ミニステージ前編はニンテンドー3DS版でウマレースを披露!
大阪・あべのキューズモールで行われた、『DQXI』の試遊体験会を含む注目のイベント“DQXIカウントダウンカーニバル”。開催2日目となる2017年5月28日には、ステージ上で“DQXIミニステージ”が行われた。同日に2回行われる予定のこのイベントだが、13時からの回は、ニンテンドー3DS版の解説が行われた。試遊を終えた、あるいはこれから試遊を行おうとしているファンがこのイベントを見守っていたが、ハードの特徴もあってか、キッズの数も少なくなかったのが印象的。
いよいよイベントが開演。もともとはJOYさんと齊藤陽介氏のふたりによるイベントという話だったが、「試遊版を遊んでいる方々を見たい」と大阪会場まで視察に訪れていた『DQXI』のディレクターである内川毅氏が急遽、ステージイベントに参戦することに。というわけで、JOYさん、齊藤氏、内川氏の3名によるイベントがスタート!
まずは、ディレクターの内川氏がゲームの概要を解説。堀井雄二氏とともに「30年の歴史を感じさせるようなゲームにしたい」と話し合ったこと、そして「ひさびさに勇者の物語にすることを決めた」ことを説明。さらに、単純な物語にしないためにも、“(悪魔の子と呼ばれて)追われる勇者”をテーマにしたことを明かしてくれた。
なお、昨日のステージイベントで堀井氏が語っていた、ペルーのマチュピチュへの取材旅行には、内川氏も同行していたそう。ゲーム中に出てくるもののデザインなどにも、その取材旅行が役立っているらしい。
そして、JOYさんが操作しながらのニンテンドー3DS版デモンストレーションが開始。舞台はサマディー地方だ。2Dモードのバトルを見せるべく、キャンプから出てバトルをスタート。サボテンボールと、サボテンボールの転生モンスターであるサボテンゴールドとの戦闘を披露してくれた。その後、キャンプにある女神像で3Dモードに切り換え、砂漠にあるサマディー王国で、本作の新要素であるウマレースを披露することに。ウマレースは、ストーリー上ではミニゲーム的な扱いで登場するが、(ゲーム中で昼なら)いつでも遊べるようだ。挑戦できるレースにはいくつかの難易度が存在。レースに参加すれば参加賞がもらえるが、1位を獲得できれば、難易度に応じて冒険に役立つアイテムをもらえる模様。なお、内川氏によれば、ニンテンドー3DS版とプレイステーション4版で遊び応えが少し変わるとのこと(後述のミニイベント後編を参照)。ニンテンドー3DS版のほうはキッズたちが遊ぶことも考えて、やさしめに設定されているそうだ。
そんなウマレースに、JOYさんが初挑戦。ブロンズ杯の“むずかしい”に挑戦したが、初プレイながら、見事に優勝! JOYさん曰く、操作はそんなに難しくなく、シンプルで遊びやすいとのこと。コース上に落ちているすばやさのたねをうまく取って走りながら、断続的にダッシュを使っていく。なお、ブロンズ杯のほかにシルバー杯というものがあることも確認できた。それぞれのレースごとに“ふつう”と“むずかしい”といった難易度を選択できることもわかった。なお、ウマレースのカップはストーリーを進めることで、新たなものが開放される仕組みになっているそう。
ミニステージの終盤では、来場者をステージに上げ、ウマレースに挑戦してもらうチャレンジイベントを実施。7歳の女の子が、ブロンズ杯の難易度“ふつう”に挑戦! 初めてのプレイだったそうだが、巧みにウマを走らせる。ゴール直前でライバルを抜き、最終的に2位でフィニッシュ。少なくともブロンズ杯は、少し練習をすれば、キッズでも1位を取れそうな難易度であるようだ。
ミニステージ後編はプレイステーション4版を解説!
同日2回目のステージイベントには、なんと『DQXI』プレイステーション4版のプロデューサーである岡本北斗氏がJOYさんとステージに登場! この出演も、内川氏と同じく当日に決まったようで、JOYさんとともに出演するはずだった齊藤陽介氏は、遠くからイベントを見守るというスタイルに。なんて自由なんだ!
続いて『DQXI』ディレクターの内川毅氏もミニステージ前編に続いて呼び込まれ、JOYさん、岡本氏、内川氏の3名でイベントが進められることに。本作の開発コンセプトなどを説明した内川氏と岡本氏からは、「シナリオに限らず、音楽やイベントなどにも“30周年らしさ”を感じるものが多数詰め込まれています。プレイしていると、“これはあのときのアレかも?”なんて思えるオマージュも、たくさんありますが、完全にそのままというわけではなく、ひと工夫しているので、そこにも期待してください」と語られた。
今回のミニステージでも、サマディー地方のフィールドでのバトルと、サマディー王国でのウマレースを披露。プレイステーション4版のウマレースはニンテンドー3DS版とは少し遊び心地が異なるようで、ダッシュはR2ボタンを押し続けているあいだは発動(ニンテンドー3DS版は、ボタンを押せば一定時間ダッシュする)する仕様。そのため、レース中にどれだけダッシュを押し続けていられるかが、クリアータイムに直結するようだ。走っているとウマのスタミナが減るが、コース中にある“緑色のうず”に触れると回復。さらに“馬ドリフト”の操作をうまく行えば、コーナーを鋭く曲がっていけることもわかった。
今回も、まずはJOYさんが挑戦。ミニステージ前編でブロンズ杯の1位を獲得していたこともあり、今回はシルバー杯の“むずかしい”に挑戦することになった。華麗なるスタートダッシュを決めて先行するも、ライバルとのバトルに敗れて、惜しくも2位に。
なお、1位になるコツとしては、コースの内側をしっかり走ることが重要だそう。スタミナを緑色のうずで回復したり、ジャンプなどでうまくマネージメントし、さらに3週目に突入したときのスタミナ全回復などをうまく使いこなすことがキモになると明かされた。
そして、今回も来場者によるチャレンジイベントを開催。11歳の男の子が、ブロンズ杯の“ふつう”に挑む! 何度かコースの側壁に当たってスピードを落としてしまっていたが、レース後半では馬ドリフトも使いこなすという器用さを見せてくれた。

ミニイベント後編の最後には、岡本氏から「本作には、カジノを筆頭とした数多くの寄り道要素が用意されています。とくに、カジノは一度入るとなかなか出られません」と明かされた。公式サイトや今後の“DQXIカウントダウンカーニバル”でもその内容が明かされていくと期待しつつ、今後もしかと見守っていきたい!
ラッキー! 欲しかったアレがまだ売ってた!!
“ドラゴンクエストXI カウントダウンカーニバル”の取材は、これでつつがなく終了。「せっかく大阪に来ているのだから」ということで、そのまま取材班は、ローソン日本橋なんさん通り店へ行くことに。なぜなら同店は、お店の内外が『DQXI』仕様にラッピングされた、日本に2店(もう1店舗は東京・秋葉原のローソン外神田三丁目店)しかない『DQ』コラボ店舗だからだ。そしてこのお店は、一般的なコンビニにある商品に加え、さまざまな『DQ』グッズが並んでいる点も特徴。コラボ店舗限定先行発売のTシャツやトートバッグなども、取材日時点(2017年5月28日)では販売されていたので、『DQ』ファンは要注目だろう。また、記者が個人的にうれしかったのは、“なくなり次第終了”とされていた“でからあげクン かいしんのいちげき味”のスペシャル特典である、スライム型のフタがまだ残っていたこと! いつまで残っているか定かではないが、買い逃した方はワンチャンスを狙って行ってみるのも悪くない?

また、2017年5月26日からスタートした“ドラゴンクエスト ふくびき所スペシャル〜家じゅうまるごとドラゴンクエスト!編〜”を、同店でチャレンジしている人も多かったようだ。せっかくなら、聖地とも言える同店でふくびきをしてみるのもいいかも?