大自然の恵みを自分の手で育む喜び
ゲームオンの『ArcheAge』は生活系コンテンツが豊富なPC用MMORPGだ。
ふつうに冒険を楽しめるのはもちろんのこと、生産したアイテムを売ってお金を稼いだり家を建てて自分好みにカスタマイズしたりなど、遊びの要素がとにかく多い。「むしろそっちが本編」と評価する声も多く、“もうひとつの世界での生活”を地で行くゲームと言える。
非常に自由度が高い『ArcheAge』はアイテムを手に入れる手段が多く、たとえば木からは木材、岩場からは鉱物が手に入る。エリアを探索していると、プレイヤーがアクセス可能な植物や樹木がいたるところで見つかる。
ただし、採取物はすべてのプレイヤーにアクセス権があるため、自生しているものからアイテムを安定して集めるのは難しい。
そこで役立つのが、自分専用のスペースで採取物をいちから育てる“農業”だ。自然発生しない作物や家畜を育てることも可能。農作業を通して経験値も得られるため、緩やかではあるが農業だけでレベルアップすることもできる。
数ある『ArcheAge』のプレイスタイルの中から、農業に特化した農民プレイについてガイドしていこう。
【こんな人にオススメ】
・のんびりスローライフを楽しみたい!
・コツコツお金を稼ぎたい
・職人や、職人をサポートするキャラを目指したい
・ハウジングを楽しみたい
序盤&農業の仕組み
本作における農業は、準備、収穫、販売の流れが基本だ。種などから作物を育て、収穫し、それを必要とするほかのプレイヤーやNPCに売却して利益を得る。
【準備】
最初に必要となるのは植物の種や樹木の苗木、家畜の子供といった成長前のアイテム。これらは販売NPCから購入するほか、種は成長したアイテムの採取時、苗木は成長中の段階で引き抜くと確率で入手する。
成長前のアイテムを使用すると、周囲の空きスペースに設置できる。あとはアイテムに応じた成長時間まで待つだけで、植物は水、家畜は対応する餌を消費することで成長時間を少し短縮可能だ。
【採取】
成長時間が経過した設置物を調べると、アイテムを入手できる。低確率でレアアイテムを追加獲得する場合も。作物は十分に育つまで待ったほうがいいが、放置し過ぎると消滅してしまうので、収穫タイミングには要注意だ。また、採取後の設置物は種類に応じて以下の通り変化する。
◆家畜の空腹と病気
家畜は成長時や収穫後の回復時に、空腹状態や病気状態になることがある。空腹状態の家畜は1回多く餌を与えることで幸福状態にでき、病気状態の家畜は放置すると死んでしまう。
病気消滅まで屠畜や収穫ができなくなるが、“家畜用栄養剤”を与えると時間経過後に回復する。
なお、採取や家畜の手入れのたびにプレイヤーの“労働力”が消費される。労働力は時間経過で回復するほか、特定のアイテムで瞬時に回復させることも可能だ。労働力の残量と相談しながら作業を進めることも、農業では重要となるぞ。
【販売】
種や苗木を自然から手に入れてない限り、収穫したアイテムは販売NPCに売却するだけでは収支がプラスにならない。基本は“便利機能”メニューのオークションハウスで出品して、ほかのプレイヤーに買い取ってもらおう。需要の高いアイテムを見極めれば利益も大きくなるぞ。もちろん、販売せずに錬金術や料理などの製作素材として使ってもオーケーだ。
成長前のアイテムはスペースさえあればほぼすべてのエリアに設置できるため、農業はどこでも自由に始められる。ただし、ほかのプレイヤーに成長したアイテムを盗まれる危険が常につきまとうほか、設置時に追加で労働力を消費するデメリットもあるのだ。
よって、まずは自分専用の保護されたスペースが確保できる“農園”を作ることが、農民プレイのスタートとなるだろう。
レベル10:カカシ農園で農業スタート!
【進行チャート】
クエストでレベルを5まで上げる
↓
騎乗ペットをクエストで入手
↓
グライダーをクエストで入手
↓
双葉アイコンの生活クエストを進行
↓
住宅地区に麦わらカカシを設置
しっかりと農業を始めるには少々の元手が必要だ。ある程度の強さもあったほうが都合がいいので、メインクエストのストーリーなどを楽しみつつ、レベル30くらいまではゆったり冒険を楽しもう。
とはいえ、農園の入手自体はレベル10の時点で可能。農業に慣れるためにも、この段階で農園を確保しておくのがオススメだ。
レベル10になったら、西大陸の場合はウィンドウシェード村・アイスグラス村、東大陸の場合はアイアンヘッド村・贖罪の都市で、双葉のクエストアイコンがついた“ブルーソルト商会”のNPCを探す。NPCに話しかけると、“生活クエスト”という連続クエストが発生するので、順にこなしていこう。
なお、前述した農業の基本的な流れはこのクエストでも学べるぞ。
生活クエストをいくつか進めると、報酬として“図面:麦わらカカシ”が手に入る。以降の生活クエストはアイテム製作に関わるものなので、ひとまず無視しても問題ない。
図面はエリア内の“住宅地区”で使用すると空きスペースに設置して、建設用の土地を確保できる。住宅地区は世界中のいたるところに存在し、空いていれば好きな土地を押さえられるが、ひとまずは最寄りの住宅地区を選ぶといいだろう。
図面の設置後は、要求される建築材料と労働力を消費して建築を行うことで“麦わらカカシ”が完成する。ほかの建築物の場合は建築材料を自分で集める必要があるが、この場合は前段階のクエスト報酬で手に入れているので設置後すぐ建築に入れるぞ。
カカシが完成すると、周囲のスペースを占有できるようになる。農業用のアイテムを設置するだけでなく、装飾物を置いたり(制限はあるが)、背中に背負う荷物を一時的に保管したりといった用途にも使えるぞ。
何を育てたらいいか迷った場合は、ほかの生活クエストで要求されるものや、稲を育てるのがオススメだ。
なお、農園を含むすべての建築物は、1週間ごとに税金の支払いが発生する。税金は所有物件に応じた数の“建築税証紙”をメールで届く請求書から消費することで納付可能。建築税証紙は自分の建築物で労働力250ごとに5枚製作できるぞ。