2Kは、販売中のPC用ターン制ストラテジーゲーム『シドマイヤーズ シヴィライゼーション VI』において、ヌビア文明&シナリオパックの配信を開始した。

 以下、リリースより。


 2KならびにFiraxis Gamesは、これまで数々の栄誉に輝いてきたターン制ストラテジーゲームシリーズの最新作となる、PC用ゲーム『シドマイヤーズ シヴィライゼーション VI』において、最新アップデートの配信を開始し、同時にヌビア文明&シナリオパックの配信も開始したことをお知らせいたします。ヌビア文明には、アマニトレがそのリーダーに決定したことも併せてお知らせいたします。

『シドマイヤーズ シヴィライゼーション VI』最新アップデート情報

 バランス変更、AIの調整、マルチプレイヤー関連の変更、バグ修正などを含む今回のアップデートは、現時点ではWindows PCを対象としていますが、MacやLinuxでも間もなくご利用可能となります。今回のアップデートの目玉は、ご要望が数多く寄せられていた現在のゲーム設定を引き継いでマップを生成する「最初から」ボタンの追加です。さらに、以降のゲームのためにゲームの設定を保存できるようになっています。その他にも、区域のコストのバランス変更、一部文明限定の調整、都市が付近の敵を長距離攻撃できるときの警告メッセージの追加などがあります。

『シドマイヤーズ シヴィライゼーション VI』ヌビアの文明情報

『シドマイヤーズ シヴィライゼーション VI』新文明“ヌビア”とシナリオパックが配信開始_01

■アマニトレについて
ヌビアのカンダケ(女王)アマニトレは、ナイル川とアトバラ川にはさまれた一帯を治めていて、メロエのクシュ王国最後の大建築家でした。カンダケの多くは自ら軍を率いて戦った戦士女王として描かれていますが、アマニトレのことを取り上げた資料は、建設によって牽引された過去に類のない成長、発展についても触れています。アマニトレの治世(西暦1世紀の中ごろ)に完成した建築物はとても多く、その数を見ても、ヌビアがこの時期にたいへん栄えたことがうかがえます。アマニトレはメロエにあったアムン神の大神殿を修復し、ローマ人によって破壊されたナパタのアムン神殿の修復も手がけました。水を蓄える貯水池がメロエに建設され、ナガとアマラにあるアムン神殿もこの時代に建てられたものです。

■固有ユニット:ピタティ
ヌビアの戦士は、腕のたつ弓兵(ピタティ)として広く尊敬されていました。古代エジプトでヌビアは「タスティ」と呼ばれていましたが、この言葉は「弓の国」という意味です。ピタティは傭兵として近隣の王国に雇われることもありました。記録によると、ヌビアのピタティが傭兵として最初に利用されたのは、紀元前2300年ごろのエジプト古王国、エジプト第6王朝のウェニの時代でした。ヌビアでプレイすると、ピタティは太古の弓兵にとって代わるユニットとして登場します。太古の弓兵より強く、移動力もあり、アップグレードすると「弩兵」になります。

■固有施設:ヌビアのピラミッド
紀元前300年から西暦350年までの間に、200基を超えるヌビアのピラミッドが建造されました。同じピラミッドでも、ヌビアのピラミッドは隣国エジプトのピラミッドとは大いに異なります。全体的な傾向として、土台の部分がたいへん小さく(最大で約8メートル)、より急な角度(およそ70度)でそびえ立っています。高さは6〜30メートル止まりです。比較のためにエジプトのピラミッドのデータを述べると、土台は最低でもその5倍以上あり、角度は40〜50度ほどでした。ヌビアのピラミッドは砂漠、砂漠 (丘陵)、氾濫原に建設可能です。信仰力が高まるほか、隣接する区域に応じて産出量が増加します。また、都心に隣接していると食料が得られます。

■シナリオ:ナイルの恵み
ヌビアは現在のスーダンに当たる地域、エジプトの南にありました。この新シナリオ「ナイルの恵み」では、ヌビアかエジプトの指導者となり、ナイル川の覇権をかけて競います。125ターン以内に、アムン神を祀る神殿を7つ最初に完成させた文明が勝利します