NES/PC版が販売中の2タイトルに日本語ファミカセ版が登場

 Retrotainment Gamesが開発したホラーアクションゲーム『Haunted: Halloween '85』およびその続編『Haunted: Halloween '86』を日本語ローカライズした、ファミコンカートリッジ版が完成。母体であるレトロゲームストアCash-in-Cultureで販売開始した(告知文などはクラウドファンディングの出資者向けになっているが、実際は一般販売)。価格はともに45ドルで、ペイパルでの支払いや日本への発送にも対応している。

 『Haunted: Halloween '85』と『Haunted: Halloween '86』は、お化けや怪物だらけになってしまった町ポッサム・ホローを救うべく奮闘する、横スクロールのアクションゲーム。新作のNES(海外版ファミコン)ゲームを作ろうという目的でホームブリュー(自作ゲーム)シーンの蓄積を応用して開発され、現在では両作品のPC版もSteamで販売されている。Retrotainment Gamesは以前からファミコン版製作の意向を示しており、今回実現した形だ。

 というわけで(2017年には当然のことながら)正規の製造ルートを通ったものではない自主制作作品なのだが、スキモノの人はトライしてみてはいかがだろうか。なお動作確認はファミコン実機およびサードパーティ製互換機のAVSで行っているとのこと。

スタジオ第3作がNES/PC向けにクラウドファンディング実施中

 また現在、同スタジオの第3作となるNES/PC対応ゲーム『Full Quiet』のクラウドファンディングキャンペーンも実施中。こちらはHauntedシリーズとは異なる新規IPとなり、森に囲まれた田舎に住む男が、何者かにさらわれた息子を取り返しに行くという内容。完成は2018年9月を予定している。
 KickStarterでのクラウドファンディングはすでに希望額の5000ドルをクリアーしており、このまま行けば確定。ゲームは10ドル以上の出資でPC版が、50ドル以上の出資でPC版にくわえてNES版カートリッジが、60ドル以上の出資でNES版のフルセット(箱・マニュアルなどが付属)が手に入る。