キャラクターの“アーム”の組み合わせがおもしろい!
2017年1月13日に任天堂が東京ビッグサイトにて開催している“Nintedo Switch プレゼンテーション”。そこで試遊できた『ARMS』のプレイリポートをお届けしよう。なお、1回の試遊時間は10~15分程度となっている。本記事は、初めて本作を触った筆者のファーストインプレッションとなるので、「こういう手触りのゲームなんだな」という雰囲気がお伝えできれば幸いだ。
本作は、“体感操作の格闘スポーツ”と銘打たれたアクションゲーム。バトルは1対1で行われ、先に相手の体力をゼロにした側が勝利となる。基本の操作は、Joy-Con(L)とJoy-Con(R)を両手に持ち、左右の腕を前に押し出すことで“アーム”での攻撃が、両腕を前に押し出すと投げ技がくり出せる。また、特定の状況でZRボタンかZLボタンを押すと必殺の“ラッシュ攻撃”が使用可能になり、左右の腕を激しく振ることで強力な攻撃が放てるのだ。ゲーム中の移動は、Joy-Con(L)とJoy-Con(R)を前後左右、同じ方向に傾けることで行え、Lボタンでダッシュ、Rボタンでジャンプもできる。ちなみに、Joy-Con(L)とJoy-Con(R)を八の字に傾けるとガードも行えた。
試遊で選べたのは、“SPRING MAN”、“RIBBON GIRL”、“NINJARA”、“MASTER MUMMY”、“MECHANICA”の5キャラクター。癖のないベーシックなキャラクターから、軽量級、重量級のキャラクターまで、個性の異なるキャラクターが選択できた。
使用キャラクターを決定したら、バトルに移行。バトル開始前には、キャラクターごとに3タイプの“アーム”からひとつを選べるので、“好みのキャラクターとアームの組み合わせを見つける”というやりこみ要素もありそうだった。
そして肝心のバトルだが、敵の攻撃をダッシュやジャンプで避けつつ、こちらの攻撃の機会をうかがうというシンプルなゲーム性ながら、アームでの攻撃後にJoy-Conを傾けると、傾けた方向にアームが曲げられるので、“相手の回避方向を予測してアームを動かす”という読み合いが発生する。そのため、直感的な操作で対戦ゲームのような深い駆け引きが楽しめるといった印象。また、Joy-Conのレスポンスも良好で、軽く腕を前に振るだけで攻撃がくり出せるので、15分程度の試遊なら腕が疲れるということはなかった。これにはJoy-Con(L)とJoy-Con(R)が非常に軽いというのも一役買っているかもしれない。
記者が触ったキャラクターでとくに印象に残ったのは“NINJARA”。その名の通り、忍者のような見た目で、スピードが速く(……感じた)、ジャンプ中のダッシュや投げ技では、一瞬だけその場から煙を出して消えるなどのアクションが盛り込まれており、動かしていて爽快感のあるキャラクターだった。残念ながらすべてのキャラクターを使うことはできなかったが、先述の通り個性的なキャラクターと3種類のアームの組み合わせで、好みの立ち回りが構築できる『ARMS』。Nintedo Switchでしか味わえない手触りのゲームなので、ぜひ1度はプレイしてほしいと思う!