自分が作った街をいろいろな角度から楽しめる喜び
2016年12月に開催されたPlayStation Experience 2016でアナウンスされたプレイステーション VRタイトル『Dino Frontier』。
本作は、目の前に広がるアメリカ開拓時代の箱庭世界で、街を拡張していくストラテジーゲーム。プレイヤーは大きな手を使って、住民をつまんで移動させて荒野を開拓したり、開拓過程で得られた資材を、やはりつまんで建築中の建物に移動させてオブジェクトを完成させつつ、街を拡大していく。ゲームを進めていくと、恐竜も新たに配置できるようになり、恐竜が開拓を後押ししてくれる。途中、どこからか別の住人が攻めてきたり、(今回は確認できなかったが)恐竜も襲ってくるようだ。そうしたトラブルを、住人の配置や病院を建てたり、建物の強度を上げたりしながら解決していく。
触れたデモは10分程度で、何もない荒野から一から開拓していくという内容だったため、ほんの触りの部分しか体験できなかったが、神の視点からPS Moveで直観的に操作できるのは気持ちよく、住人がレベルアップしたり、建物がグレードアップすると花火が目の前で上がったりと、VRを意識した演出も。ストラテジーをあえてVRでプレイする意味とは!? と最初は思っていましたが、目の前に広がる荒野がどんどん変化していく様を、VRで臨場感を持って見守れるのは、なかなかの神様気分が味わえて、アリだと思いました。