まずは5月15日までのテスト公開
Blizzard EntertainmentのMOBA『Heroes of the Storm』で、予告通り新ヒーローとして同社のアクションシューティング『オーバーウォッチ』のD.Vaが参戦する。まずはテスト環境であるPTR(Public Test Realm)で5月15日までの公開となっており、正式実装に向けて性能面のフィードバックなどを集める予定だ。
というわけでテスト公開に合わせて公式パッチノートやヒーロー紹介動画でもその性能が紹介されている。原作通りに二足歩行ロボットに搭乗したメックモードがデフォルトで、メックが破壊されても0.75秒後からD.Va本人が戦うパイロットモードに切り替わって継続して戦えるという2WAY仕様。ただしメックモードではマウントを使えない(ただしメックで動きながら撃てる)、またメックを破壊しただけでは半分の経験値しか入らない(パイロットモードも倒すと残り半分が入る)といった特徴がある。
基本アビリティは、まず“Boosters”(Qキー)が、2秒間ブースター噴射で125%の移動能力を得るというもの。発動中はスロー無効で、突進に当たった敵をダメージとともにノックバックするという特性も持つ。
“Defense Matrix”(Wキー)も原作でおなじみの技。前方に3秒間ディフェンシブフィールドを出現させ、内側にいる敵の攻撃ダメージを75%に低下させる。発動中も移動は可能だが、ターンができない。
残りふたつはメックの破壊/召喚に関するもので、“Self-Destruct”と“Call Mech”のいずれもEキーに割り当てられている。
まず“Self-Destruct”は、メックから緊急離脱してパイロットモードになり、4秒後に乗り捨てたメックを中心に爆発ダメージとノックバックを与える。クールダウンはなく、与ダメージと被ダメージでゲージが溜まっていくことで発動可能になるという形だ。ブースターで走らせてからSelf-Destructで飛び降り、さらにブースターをキャンセルして狙った場所で爆発させるといったことも可能になっており、オブジェクト周辺の敵を一旦撤退させるのに便利そう。
一方パイロットモード時に使える“Call Mech”は、45秒間のクールダウンでメックを再び呼び出すというもの。クールダウンタイムはパイロットモード時の通常攻撃で0.5秒ずつ短縮される。
Rキーのヒロイックアビリティ(いわゆるUlt)もメックモードとパイロットモードで分かれており、メックモード時はメックで跳ね回って近くの敵にスロー効果とダメージを与える“Bunny Hop”が使える。そしてパイロットモードでは、Bunny Hopの代わりにライン上の敵を撃ち抜く“Big Shot”が使用可能。貫通性があり、相手のヒーローに当たるごとにCall Mechのクールダウンが8秒も減る。パイロットモードで複数の敵プレイヤーに対峙しなければいけないのでそれだけD.Vaを危険に晒すことになるが、混戦時のどさくさ紛れに放ってみたいところだ。