2017年9月21日(木)から9月24日(日)まで、千葉・幕張メッセにて開催中の東京ゲームショウ2017(21日・22日はビジネスデイ)。初日となる9月21日、スクウェア・エニックスブースにて、『フロントミッション』のDNAを継ぐ完全新作『LEFT ALIVE』のステージイベントが行われた。

 2017年9月21日(木)から9月24日(日)まで、千葉・幕張メッセにて開催中の東京ゲームショウ2017(21日・22日はビジネスデイ)。初日となる9月21日、スクウェア・エニックスブースにて、『フロントミッション』(以下、『FM』)のDNAを継ぐプレイステーション4、PC向けの完全新作『LEFT ALIVE』(2018年発売予定)のステージイベントが行われた。その模様をお届けする。

 ステージには、プロデューサーの橋本真司氏、ディレクターの鍋島俊文氏、キャラクターデザインの新川洋司氏が登壇。MCは、お笑い芸人のエレキコミック今立さんが務めた。初日の11時からという早めの時間からのスタートということで、お客さんがいないのではと不安だったという橋本氏だが、大勢の取材陣が集まっており安心した様子。

(左)橋本真司氏、(中央)新川洋司氏、(右)鍋島俊文氏

 トークはまず、豪華メンバーとの開発がいかに実現したかという話題から。『FM』の1作目から携わっている橋本氏は、「シリーズで20年以上やっており、前作の『FM エボルヴ』では、皆さんのご期待に添えないところもあったため、もう一度社長にお願いして企画がスタートした」と語る。新川氏に声をかけたのは、同氏が手掛けた『メタルギア ソリッド』のフィギュアをスクウェア・エニックスで製作する際に知り合ったのがきっかけだったそう。新川氏にとっては、『FM』は憧れのアーティストである天野喜孝氏と横山宏氏が携わった作品。「これはすごいチャンスだな、ほかの方がやるくらいなら僕がやる!」という気持ちで、快諾したそうだ。また、鍋島氏については、フロム・ソフトウェアを退社するという話を聞いた橋本氏が、食事の場で「いっしょに(ゲーム制作を)やりませんか?」と声をかけたという。
 
 続いて、先日公開されたティザートレーラーの話に。今立さんから「ゲームの内容がよくわからない」とツッコミが入るも、「東京ゲームショウではいろいろなゲームが出るので、キャッチーな部分を全面に出し、意味深な感じにしています(笑)」と橋本氏。鍋島氏は、コンセプト通りではあるが、「さすがにわけがわからなすぎたかな」と苦笑いを浮かべた。そんな中、あの映像には小ネタを入れているという裏話が。じつは映像内で『FM』にまつわる要素が確認でき、シリーズのファンのあいだでは、映像公開の当初から話題となっていたのだ。

廊下に飾られた画には、なんと『FM』の舞台となったハフマン島が!
左側の赤い文字と右側のひし形の看板の2ヵ所に『FM』に出たメーカーのロゴが映っている。

 キービジュアルに描かれた3人のキャラクターについては、当初、“主人公のデザイン”のみを依頼されたものの、後から「主人公は3人です」と明かされ、驚いたという新川氏。今立さんに「最初はひとりで発注しておいて、なし崩し的に増やす作戦ですか!(笑)」とツッコまれ、慌てて否定する橋本氏だった。また、オファーの際にサブキャラクターの資料も渡したところ、新川氏はそれらのキャラクターのラフを入れ込んだ相関図まで作成してくれたとのことで、「いずれ設定画集を出しますから(笑)」と橋本氏が場を賑やかす場面もあった。なお、新川氏としては、主人公3人のうち、スクウェア・エニックス風のキャラクターを意識したイケメンの青年が難しかったとのこと。さらに、女性主人公は婦人警官であることにも言及した。

初公開となる、新川氏が描いた主人公のラフ画。最初に大ラフを描いた後、2枚目でディテールをブラッシュアップしているようだ。

 そしてここで、実機の画面写真が公開。鍋島氏いわく「『LEFT ALIVE』のジャンルはサバイバルアクション。主役になる人間が、戦場の中で立ち向かい生き残る道を探していくというテーマです」とのこと。そして最後に、初公開となるPVが流され、『LEFT ALIVE』のステージは幕を閉じた。

ステージ後のお三方に突撃インタビューを慣行!

 ステージにて概要や新情報が明かされ、期待の高まる『LEFT ALIVE』。ステージ終了後、橋本氏、鍋島氏、そして新川氏に突撃インタビューを決行した!

──発表後、ユーザーからいろいろな反応があったと思います。それを受けていかがでしたか?

橋本 プロデューサとしては、日本のお客様ももちろんですが、海外の方の反応の大きさに驚きましたね。やはり新川さんの人気もすごくて、さすがだなと。

──新川さんも、周りの方から言われたのでは?

新川 そうですね。会社の人から言われました(笑)。というのも、小島監督には相談していたのですが、ほかのスタッフはほとんど知らなかったので。『FM』なのか違うのか、最初の発表では詳細が出ていなかったので、不思議がっている様子でした。

──鍋島さんは、周囲の反応をどう受け止めていましたか?

鍋島 ティザートレーラーでは、どういう作品なのかはわからないだろうなと。思った通り、やはり皆さん「わからん」と混乱している感じを受けました(笑)。今日発表した新しいPVは、少しゲーム内容を含むので、反応が楽しみです。

──ステージでもおっしゃっていましたが、ティザートレーラーに『FM』の要素が入っているということに、ファンはすぐに気付いていましたね。

鍋島 そうですね。新しいゲームを作るという気持ちでやってはいるのですが、『FM』の流れを継いでいるので、昔から好きでプレイしてくださっているファンの方に「ちゃんとやります」というメッセージのつもりで入れました。

──3人の主人公について、新PVで顔が出ていたキャラクターは軍人で、女性は元軍人の警官とステージでおっしゃっていましたよね。もうひとりのイケメンの青年も、軍装を身に着けていますが、一般人ではない?

鍋島 彼は現役の軍人です。3人とも、軍人としてのキャリアがあるので、ゲームの中でヴァンツァーに乗ることができるんです。一般人だと操縦できないですからね(笑)。

──なるほど。ステージでは、主人公のひとりのラフが公開されましたが、新川さんはラフを何回も描き直していたりするのですか?

新川 そうですね。スクウェア・エニックスさんの作品ですから、やっぱり好き勝手にはできないです(笑)。自分なりに気を使いながら描いています。ずっとシリーズをやられていた方へのリスペクトもあるので、それを踏まえて自分なりの『FM』を表現できたらいいなと思っています。

――続報は、いつごろになりそうでしょうか。

橋本 これから、2018年1月11日発売の『ディシディア ファイナルファンタジー NT』の発売に向けての盛り上がりがありますので、それが落ち着いてからになりますかね。ぜひ、ご期待いただければと思います!

 なお、週刊ファミ通2017年10月5日号(2017年9月21日発売)では、『LEFT ALIVE』を巻頭12ページで特集。お三方のインタビューを中心に本作に迫っているので、興味のある方はぜひチェックしてほしい。
 また23日(土)13時より、ファミ通ブースにて、橋本氏と鍋島氏をお呼びして『LEFT ALIVE』についてたっぷりとお話しをうかがう予定だ。お楽しみに!

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