム的な表現で、時間の流れはゆっくりになるがプレイヤーは素早く動けるため、囲まれた敵に対してつぎつぎとヘッドショットを決められる。

 ついにボスを追い詰め、殺すか見逃すかの選択になった。どちらを選択してもストーリーに変化はないようだが、名声などに影響するとのこと。記者は迷わずボスをヘッドショット! すると、どエライ機関銃を持った追っ手が登場! ガラスを破って逃げるも、そこはビルの高層階……といったところでデモは終了となった。

 『The London Heist』での開発経験と、そこでやりきれなかった要素がふんだんに盛り込まれているとあって、なかなかのVR体験となりそうと感じた。今回プレイできたのは15分程度なのだが、1ミッションはその倍くらいのボリュームとのことで、かなりやり応えもありそう。『The London Heist』が好きだった人はかなりの要注目タイトルだ。続報に期待したい。