激闘をくり広げてきた歴代のロボットたちが大集合!!
2017年4月29日~4月30日、千葉・幕張メッセにて開催された、ニコニコ最大のイベント“ニコニコ超会議2017”。同イベントの超ロボコンブースでは、今年で30周年を迎える“アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト”、通称“ロボコン”(主催・NHKエンタープライズ)の魅力をアピールするイベントが、2日間にわたって行われた。
展示スペースには、第26回“Shall We Jump?”(2013年)と、第28回“輪花繚乱”(2015年)にエントリーし全国大会に出場したロボット6体と、第1回“乾電池カー・スピードレース”(1988年)に出場し強烈なインパクトを残した名機“恐怖の人間糸車 大車輪1号”(明石高専)の乗り心地を体験できる実物大レプリカが展示されていた。




ロボットたちが間近で躍動するステージイベント
第28回大会の競技フィールドを再現したステージでは、同大会に出場したロボット3体によるエキシビションマッチ(※本イベント用の特別ルール)と、第26回に出場したロボット3体による縄跳び実演が行われた。後者は“ロボットが60秒間で縄跳びをとぶ回数”のギネス世界記録に挑戦とあって、出場者、ギャラリーともに熱が入った。



“ロボコン応援団”が、30周年を大いに盛り上げた
ステージイベント“ロボコン30年スペシャルステージ”では、ロボコン応援団員に任命されたタレント・芸能人によるトークが展開。29日は、声優の南條愛乃さんと井上雄貴さん、小山高専OBの俳優・村上新悟さんが出演。30日は、俳優で“ロボコン応援団長”の哀川翔さん(写真右)と、“応援リーダー”のタレント・吉本実憂さん(写真左)が出演し、ロボコンに寄せるそれぞれの思いを語った。

また、30日のスペシャルステージでは、第30回高専ロボコンの競技ルールが、大型スクリーンで初公開された。今回の競技“大江戸ロボット忍法帳”は、刀を装備した2台のロボットを操って、自軍陣地の風船を守りつつ、相手陣地の風船を割りあうという直接対戦型。課題を速く正確にこなす機構を考え実践するだけでなく、操縦者のひらめきや勝負勘によって優劣が左右する内容だけに、白熱した競技展開が期待される。
全国8地区での地区大会は10月1日~10月29日に行われ、12月3日に有明コロシアム(東京・江東区)で開催される全国大会の模様は、NHK総合テレビで生放送されることも、あわせて発表された。


やっぱりロボコンは“生”で観るべし!!
高専ロボコン以外にも、24の大学生・高等専門学校生チームによる“NHK学生ロボコン”や、アジア・太平洋地域の学生による国際ロボコン“ABUロボコン”の2017年大会に関する開催情報を発表。とくにABUロボコンは、2002年の第1回大会以来となる東京開催とのことで、新規のロボコンファンにとっても楽しみな大会になりそうだ。


これまでロボコンをテレビでしか観たことがない人々に、ロボットの生々しい存在感と、ロボットを操縦し、メンテナンスをする学生たちの緊張感や息づかいを間近で感じられる、絶好の機会となった“超ロボコン”。やっぱり“ガチのバトル”を会場で観てみたい!! という方は、まずは今年6月開催の学生ロボコン、8月開催のABUロボコンに、足を運んでみてはいかがだろうか。

