Thunder Lotus Gamesが、新作『Sundered』のクラウドファンディングをKickStarterで開始した。

●L4Dスタイルの敵発生システムも注目

 Thunder Lotus Gamesが、KickStarterで新作『Sundered』のクラウドファンディングを開始した。すでに2万5000カナダドル(約216万円)の希望額はクリアーしている。プラットフォームはPC/Mac/LinuxおよびPS4で、海外での発売は2017年7月を予定。20カナダドル(約1730円)以上の出資からゲーム本編(及びクローズドβ版)を入手可能だ。締め切りは日本時間で2月17日の午前8時まで。

 『Sundered』は、日本語ローカライズされてPS4やPCなどで配信されている『Jotun』に続く同スタジオの第2作。手描きアニメーションで巨大な敵や大量の敵がうごめく『Jotun』のアートスタイルを維持しつつ、ゲームシステムとしてはいわゆる“メトロイドヴァニア”系のダンジョン探索アクションRPGに、ダンジョンの自動生成システムや敵の発生システムを組み合わせ、リプレイ性を高めているのが特徴だ。

 今回スタジオの好意により、プレα版のデモを提供してもらったので、ゲームの概要をもう少し詳しくお伝えしよう。……とその前に、プレα版にはすでに日本語が入っている。製品版でも『Jotun』に引き続き日本語ローカライズが行われる予定だ(ただし現状のバージョンではテキスト抜けなどがあるので、アップデートで修正をお願いしたい)。

 アクションはオーソドックスで、使用するボタンは方向キー以外に、メインのスラッシュ攻撃と回数制限付きのランチャー(弾)攻撃、ドッジ(回避)とジャンプぐらい。スラッシュ攻撃は連打するだけでコンボになり、上下やジャンプの入力などと組み合わせれば、かち上げ攻撃や急降下攻撃などもくり出せる。

 また最初から2段ジャンプ、壁ジャンプぐらいは可能だが、マップ上の特定の場所に落ちているアビリティを入手すると、空中ダッシュなどが可能になってそれまで行けなかった場所に行けるようになる(まさにメトロイドヴァニア方式)。そしてダンジョンに潜ってポイント(シャードと呼ばれる)を稼ぎ、スキルツリーを伸ばしていくと、基本能力の強化もできるという寸法だ。

▲カメラが引いた時は大抵、ボス戦などのイベントになる(これは大量に雑魚が出てくるイベント)。

 マップの自動生成は、ボス戦などのイベントが起こる重要な場所の位置は決まっていて、その間をマップのモジュールでランダムに埋めていくといった感じ。完全ランダムではないのだが、その代わり破綻した構成にもならないのがポイント。

▲この画像で言うと紫・赤・青の部屋が固定。

 一方で完全に手作りでもないので敵配置などのテンポが緩くもなりかけるのだが、そこは敵の発生システムで調整していて、『レフト 4 デッド』と同じように、難度・レベル・時間・地域などの要素によって敵が発生し、それは時に結構な数の大群になる。襲撃される場所の構造やタイミングもプレイごとによって変わってくるので、敵が増え始めるとなかなか緊張する。

▲敵の発生もプレイごとに異なり、『レフト 4 デッド』のように突然クリーチャーの大群に襲われることも。
▲これは公式スクリーンショットなのだが、油断してっとマジでこういう事態になります。

 しかし当たりの判定などは緩めで、攻撃を食らった際の“ひるみ”もほぼなく、通常の雑魚敵の攻撃ならシールドが削れる程度。ちょっとぐらいの数の敵ならメイン攻撃のガチャ押しで押し切れてしまう。これは恐らく“ランダムに登場する大量の敵と戦う”という要素を活かしたいがためだろう(無数の敵の攻撃にいちいち大きなひるみが入っていたら、敵の集団に巻き込まれた瞬間にコンボ確定で終わってしまう)。

 もちろんその分、本作なりのダメージコントロールは必要で、回避せずとも反撃できるからって適当に戦っているとシールドが削れきってHPも持っていかれるし、ボス以外にもヘビーな一撃を出してくる敵がいるので回避を駆使しなければいけないのだが、ここは正直好みが分かれると思う。シビアな判定で敵の動きを読み切ってジリジリと戦うのが好きな人は、「これはこれ」と割り切るか、アクション以外の要素(例えばアートスタイルをはじめとする雰囲気)に惹かれるかどうかで決めるといいんじゃないだろうか。

▲メニューUIなどは日本語化されているのだが、まだプレα版ということもあってか、このスキルツリー画面を始めとするいくつかの部分ではテキスト抜けがあったりもする(画像はゲーム内言語を英語に切り替えたもの)。