Fabrazのアクションゲーム『Slime-san』を紹介する。

●すぐ死ぬけど頑張れスライム=サン

 Fabrazのアクションゲーム『Slime-san』を紹介する。本作はインディーパブリッシャーのHeadup GamesからPC/Mac/Linux版が配信中。参考までにSteamでの定価は1180円で、発売記念セールとして4月14日までは10%オフの1062円。なお海外ではPS4/Xbox One/Switch版も予定されている。

 本作は緑色の“スライムさん”を操作して、彼を飲み込んだ巨大ワームからの脱出を目指す、面クリアー型のアクションゲーム。400ステージ(部屋)からなる全100面を収録しており、ニューゲームプラスモードの変種を合わせると800ステージ/200面というなかなかのボリュームだ。

 各ステージは『スーパーミートボーイ』などを思い起こさせる即死系の作りとなっており、基本的にトラップだらけのマップ(赤い部分に触れてはいけない)を、ダッシュジャンプや壁への張り付き、スローモーション能力などを駆使して切り抜け、できるだけ早くゴールに飛び込めばオーケー。死んだら即やり直しだ。また面が進むと、スライムさんのアクションとマップギミックを組み合わせて戦うボスバトルなどもある。

▲普通の地面と緑の部分は接地可能で、赤は触れたら一発アウト。緑の網目の部分はスローモードですり抜け可能。
▲それまでに習得したギミックを駆使して戦うボス戦もある。例えばコイツの場合は弾を避けながら緑の網目から中に侵入し、スライムさんの重みで高度を下げさせるというのを繰り返して赤の池部分に突っ込ませる。

 挙動を把握してちゃんとコントロールしないと正直死にまくるのだが、ゲーム自体のテンポがいいのと、別売りもされているチップチューン系のBGMのノリがいいので、リスタートを繰り返すこと自体のストレスはそこまでない。ちなみに慣れてきた人用に、目標タイムやスピードラン(タイムアタック)専用モード、オプション的に配置されているアップルやコインなどの追加目標も用意されている。

●ミニゲーム集、Twitchモード、コミュニティ翻訳などてんこ盛り

 ドット絵やチップチューンを採用しつつも、いまどきのインディーセンスでレトロゲームの文脈から独立した“今”の表現として自由に使っていて、ミョーなノリの“スライムさん”ワールドが展開されているのも注目のポイント。

 とくにプレイの合間に立ち寄れる“スライムタウン”では、「ヌードノレ」と書かれた暖簾のラーメン屋が並んでいたり、狐人“Kitsune-Miku”(キツネミク……元ネタは言わずもがな)などの妙な住人の面々と会話ができたりする。

 またスライムタウンでは、各ステージでゲットしたアップルを使って、デフォルトのスライムさんとは異なる特性(素早く動けたり、ジャンプが高かったり)を持つスライムさん一家の家族をプレイアブルキャラクターとしてアンロックしたり、メイン画面脇の背景アートを交換したり、スライムさん用のリボンやメガネなど外見変更アイテムをゲットできる。

▲スライムタウンはミョーなノリ。オプション的に用意されているやりこみ要素のアップルやコインを使って、追加要素をアンロックできる。
▲各ステージに置かれているアップルを集めると、スライムさん一家の特性の異なる家族や背景、外見のオプションなどをアンロックできる。

 そして一部ステージにある脇道で手に入れられるコインを溜めると、アーケードで本編とまったく異なるミニゲームをプレイできるようになる。どこかで見たような2DアクションRPGやカートレース、2D縦シューティング、スプライトFPSなどが収録されていて、謎の充実ぶり。

▲特定のステージに隠されているコインを集めると、スライムタウンのアーケードでミニゲームを購入できる。

 またそれ以外にも、ゲーム映像配信大手のTwitchでのストリーミング用モードも用意されており、これをオンにするとゲーム画面中にTwitchのチャット内容を表示できるほか(つまりゲーム画面を全面に出してプレイしながらチャットも確認できる)、視聴者が投票でゲームに干渉することもできるという専用のオマケ付き。

 さらに標準では英語のみの対応だが、コミュニティ翻訳を取り込むシステムがあり、Steamフォーラムを通じてローカライズ用ファイルを投稿することで、今後拡張予定の公式翻訳以外の言語にも対応できるようになっている。

▲Twitchでの配信用にチャットをゲーム内に表示しつつ、視聴者投票でゲームに干渉させるという機能も。
▲現状は英語のみだが、公式に多言語に拡張予定であるほか、コミュニティ翻訳にも対応。詳細はSteamのフォーラムを参照されたし。