超絶ドラマー・にゃんごすたーが木馬でビートを刻む
2017年4月29日~4月30日、千葉・幕張メッセにて開催された、ニコニコ最大のイベント“ニコニコ超会議2017”。同イベントの超リアルダービースタリオンブースには、繁殖牝馬(母馬)“シュシュブリーズ”の馬房がリアルで再現されていた。
『リアルダービースタリオン』とは、競走馬育成シミュレーションゲーム『ダービースタリオン』をリアルに再現する試み。2017年の繁殖牝馬購入、種付け、出産、競走馬の命名・調教、騎手選定、出走レースの選択などを、ニコニコ生放送を通じて、ユーザーからの投票をもとに決定するプロジェクトだ。
ブースには繁殖牝馬(母馬)のシュシュブリーズが暮らす馬房が再現されており、等身大のシュシュブリーズパネルも設置。実物を見たかったが、なるべくストレスのない環境で元気な仔馬を産んでもらいたいので仕方ない。
馬房のほか、ブース内にはジョッキーが練習に使う木馬も設置。騎乗姿勢を保ったまま首を上下(前後?)に揺らすと進んだ距離がカウントされ、累積値が一定距離に達するとシュシュブリーズに差し入れできる仕組みになっていた。少しでもシュシュブリーズのためになればと思い、僕も参加することに。
わくわくしながら順番待ちをしていたら、赤くて丸い人が登場した。青森県が誇る超絶ドラマー・にゃんごすたーである。仕込みみたいだが、本当に偶然だ。
見た目からは想像もできないドラムテクニックで一躍人気者になったにゃんごすたー。そのリズム感は競走馬の騎乗にも活かされるのだろうか。
馬は首と胴体の動きが微妙にずれるので力を入れるタイミングが難しいのだが、にゃんごすたーは見事に乗りこなして見せた。さすがだ。そして、帯同しているスタッフさんに写真を使っていいか聞いたら快諾してくれた。やっぱりスターは器がでかいぜ。
にゃんごすたーを見送ってしばらくすると、ゆずっこさんの番がやってきた。ふだんから競馬好きを公言している彼としては、がんばりどころと言っていいだろう。僕の様子も続けてどうぞ。
身体を沈み込ませた後、戻る反動を利用して木馬の頭を前に押す。タイミングが難しいし、中腰をキープするのもつらい。そして、少し疲れてくるとお姉さんがムチでばんばん叩き(木馬を)、妙にあおってくる(言葉責めだろうか)。
いままでに体験したことのない状況だ。こういう不条理な夢、明け方に見るよね。嫌いではない。
これを書いているいまも、腕と太ももがぷるぷるしている。元気な仔馬を見る前に、僕が生まれたての馬みたいになってしまった。
順調に行けば、2020年にはシュシュブリーズの子どもが競走馬デビューする。もう僕も関係者だと思うので、リアルダービースタリオンの展開に注目したい。