198X年、日本。沿岸の小さな町を怪異がゆっくりと侵食する

 ポーランドのインディーデベロッパーPan Staszek氏が開発中の『恐怖の世界』(WORLD OF HORROR)を紹介する。

 本作は1980年代の日本を舞台にしたホラーアドベンチャーゲーム。ホラー漫画家の伊藤潤二からの影響を公言しており、漫画タッチのキャラクターデザインだけでなく、なかなか神経に来る感じのホラー演出なども、そう聞くと納得の作り。現在ユーザー投票でSteamでの配信権を得るSteam Greenlightプログラムにエントリー中で、itch.ioでPC版のデモも公開中だ。

 というわけでitch.io版のデモを遊んでみたのだが、基本的には伊藤潤二ワールド+クトゥルフ神話なテキストアドベンチャーゲームといった感じ。
 プレイヤーキャラ(性能が異なり、複数から選択可能)が身の周りで起きた怪事件の真相を探るべく、市街地や学校、病院、浜辺などの場所に向かって探索していくという流れで、イベントシーンではプレイヤーが選んだ選択肢に対してのボードゲーム的なステータス値チェックなども存在。関連するアイテムを持っていたり、ステータスを満たしていると成功となり、アイテムや呪文が手に入ったり、解決に一歩近付くといった塩梅だ。

 製品版ではないのでバグがあるのは当然のこと、まだゲームシステム的に練れていなさそうな部分も多々見受けられるが、往年のMacintoshにインスパイアされたという1ビットスタイルのグラフィックや、チップチューン系のホラーサウンドなども含めて、不安定で歪んだ世界の雰囲気は既に優れたものがあると思う。気になる人はGreenlightで投票したり、公式Twitterアカウント(@panstasz)をフォローしてみてはいかがだろうか。

▲プレイアブルキャラは複数おり、それぞれステータス値や特性が異なる。クトゥルフ神話的な“旧き神々”(エルダーゴッド)の信仰要素もあり、こちらも複数の候補から選択可能。
▲伊藤潤二リスペクトということで、「UZUMAKI」なんてカラーリングを選べたりする。
▲身の周りで起きた奇怪な事件の真相を探るため、近辺のさまざまな場所を探索していく。
▲探索を選ぶと、手掛かりに繋がるものを発見することがある。選択肢から行動を選び、ステータスチェックなどをクリアーすると、アイテムや呪文が手に入ることも。
▲怪異に襲われて戦闘になることも。さて、武器はないがどうしよう……。