2017年10月8日、東京・池袋のシアターカフェ&ダイニング“STORIA”にて、対戦格闘ゲーム『GUILTY GEAR Xrd REV 2(ギルティギア イグザード レヴ ツー)』(以下、『GGXrdR2』)の大型大会“GODSGARDEN#12”が実施された。大会や野試合のほか、飲食や交流なども楽しまれた現地の模様をリポートする。
“GODSGARDEN#12”は、多種ゲームの大会、プロゲーマーの排出、ストリーミング配信などで知られるゲーマー団体・GODSGARDENが主催するイベント。家庭用ゲーム機を用いたオフライン大会として継続開催されており、その12回目を数える今回は競技タイトルにアークシステムワークスの格闘ゲーム『GGXrdR2』を採用。事前にプレイヤー人気投票でゲスト選手を選出するなどで『ギルティ』ファンの注目を集め、大会には80名近くのプレイヤーがエントリーする一大大会となった。
当日は午前10時から開場。会場にはプレイステーション4版『GGXrdR2』の対戦台が数多く設置され、朝早くから多くのプレイヤーが訪れて対戦や交流を楽しむ姿が見られた。
日中は大半の時間をかけて大会の予選を実施。出場プレイヤーたちは数名ずつのブロックに分かれ、予選リーグにてブロック突破選手を選出。リーグ内では勝敗数に関わらず全組み合わせの試合を行う流れとなっており、各対戦の組み合わせは2試合先取で勝敗を決定。プレイヤーの腕前を問わずに、真剣勝負が数多く競えるレギュレーションで争われた。
予選ブロック突破メンバーが決定した後は決定戦にて上位6名を決定。この6名に、人気投票で上位となったFAB選手とダル選手のふたりが加わり、以下の8名が決勝トーナメントに進出した。
中村(ミリア)
ナゲ(ファウスト)
かにたべ(エルフェルト)
サミット(チップ)
三田二郎(アクセル)
ほっさ(クム)
ダル(イノ)
FAB(ポチョムキン)
18時からはいよいよ決勝トーナメントがスタート。ここからは2試合先取制、敗者復活アリのダブルイリミネーションのレギュレーションだ。8名の対戦組み合わせはジャンケンの勝者から対戦したい相手を選ぶというもの。試合はストリーミング配信に使用する対戦台1セットのみを使用し、会場全体で全試合を観戦することができた。
激戦を勝ち上がり、グランドファイナルに進出したのはウィナーズのサミット選手と、ルーザーズのナゲ選手のふたり。試合はスピードと手数で攻めるチップに対し、長いリーチとやり込みによる対応力が光るファウンストの構図となる。
1試合目はお互い体力僅少の息詰まる展開となり、最後はチップがファウストのドリルキックに渾身のレバー前+Kをぶつけてサミット選手が先取する。しかし2試合目からはナゲ選手が好調。チップの幻狼斬を見てからドリルキックで反撃、際どい近接戦をブリッツシールドでしのぐ鋭い読み、アイテムに応じたアドリブといった、プレイヤーの技量を見せて2試合を奪いリセットに。その後もファウスト側が大きく崩れるシーンはなく、自分のペースを貫き切ったナゲ選手が再度2試合を連取して決着。“GODSGARDEN#12”はナゲ選手の優勝となった。
※大会模様ストリーミング配信タイムシフトはこちら(twitch.tv)
最後にナゲ選手のコメントをお届け。
ナゲ選手
「いままでこういった公式大会での優勝経験がなく、素直に優勝できてよかったです。いまは疲れていて実感が沸かないため、明日以降うれしさを噛み締めたいと思います(笑)。闘神祭決勝大会はサミット選手とLOX選手と組んで出場するので、こちらも応援よろしくお願いします!」