シリーズ初のマルチプラットフォーム対応作品がいよいよ発売開始!
2015年7月28日開催の“ドラゴンクエスト新作発表会”から2年、2017年4月11日に開催された発売日発表会から3ヵ月半。シリーズ30周年の集大成と言っても過言ではない最新作『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて 』が、本日(2017年7月29日)に発売を迎えた。
最新ゲームの発売日にはいつも大賑わいを見せているヨドバシカメラ マルチメディアAkibaには、始発前の時点では20数人と控え目な人数が並んでいたが、電車が動き出すと徐々に人が増え始めていき、販売開始時刻の7時を迎える頃には、目視で200人を超えるほどの行列を形成。7時の開店と同時に6階ゲーム売り場へと列が誘導され、待望の発売が開始された。
▲記者は、始発が動き始める少し前に店舗に到着。6時前の時点では、行列の人数は20数人程度といったところ。
▲通常時より開店時刻を早めて、7時より販売開始の案内を提示。なお、“PlayStation 4 ドラゴンクエスト ロト エディション”と“Newニンテンドー2DS LL ドラゴンクエスト はぐれメタルエディション”は予約分のみ取り扱いで、当日販売はなしとのこと。
▲電車が動き出すと、徐々に列に加わる人数が増え始めていくことに。
▲こちらは列の先頭に並んでいたふたり組の大学生。高校時代からの友人どうしで、今日の日を楽しみに待っていて、行列に始めて参加したとのこと。
▲行列のなかにいた勇者姿の男の子と、そのお父さん。『ドラゴンクエストXI』ポップの前で記念撮影。
▲7時の開店が近づいた頃には、行列の数はおおよそ200人程度に増えていた。
▲7時になると同時に、店内への誘導がスタート。これより6階ゲーム売り場まで移動して、いよいよ購入の瞬間を迎えることになる。
▲ゲーム売り場には、さっそく『ドラゴンクエストXI』のディスプレイがひときわ目立つ形で飾られていた。
▲またたく間に、レジ前は『ドラゴンクエストXI』を購入せんとするユーザーたちで溢れかえるような状態に。
今回の行列の先頭に並んでいたのは、神奈川と埼玉から来たという大学生の友人ふたり組で、それぞれPS4版と3DS版を購入。秋葉原に訪れたのは、お祭り気分を味わいたかったからとのことで、行列には初参加ながら一番手を獲得していた。それぞれ『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー 』、『ドラゴンクエストV 天空の花嫁 』からのファンということで、今日から始まる夏休みは『ドラゴンクエストXI 』三昧とのこと。プレイ終了後にお互いのソフトを交換して遊ぶかは、これから検討するそう。
▲先ほどの先頭に並んでいたふたり組。行列の一番手ということで、テレビやメディア勢から声をかけられていたが、初行列初先頭ということで、快く取材に応じてくれていた。
行列の中でひときわ目を惹いていた勇者はお父さん、お母さんと兄弟3人で、千葉から朝5時半の電車に揺られてやってきていた。どちらのバージョンを購入するのか聞いたところ、“PlayStation 4 ドラゴンクエスト ロト エディション”、“Newニンテンドー2DS LL ドラゴンクエスト はぐれメタルエディション”をそれぞれ予約済み! お父さん、長男くん(勇者)、次男くん(スライム1)と、みな『ドラゴンクエスト 』ファンで、帰ったらさっそくプレイを始めると語っていた。どういった振り分けで遊ぶかについては、PS4版は家族みんなで共有プレイで、3DS版はお父さん専用機として利用するとのこと。
▲勇者姿の長男以外にも、子供たちがドラクエのコスプレで行列に参加し、お祭り気分を満喫。お父さんは初代『ドラゴンクエスト』からの熱心なファンとのこと。
▲“PlayStation 4 ドラゴンクエスト ロト エディション”を予約購入で手に入れたのは、都内在住の会社員の男性。『ドラゴンクエスト』歴は第2作からで、PS4版を選んだ理由は、大きな画面で楽しみたいから。3DS版も遊んでみたいが、とりあえずはPS4版を遊び終えてから考えたいと語っていた。
▲“Newニンテンドー2DS LL ドラゴンクエスト はぐれメタルエディション”を手にしているのは、都内から来た会社員の男性。3DSは持っているのだが、子供がほかのゲームを遊んでいるため、今回自分用として同梱版を購入。『ドラゴンクエスト』歴は第1作からで、シリーズのほとんどをプレイ済みという、旧来からのファン。今日明日は仕事が休みなので、これから帰って思いきりプレイするとのこと。
▲PS4版と3DS版を購入した会社員の女性。もともとはPS4版を遊ぶつもりで予約購入したものの、本体を手に入れることができずに、急遽3DS版も追加購入に至ったとのこと。『ドラゴンクエスト』歴は第5作あたりからで、その後シリーズの大半をプレイ。いちばん好きな作品は『V』で、ストーリーがすごく好きだったと語っていた。今日は帰ったら3DS版をプレイし始めて、いずれ“ふっかつのじゅもん”を使って、PS4版も遊びたいとのこと
▲こちらは熊本からやってきていた父子連れ。お父さんは第1作からの『ドラゴンクエスト』ファンで、小学校6年生の息子さんは、『ドラゴンクエストX』からプレイを始めたとのこと。じつはすでに“ドラゴンクエスト XI ダブルパック 勇者のつるぎボックス”を予約済みで、今日熊本の自宅に届いているそうだが、発売日と翌日は所用で東京を訪れていたため、帰宅するまでお預け状態に。熊本に帰るまで我慢できないという子供の要望を聞き入れ、秋葉原で父子用に3DS版を2本購入する結果に。ダブルパックは、PS4版ソフトは開けてプレイするが、3DS版はそのまま保存用にするとか。
▲PS4版を購入していたふたりにひと言を伺ったところ、ソフトの購入者は男性のほうで、PS4版を選んだ理由は『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君』で刺激を受けて以来のファンになり、イラストのキャラクターがそのまま大画面で冒険する様を楽しみたかったためとのこと。『VIII』でファンになったあと、シリーズの過去作品も遊んだそうだが、いちばん好きな作品はやはり『VIII』だと、熱く語っていた。
事前予約やダウンロードでの購入も主流になりつつある現在、発売行列の数は減りつつあるものの、結果的に早朝から発売直前のお祭り騒ぎを共有したいファンや、パッケージ版をいち早く手に入れたいユーザーが店頭に集結。開店後はソフト購入者の列が途切れることなく続いている様子を伺うことができた。30年を超える歴史がある国民的RPGということと、夏休みに入ったばかりのタイミングということもあって、老若男女幅広いユーザーがソフトを求める行列に参加しており、いっこくも早くプレイしたいためか、ソフトを手に入れたユーザーたちは購入後、皆一様に足早に帰っていってるような気もした今回の行列取材。今日から全国で多くの勇者たちの冒険が始まる!