【ファミキャリ!会社探訪(48)】PCオンラインゲームのみならず、モバイル事業も幅広く展開しているネクソンを訪問

ファミ通ドットコム内にある、ゲーム業界専門の求人サイト“ファミキャリ!”。その“ファミキャリ!”が、ゲーム業界の最前線で活躍する各ゲームメーカーの経営陣やクリエイターの方々からお話をうかがうこのコーナー。48回目となる今回は、ネクソンを訪問した。

●“ファミキャリ!会社探訪”第48回はネクソン!

 ファミ通ドットコム内にある、ゲーム業界専門の求人サイト“ファミキャリ!”。その“ファミキャリ!”が、ゲーム業界の最前線で活躍する各ゲームメーカーの経営陣やクリエイターの方々からお話をうかがうこのコーナー。48回目となる今回は、ネクソンを訪問。
 韓国で設立され、2005年に日本へと本社を移転したネクソン。同社はPCオンラインゲーム事業のイメージが強いが、『HIDE AND FIRE』や『HIT』、最新作『アフター・ジ・エンド』など、多くのモバイルゲームを積極的に配信しており、さらにはテレビアニメで話題の『けものフレンズ』も同社から配信されていたタイトルだ。今回はそのモバイル事業で運用を手掛ける中西啓太氏と、プロダクト全般を統括する大城戸薫氏に話を聞いた。


●モバイルゲーム市場にも本格的に参入しているネクソン

ネクソン
モバイル事業本部/モバイル運用1室 室長
中西 啓太氏

――最初に中西さん、大城戸さんの経歴を簡単に教えてください。ゲーム業界を志したきっかけや、現在に至るまでの経緯をお答えください。
中西啓太氏(以下、中西) 大学卒業後、1年ほどSEの仕事をしていました。その後、PCオンラインの運用の仕事をやっていたのですが、転職しようと思ったタイミングとネクソンの求人募集とちょうど重なったのです。小さいころから、将来はゲーム会社で働きたいと思っていたこともあり、ネクソンに入社することになりました。入社してから約9年間は、『メイプルストーリー』など、PCオンラインゲームの運用に携わってきました。2015年8月に、新しくモバイル事業本部が立ち上がったときに、「PCでの経験を活かして、モバイルをやってみないか」という話があり、モバイルの運用に携わるようになりました。
大城戸薫氏(以下、大城戸) 大学卒業後10年ほど、いわゆる“B to B”の会社にいたのですが、“B to C”も一度やってみたいと考えていました。もともとはプログラマで、当時使っていたC#というプログラミング言語を使える環境の会社を探していたところ、gloops(※2012年10月にネクソンが買収、子会社化)が条件に合っていたので、入社することになりました。モバイル事業本部が立ち上げられた2015年8月に、ネクソンに出向する形で、以降はモバイル事業本部で働いています。gloopsではWebゲームのエンジニアやデータ分析などを担当していましたが、全体的なプロデュースや進行管理など、プロジェクト全体を統括していいものを届けるような仕事がしたいと思い、社内をいろいろと異動しながら(笑)、現在はネイティブ系のモバイル事業を担当しています。

――モバイル事業本部には、PCゲームを担当されてきた方やモバイルを専門にしてきたかたなど、いろいろな方がいらっしゃるわけですね?
大城戸 そうですね。ネクソンにもモバイル事業を手掛けていた部署があったのですが、その部署にPCで運用経験のあるスタッフや開発会社で経験を積んだ人が参加することによって、何かいいシナジー効果が出ないかと新たに立ち上げた部署がモバイル事業本部となります。

――前回の“ファミキャリ・会社探訪”(2015年3月掲載→こちら)では、マホニー氏社長就任1年で、ちょうど“3つのP”(Product、People、Partnership)が浸透し始めたというお話でしたが、現在はいかがでしょうか?
中西 会社組織でいうと、いままでモバイルをやっていた部署ではあまりヒット作を出すことができませんでした。今後、出すタイトルについて精査し、それは3つのPのひとつである“Product”に関わるわけですが、とりあえずいろいろなタイトルを出すのではなく、精査して、質のいいタイトルを出していこうというスタンスに変わってきました。
大城戸 “Product”が目に見えるいちばんのサービスです。メンバーもさまざまなキャリアを積んできたので、クオリティーにこだわって、市場にリリースしていく姿勢が具体化されてきた印象を持っています。

――「精査して」というお話ですが、リリース本数はかなりのペースですよね?
大城戸 そうですね。しかし、リリースされた本数は、開発している本数よりもかなり少ないわけです。プロトタイプと呼ばれる、開発初期のものになると本当に大量です。日本で配信するレベルのタイトルは、それこそ10~20本の中から1本くらいです。本数的には十分ではないと思っているので、まだまだ出していきたいと思っています。

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