EL Gamingは「Caren Tigerはもっとも戦いたくない相手」と語る
2017年4月9日、台湾・台北にて、Wargamingがサービス中のオンラインタンクバトル『World of Tanks』(PC版)のアジア最強チームを決定する大会“The Wargaming.net League APAC Season II Finals”決勝戦が開催された。決勝には、8日の準決勝を勝ち抜いたTeam Efficiency(多国籍)と、EL Gaming(中国)が進出。結果は、EL Gamingが7対1の大差でTeam Efficiencyを下し、アジア最強の座に輝いた。
EL Gamingはシーズン3連覇中の強豪チームで、今回の決勝の舞台でも終始落ち着ついた試合運びを見せ、まさに王者の風格といった様相。そして4連覇の偉業を果たし、5月にロシア・モスクワで開催されるGrand Finalへの進出を決めた。一方のTeam Efficiencyは、8日の準決勝で日本のCaren Tigerを打ち破ったチーム。過去に2度に渡ってEL Gamingに勝利した実績があり期待は大きかったものの、決勝では全体的にミスも多く、用意した作戦がうまく機能していなかった様子。というよりは、EL GamingがことごとくTeam Efficiencyの作戦を潰しにかかったというべきか。結果、圧倒的な強さを見せたEL Gamingに対して勝利数は1ポイントに留まるに至った。しかしながら、Team EfficiencyはAPACシーズンの好成績からGrand Finalへの出場が決定。Caren Tigerを破ったチームとして、Grand Finalでの活躍を期待したい。
EL Gamingは、試合後の会見にて下記のようなコメントを残している。あわせて記載しておこう。
――対戦したTeam Efficiencyや結果についてどう考えているか?
過去に敗北を喫したのは、機材や通信のトラブルもあったためだと思う。今回のようなコンディションであれば、このスコアで勝てたのも当然の結果と考えている。しかし、Team Efficiencyは決して我々に劣っているとは思っていないし、シーズンで好成績を残している。今回は我々のほうがよりよいコンディションで戦えたし、そのための準備も万全にできていたのだと思う。
――最も苦手とするチームはどこか?
対戦したくなかったのは日本のCaren Tigerだ。彼らは試合中によくトラップを張ってくるため、その対処に手こずることが多々ある。非常に戦いにくい相手だ。
――今回の反省点は?
新人がひとり加入したこともあり、チームワークに多少問題があったと考えている。さらなるスキルアップと、チームワークを高めることが、今後の課題だと思う。
――Grand Finalで最も強いと思っているチームはどこか?
前回優勝を果たしたNaViだろう。
――Grand Finalへの抱負を。
トップ4に入ることを目標としている。強豪チームと当たってしまった場合はダークホースになれるようがんばりたい。