見せてもらおうか。実物大ユニコーンガンダム立像の性能とやらを!
2017年9月23日、ダイバーシティ東京プラザのフェスティバル広場で開催されたスペシャルセレモニー。これは、“実物大ユニコーンガンダム立像”のオープン(公開日は2017年9月24日)を祝して行われたイベントで、『機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)』の主人公、バナージ・リンクス役の内山昂輝さんのほか、アニメシリーズの楽曲を担当する澤野弘之さんとTielleさん、さらにスペシャルゲストとしてLUNA SEAやX JAPANのメンバーであるミュージシャンのSUGIZOさんが登場。立像がユニコーンモードからデストロイモードへ変身する演出や、生演奏が披露された。

セレモニーの冒頭では、TOKYOガンダムプロジェクト2017実行委員会 会長および東京港埠頭 常務取締役の前田敏宣氏、バンダイ 代表常務取締役 チームガンダムオフィサーの垰 義孝氏、創通 代表取締役社長の出原隆史氏、サンライズ 代表取締役社長の宮河恭夫氏が登壇。順番に挨拶を行うなかで、宮河氏は「来年の春に“新しいユニコーンのプロジェクト”を発表させていただきます」とコメント。詳細は不明だが、今年は『機動戦士ガンダムUC』から目が離せない年になりそうだ。
[2017年9月25日12時22分修正]お名前の順番に誤りがあったため、修正いたしました。読者並びに関係者の皆様にご迷惑をおかけしたことをお詫びいたします。
関係者の挨拶が終わると、『機動戦士ガンダムUC』のワンシーンが上映され、内山さんがステージに。内山さんがセリフを読み上げて最後に「ユニコーン!」と叫ぶと、実物大ユニコーンガンダム立像がユニコーンモードからデストロイモードへと変身し、会場に集まったファンからは歓声が上がった。
ステージでは、澤野さんとTielleさんによる生演奏がスタート。『機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096』のオープニングテーマ「Into the sky」、さらに実物大ユニコーンガンダム立像のテーマソングとして新たに作られた「Cage」を力強く披露した。全高19.7メートルもある実物大ユニコーンガンダム立像の前でくり広げられたパフォーマンスは、まさに圧巻! 迫力の歌声とサウンド、美麗な演出で多くの観客を魅了した。
「Cage」の演奏が終わると、ステージが暗転してSUGIZOさんがパフォーマンスに参加。SUGIZOさんによるヴァイオリンの独奏から、澤野弘之さんとTielleさんが『機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096』のエンディングテーマ「Next 2 U」につなげるスペシャルメドレーを歌い上げた。
最後に、澤野さんは「「Cage」は、前に向かって進む気持ちも込めて作りました」、Tielleさんは「今日は緊張しましたが、心を込めて歌いました」、SUGIZOさんは「10歳のころから『機動戦士ガンダム』の大ファンで作品とともに歩んできたので、ガンダムの世界にミュージシャンとして関わることができてとても光栄です」と、それぞれ感想を語り、セレモニーは幕を下ろした。
セレモニー終了後、一足早く夜演出プログラムが公開された(以下、公式サイトより抜粋)。
「機動戦士ガンダムUC RE:MIX0096」
(MOBILE SUIT GUNDAM UC RE:MIX0096)
「機動戦士ガンダムUC」のBGMを澤野弘之氏が今回のために再アレンジ。作品を彩った音楽と名場面を共に振り返る。
「機動戦士ガンダムUC SPECIAL MOVIE」 “Cage”
SawanoHiroyuki[nZk]:Tielle」
(MOBILE SUIT GUNDAM UC SPECIAL MOVIE “Cage” SawanoHiroyuki[nZk]:Tielle)
澤野弘之氏により「実物大ユニコーンガンダム立像」テーマソングとして書き下ろされた新曲”Cage”のために制作された、WALL-G限定スペシャルムービー。
「翔べ! ガンダム 2017」
(FLY! GUNDAM 2017)
1979年放送当時の「機動戦士ガンダム」のオープニングの楽曲に合わせ、元の映像の雰囲気そのままに、ガンダム部分を3DCGで新作、再構成。今回のユニコーンガンダムが、最初のガンダムと同じ宇宙世紀を舞台にしており、世界観の繋がりを意識した作品。当時のガンダムファンには懐かしんでもらいながら、新しい世代の人たちにも興味を持ってもらえるような流れとなっている。
とくにファンの歓声が大きかったのが、「翔べ! ガンダム 2017」の演出。ユニコーンガンダムが、『機動戦士ガンダム』のオープニングに合わせてガンダムのように動く内容になっており、往年のファンや親子のファンも楽しめるようになっている。
公式サイトに掲載された演出スケジュールをチェックして、ユニコーンガンダムの変身や演出をその目で体験してほしい。