VR ZONE SHINJUKUでの期間限定稼動に先駆け、『機動戦士ガンダム 戦場の絆VR PROTOTYPE Ver.』を先行プレイ!

2017年11月10日より”VR ZONE SHINJUKU”で期間限定稼動する『機動戦士ガンダム 戦場の絆VR PROTOTYPE Ver.』。ここでは完成直前の『戦場の絆VR』をプレイしたインプレッションをもとに、ゲームの概要や魅力を紹介。

『戦場の絆VR』がいよいよ稼動目前

 2017年7月にオープンした、バンダイナムコエンターテインメントのVR専用アミューズメント施設“VR ZONE SHINJUKU”にて、2017年11月10日から2018年1月9日までの期間限定で稼動予定の『機動戦士ガンダム 戦場の絆VR PROTOTYPE Ver.』(以下、『戦場の絆VR』)。ここでは、完成直前の『戦場の絆VR』を先行プレイしたインプレッションをもとに、ゲームの概要や魅力を紹介する。

今回のプレイ取材は、VR ZONE SHINJUKUに搬出される前の実機を使って行われた。

完全な宇宙空間で戦う、まったく新しい『戦場の絆』

 『戦場の絆VR』はその名の通り、現在稼働11年目を迎えているアーケードゲーム屈指の長寿タイトル『機動戦士ガンダム 戦場の絆』シリーズがベースになっているVRアトラクション。そのためフットペダルと2本のレバーを使ってモビルスーツを操るという操作方法、最大8人のプレイヤーが連邦軍、ジオン軍に分かれて4対4で戦う基本的な要素は踏襲されているが、一部ゲームルールはシリーズ未経験者、VRでのゲームプレイに馴染みがない人向けにブラッシュアップされている。
 まず、本作をプレイしてアーケード版『戦場の絆』ともっとも違いを感じるのは、“地面がない”完全な宇宙空間でモビルスーツを操作するという点だろう。その結果、『戦場の絆VR』には機体の高さを調整する“上昇”、“下降”のアクションが追加されている。また、敵機に照準を合わせる方法が、VRヘッドマウントを活かした形にも変更されているのもポイントだ。

『戦場の絆VR』の操作方法。宇宙空間に対応した上昇&下降のアクションと、ジャンプの代わりに加速の使い分けが可能になっている。

パッと見は、あらぬ方向を向いてゲームプレイをしているように見えるが、じつは側面に回られた敵に照準を合わせようとしている状態。

 ゲームルールでは、モビルスーツにコストの概念がなくなっており、アーケード版では勝敗に直結する“戦力ゲージ”も存在していないのが大きな違い。『戦場の絆VR』では、モビルスーツの撃破数や拠点へ与えたダメージではなく、連邦、ジオンそれぞれに設定された勝利条件を満ために戦うことになる。どちらの軍でプレイしても勝敗のカギを握るのは、連邦軍の戦艦、マゼランだ。

・連邦軍の勝利条件

連邦軍を選択したプレイヤーはガンキャノン、もしくはガンダムに搭乗し、マゼランを防衛。ジオン軍の戦艦ムサイにマゼランが激突するまで戦闘を続ける。マゼランは自動で移動するために、追従しつつジオン軍のモビルスーツを相手にする必要がある。

参加者のうち3人がガンキャノンに搭乗し、残るひとりがガンダムを担当。ガンダムは本作随一の攻撃力を誇るが、メイン武器のビームライフルに10発の弾数制限があるため、射撃戦での自由度はガンキャノンに分がある。

・ジオン軍の勝利条件

攻めてくる連邦軍に対してジオン軍は、マゼランによるムサイへの特攻が成功する前に撃沈することが勝利条件となる。マゼランには、ジオン軍のチームに1機だけ支給されるシャア専用ザクの“対艦ライフル”でしかダメージを与えられないため、作戦はおのずと対艦ライフルをいかに命中させるかに集約される。制限時間内に対艦ライフルの攻撃を5発着弾させれば、ジオン軍の勝利だ。

ジオン軍のプレイヤーに支給されるのは、3機のザクIとシャア専用ザク。マゼランに唯一有効なシャア専用ザクの対艦ライフルは、発射までにチャージが必要なので、ザクマシンガンやバズーカなど対モビルスーツ戦に有効な武器を持つザクIでサポートしたい。

出撃前にはタッチモニターを使ってチームメイトと作戦会議が開ける。このブリーフィングタイムを含め、1プレイは約20分前後になるとのこと。

プレイインプレッション~”VR初心者”にやさしい仕様、しかしゲームとしては本格派

 今回『戦場の絆VR』をプレイさせてもらい、もっとも印象に残ったのが、しっかりした“ゲーム”として作られているという点。プレイする前はVRに特化したゲームということで、映像を見て臨場感を楽しむ“アトラクション”的なものと思っていたのだが、モビルスーツを操作する感覚はアーケード版の『戦場の絆』そのもの。むしろ地面がなくなって上下に動けるようになったぶん、操作の自由度は上がっているように感じた。また、ブーストゲージを消費せずに機体を加速させられるようになったおかげか、試合の展開もスピーディーになっている(再出撃から戦闘への復帰が早い)のも『戦場の絆VR』の特徴といえるだろう。

操作に慣れた開発スタッフが操るシャア専用ザクは、まさに“赤い彗星”という動き。ガンダムに乗せてもらって対抗しようとした筆者だったが、終始翻弄されて試合にも敗北した。

 地面がなく移動の自由度が高いとなると、主観視点のゲーム+VR慣れしていない人は、「現在位置がわからなくなって“迷子”になるのでは……?」という不安を感じるかもしれないが、これはゲームルールによってかなりの部分が解消されている。連邦、ジオンどちらでプレイしても、マゼランを追い続けることが勝敗に直結するので、迷ったら動くマゼランを見つけて移動すればいい。実際今回の取材に参加したライター&編集も、この手のゲームが超得意というわけではなかったが、“迷ったらマゼラン集合”というアドバイスをもらってからは、戦場で孤立することはなかった。

マゼランは、戦場のどこにいてもまず発見できるサイズなので、見失う恐れは限りなく低い。ちなみに、宇宙空間に漂っているデブリや戦艦に当たっても、ダメージを受けることはない。敵モビルスーツの攻撃にだけ注意していればオーケーだ。

 そして、VRでゲームをプレイする際にはどうしてもついて回ってくる“酔い”の問題だが、『戦場の絆VR』はこの問題もゲームの仕様というか、初代ガンダム=1年戦争のモビルスーツのコックピットを再現するという方法である程度解決。コックピット越しに見える視界は約180度であるおかげか、無意識に後ろを向いたりすることがなく、連続でプレイしてもVR酔いを感じることはなかった。

開発スタッフの方いわく、コックピットの視界を仕切る“枠”を入れたことが、画面酔いを防ぐ助けになっているとか。

 VRに特化した作りになっていながら酔いづらく、ゲームとしては本格派というべき作りになっている『戦場の絆VR』。11月10日~1月9日の稼働期間中にVR ZONE SHINJUKUに立ち寄る機会がある人は、ぜひプレイしてみてほしい。

<『機動戦士ガンダム 戦場の絆VR PROTOTYPE Ver.』>
営業場所:超現実エンターテインメントEXPO「VR ZONE SHINJUKU」
営業期間:2017年11月10日~2018年1月9日の期間限定設置
使用チケット:“1day4チケット”いずれかのからーでも体験可能
所要時間:約20分(ブリーフィング時間含む)
対象年齢:13歳以上

<VR ZONE SHINJUKU>
施設名:超現実エンターテインメントEXPO「VR ZONE SHINJUKU」
住所:東京都新宿区歌舞伎町1-29-1
営業期間:2017年7月14日(金)~ 期間限定
※『機動戦士ガンダム 戦場の絆VR PROTOTYPE Ver.』は、2017年11月10日~2018年1月9日の期間限定設置
営業時間:10:00~22:00(最終入場時間21:00)
※アクティビティ受付終了時間21:30
(各アクティビティに列がある場合は、早めに受付終了の場合あり)
※飲食ラストオーダー:フード21:00/ドリンク21:45
(持ち帰りは22:00まで販売)
休業日:年中無休
最寄駅:JR新宿駅東口から徒歩7分、西武新宿駅から徒歩2分、東京メトロ新宿三丁目駅から徒歩10分、東京メトロ東新宿駅から徒歩10分

映像的な迫力以上にチームで作戦を立てて試合に勝利するという、対戦ゲームとしての醍醐味が凝縮されている作品なので、1度きりの体験ではなく、くり返しプレイしても飽きないのも大きい。そして、つぎの戦闘のあいだには、戦闘のリプレイが流れる。試合後のモニターを見て話す“感想戦””が楽しいのも、『戦場の絆』シリーズならではの魅力だ。



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