本格アクションRPG『ロストキングダム』を日本向けにローカライズして配信! 多彩なラインアップを誇るDonutsを訪問【ファミキャリ!会社探訪(52)】_09

“ファミキャリ!会社探訪”第52回は、Donuts!

 ファミ通ドットコム内にある、ゲーム業界専門の求人サイト“ファミキャリ!”。その“ファミキャリ!”が、ゲーム業界の最前線で活躍している、各ゲームメーカーの経営陣やクリエイターの方々からお話をうかがうこのコーナー。第52回となる今回はDonutsを訪問した。
 2007年に設立されたDonutsは、スマートフォン向けゲームとWeb事業という、ふたつの柱を軸に成長を続けてきた。ゲーム事業では、『Tokyo 7th シスターズ』や『暴走列伝 単車の虎』などのオリジナルコンテンツを展開し、Web事業では、スマホ向け動画投稿アプリ“Mix Channel”やハウツーサイト“ハウコレ”などが、女性を中心に大きな支持を集めている。今回は、韓国産ゲームのローカライズタイトルとなる『ロストキングダム』のプロデューサーを務める、ゲーム統括部・阿部浩幸氏に話を聞いた。


日々拡大を続けるゲーム事業

本格アクションRPG『ロストキングダム』を日本向けにローカライズして配信! 多彩なラインアップを誇るDonutsを訪問【ファミキャリ!会社探訪(52)】_01
Donuts
ゲーム統括部 新規開発
阿部 浩幸氏

――最初に阿部さんの経歴を簡単に教えてください。
阿部浩幸氏(以下、阿部) 大学を卒業後、某ゲームメーカーに就職し、ずっと家庭用ゲームの開発に携わってきました。スマートフォン向けのゲームアプリの開発会社については、このDonutsが初めてになります。

――何か転職するきっかけがあったのですか?
阿部 最近はプライベートでもなかなか家庭用ゲームを遊ぶ機会が少なくなり、もっぱらプレイするのはスマートフォンのゲームアプリでした。おもしろいゲームや楽しめるゲームが増えてきたこともあり、将来的にもゲームアプリの開発に携わっていきたいと思うようになりました。ゲーム業界ではプランナーとしてスタートしましたが、現在はプロデューサーをやっています。Donutsに入社して、1年数ヵ月になります。

――名刺には“新規開発”と書かれていますが、どういった仕事になるのでしょうか。
阿部 弊社には『Tokyo 7th シスターズ』や『暴走列伝 単車の虎』など、現在運用しているタイトルがたくさんありますが、それとは別に、新規タイトルの開発にも力を入れています。文字通り、新規タイトルを作る専門の部署になります。

――阿部さんの現在の具体的な業務を教えてください。
阿部 スケジュールの管理、開発スタッフのチーム作りから雑務まで、さまざまです。いま手掛けている『ロストキングダム』は、韓国産ゲームのローカライズになりますが、弊社としても、今回のような大規模のローカライズタイトルは初めてです。

――会社の雰囲気はどのような感じですか? また、所属しているスタッフやクリエイターには、どのような特徴がありますか?
阿部 若手スタッフが多く、経験の有無に関わらず、活躍できる会社です。業務時間も、比較的決められた時間に始まり、決められた時間に終えることスタッフが多いです。毎月新しいメンバーが入社しており、どんどん会社が大きくなっています。また、中途だけではなく、新卒採用にも力を入れているのが特徴的ですね。

――入社してまだ1年と少しですが、阿部さんが入社されてからも、かなり社内の雰囲気は変わったのではないですか?
阿部 そうですね。とにかく、スタッフがかなり増えました。いろいろなプロジェクトがどんどんと立ち上がっていて、目に見えて、大きな組織になっていくのを感じています。

――家庭用ゲームとゲームアプリの開発について、どんな違いを感じていますか?
阿部 アプリの場合は、配信後も365日24時間サービスが続くので、家庭用ゲーム機の現場より、もしかしたらハードな環境なのではないかと思っていました。しかし、実際はそんなことはなく、計画的に開発と運営を行っています。配信後も、一定の緊張感を維持する必要があるのは新鮮でした。ゲーム開発に関しては、それほど違いがあるとは思いません。最近はアプリのゲームも進化してきて、家庭用ゲーム並みのクオリティーを持つタイトルが増えてきたからだと思います。