2017年10月7日、東京・namco巣鴨店にて格闘ゲーム複数タイトルを競技種目とする全国大会“闘神祭2017”の『鉄拳7 FATED RETRIBUTION』(以下、『鉄拳7FR』)部門予選大会が実施された。東京エリア最後の枠を巡ってくり広げられた闘いの模様をリポートする。

『鉄拳7 FATED RETRIBUTION』東京エリア最後の代表チームが決定、巣鴨で行われたエリア決勝をリポート【闘神祭2017】_01
『鉄拳7 FATED RETRIBUTION』東京エリア最後の代表チームが決定、巣鴨で行われたエリア決勝をリポート【闘神祭2017】_02

 “闘神祭2017”は、タイトーが主催する対戦・格闘アーケードゲームの全国大会。2017年7月から10月にかけて全国のゲームセンターで予選大会が開かれ、代表選手を選抜。代表選手たちは、2017年10月21~22日に東京・TFTホールで行われる決勝大会に出場し、No.1の座をを目指す。その競技タイトルのひとつ『鉄拳7FR』は3on3チーム戦のレギュレーションを採用。選手は3人1組でチームを結成し、チームどうしの勝ち抜き戦で勝敗を決定する。

東京エリア最後の舞台は『鉄拳』ガチ勢が集う巣鴨!

 本部門の東京エリア最後の舞台となったのは、『鉄拳』に非常に力を入れているnamco巣鴨店。フロアの一角には大きく『鉄拳』コーナーが設けられており、アーケード筐体がズラリ。大会日のみならず、つねに対戦が賑わっている店舗だ。

 予選当日はステージ上に設置された筐体を大会台として使用し、まず店舗の代表チームを決める店舗予選を実施。大会中は店内のライブモニターに試合の模様が映し出され、店員や有志プレイヤーがマイクを持って実況を担当。大会出場者だけではなく、観戦や野試合目的の来場者も多く集まり、ハイライトシーンでは歓声が上がるなど大いに盛り上がった。

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 店舗予選終了後は休憩を挟み、他店舗で店舗予選を突破したチームが加わってのエリア決勝がスタート。出場したのは以下のメンバーだ。

【夕張JAPAN】新宿TRANCE野郎/新宿EDM野郎/夕張GOGO野郎
【神の怒り】和製PTJ/EUMA17/最速エクス田中
【えんどすけーぷ】あきちゃんんん/ノト・ザマ/シムラ
【あかあおねっけつ】マキットカット/ポン/ピタカゲ
【中野パンツァーフォー】ついん/ちゃんむら/しろネコ
【namco巣鴨店代表チーム】有楽町クラウディオ/じゃここ/かるまーん

 以上の6チームは3チームずつの2ブロックに分かれ、各ブロック内で2連勝を達成したチームが決勝戦に進出するというルール。ここからはステージ上の大会筐体1セットのみでの進行となり、来場者たちはすべての試合を観戦できた。

 ハイレベルな試合を勝ち上がり、決勝戦に進出したのは【namco巣鴨代表チーム】と【夕張JAPAN】だ。

第1試合 先鋒・かるまーん(カタリーナ)vs.先鋒・夕張GOGO(キング)
 お互い2ラウンドを奪い、ファイナルラウンドへもつれ込むが最後はカタリーナが好調。中下段を使い分けるラッシュがことごとくヒットし、かるまーん選手が勝利。

第2試合 先鋒・かるまーん(カタリーナ)vs.中堅・新宿TRANCE野郎(豪鬼)
 この試合もファイナルラウンドまで達する接戦に。ファイナルラウンドでは引き気味に立ち回った豪鬼が先手を奪い、体力リードを奪った後に一気にラッシュを仕掛けてカタリーナをKO。新宿TRANCE野郎選手が勝利する。

第3試合 中堅・じゃここ(フェン)vs.中堅・新宿TRANCE野郎(豪鬼)
 慎重に立ち回るフェンが豪鬼の攻めをいなす展開となる。豪鬼の攻めに対処しきったフェンが豪鬼を封殺し、じゃここ選手が勝利。

第4試合 中堅・じゃここ(フェン)vs.大将・新宿EDM野郎(飛鳥)
 この試合では飛鳥がフェンを圧倒。フェンの攻めを寄せ付けず、3ラウンド連取で新宿EDM野郎選手が勝利となった。

第5試合 大将・有楽町クラウディオ(クラウディオ)vs.大将・新宿EDM野郎(飛鳥)
 決勝戦は大将どうしの決定戦に委ねられる流れに。大将対決では試合展開は拮抗しているものの、新宿EDM選手が終盤の攻防を制する勝負強さを見せる。飛鳥が2ラウンドを連取し、3ラウンド目にはクラウディオの攻撃を見事にさばいてフィニッシュ。

 以上の結果により、闘神祭2017『鉄拳7FR』部門、namco巣鴨店代表は【夕張JAPAN】となった。

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 最後に、【夕張JAPAN】代表・新宿TRANCE野郎選手のコメントをお届け。

新宿TRANCE野郎選手
 「僕はまだ『鉄拳』の腕が未熟ですが、“豪鬼が弱くても勝ちたい”という気持ちがあり、賛同してくれる仲間とチームを組みました。決勝大会では弱い人でも勝てるということを示したいと思います。あと、僕の実力が足りなくてもまわりの強いプレイヤーを世に知らしめたいという思いもあるので、決勝大会で活躍してその部分をアピールしたいです」