ゲーム好き、歴史好き必見のコラボイベント
ゲーム音楽のオーケストラコンサートなどを世界に発信するプロジェクト・GAME SYMPHONY JAPAN(GSJ)と日本橋三越本店がコラボした“GSJ PREMIUM WEEK ~Vol.2~”が、2017年9月1日(金)~12日(火)までの期間限定で、同店舗で開催されている。第2弾となる今回は、活動35周年を迎えるコーエーテクモゲームスのゼネラルプロデューサー シブサワ・コウ氏の世界をテーマに、コラボカフェや特別展示などが楽しめるボリューム満点の内容となっている。本稿では、イベントに先駆けて行われたプレスプレビューの模様をお届けしよう。
プレスプレビューのオープニングでは、日本橋三越本店とMITSUOKA自動車によるコラボレーションカー“Himiko乱〈RAN〉”が公開。今回のイベントに合わせた、織田信長ら戦国武将の愛馬や甲冑をイメージした特別仕様となっており、“美の武”をテーマに、戦国時代から伝わる美意識や技巧と現代の融合を表現したすばらしい一台だ。また、カラーリングは“漆黒(しっこく)”と“藍鼠(あいねず)”の2種類。“花吹雪”と呼ばれる独自の技巧で、車体に金色のフレークがわずかに塗布されていたりと、細かい部分にもこだわりが見られた。
“Himiko乱〈RAN〉”は9月2日(土)、3日(日)、9日(土)、10日(日)と土日限定ではあるが、本館1階南口 車寄せで展示中。同日には先行販売も行われており、車両本体価格は638万円[税込]だ。4台限定の販売なので、興味のある人は早めに日本橋三越本店へ足を運び、実物を見ていただきたい。
本館6階の三越劇場では、今回のイベント開催に先駆けて関係者らが壇上にてあいさつ。GSJの指揮者・志村健一氏は、90年の歴史を誇る三越劇場で再び演奏できることを喜びつつ、「今後も続けていきたい」と語ってくれた。そして、あいさつの後にはGSJによるプレミアムコンサートと、武楽創始家元・源 光士郎氏による舞も披露された。
なお、9月2日(土)にミューザ川崎で開催されたGSJのコンサートでは、武楽座の舞とオーケストラの初コラボレーションが行われた。こちらは、GSJ PREMIUM WEEK ~Vol.2~の期間中、日本橋三越本店内で、スマートフォン向け映像配信サービスアプリ“PROJECT REVIEWN”でコンサート映像が配信されるので、ぜひ視聴していただきたい。
また、9月9日(土)、10日(日)には、なるけみちこ氏や坂本英城氏をゲストに迎えてのスペシャルファンミーティング“GSJな人々”が行われる。申込は下記URLより。
【1日・短期講座】岩垂徳行×なるけみちこ ~ファンと語るゲーム音楽の世界~(9月9日開催) チケット申し込みページ
http://mitsukoshi.mistore.jp/bunka/product/7050900000000000000000605262.html
【1日・短期講座】坂本英城氏がファンと語る ~ゲーム音楽作編曲活動20周年の軌跡~(9月10日開催) チケット申し込みページ
http://mitsukoshi.mistore.jp/bunka/product/7050900000000000000000605263.html
そして本館7階のはじまりのカフェでは、シブサワ・コウ氏の活動35周年を記念した特別展示や、『ときめきレストラン☆☆☆』と“武の美”をそれぞれテーマにした2つのコラボカフェ、グッズショップが展開。なかでもシブサワ・コウ氏の特別展示は、ゲームパッケージイラストの原画や初期のゲーム制作で実際に使用していたマイコンなど、ファンにとってはたまらないラインナップとなっている! また“武の美”のコラボカフェでは、上杉氏の家系図や徳川秀忠が着用したと鎧として伝えられている“浅葱色威し葵紋総金具鎧”など、歴史的価値の高い武将たちの遺産も鑑賞可能。プレスプレビュー中にはお目にかかれなかったが、源 光士郎氏が使用した“桃山勝利鼓”も展示されるので、ゲーム好きの人はもちろん歴史好きの人もぜひ本イベントに足を運んで、シブサワ・コウ氏の世界と“武の美”を感じてほしい。