合計4試合! 手に汗握る珠玉の推理戦が展開
2017年5月7日、東京・新宿FACEにて、“アルティメット人狼8 supported by ファミ通.com”が開催。これは、イシイジロウ氏が主宰する“ゲームクリエイター人狼会”と、人狼を題材に即興劇を行う人狼のスペシャリスト“人狼TLPT”の役者陣、そして多方面から集結した業界人がテーブルゲーム『人狼』を披露する一大イベントだ。本記事では、昼夜にわたって行われた白熱の推理合戦の模様を、リポート形式でお届けする。
オープニングでは、主催代表の眞形隆之さんと高地真吾さん(人狼TLPT:船乗りルーサー役)が挨拶。続いて、『人狼』のゲームスペースを渋谷、秋葉原、巣鴨にて運営している“人狼ルーム”の阿部洸希氏、渡部慎也氏も登場し、今回のゲームにおけるルールを説明。出演者たちに割り振られる役割を解説し終えると、いよいよ昼の部がスタートした。
第1部では、クイズ王や人気声優が活躍!
本イベントは、昼の部、夜の部に分かれていて、それぞれの部で2戦ずつゲームを実施。昼の部の参戦者は以下の通りで、人狼TLPTのメンバーはもちろん、ゲームクリエイターやクイズ王、声優、将棋棋士など、バラエティーに富んだプレイヤーが揃った。
それぞれ自己紹介が終わると、さっそく1日目の議論へ。平さんの提案で、プレイヤーは3つの組にわかれ、それぞれの組の中から怪しい人物を1名ずつ、選出することに。その結果、イシイ氏、Bossさん、ハイラムが選ばれ、そこからさらに投票で、Bossさんが処刑されることが決定した。
一見、スムーズに進行したようにも思えるが、一連のやり取りに対して参加者たちは、「怪しい人物を決める際の選考理由は妥当か?」、「各組にわかれる際、人狼どうしが結託していたのでは?」など、つぎつぎに疑問点を提示。そして疑いの目は、組み分けを提案した平さんに向けられることに……。
次第に平さんが追い詰められていく中、ここで急遽、大野さんが自分は霊媒師であると宣言。2日目の投票では結局、平さんが処刑されることになったが、大野さんの提言もあり、今度は序盤から息の合った掛け合いを見せていた、キャシーとハイラムが人狼として疑われることに。自分たちは村人であると、必死に主張するキャシーだが、ここでついに中田さんが動き、票はキャシーに集中。怨嗟の声をあげながら退場していった彼女を後目に、ゲームは4日目の朝を迎えることになる……。
2戦目はふたりの予言者が陣営を築いて対立
続く2戦目では、最初からそれぞれが、能力の有無を発表していく流れに。ハイラムと安西さんが予言者、藤田さんとBossさんが霊媒師であると宣言する中、名乗り出る順番や言動から、イシイ氏に疑いの目が向き、処刑される流れに。
2日目は狩人の活躍により、死者が出ることなくスタート。ふたりずつ名乗り出た予言者と霊媒師、それぞれどちらが偽物か? ということで議論は白熱。それぞれの怪しい点を指摘し合う中、もっとも名乗り出るのが遅かったBossさんが人狼と疑われ、あえなく2日目にして退場することとなった。
そして3日目には、予言者を自称するハイラムと安西さん、それぞれの陣営が真正面から対立する形に。推理が続く中、ハイラム陣営のメイソンに疑惑の目が向けられ、駆け引きはさらに過熱していき……。