二面性を持つ謎の青年が新登場!
NHN ハンゲームが運営するオンラインRPG『エルソード』に、2016年12月21日、新キャラクター“アイン”が実装された。運営プロデューサーの小川達雄氏による解説コメントも交えつつ、さっそくそのキャラクターの特徴をチェック! 年末年始のイベントやアップデート情報なども併せて紹介していこう。
まずはキャラクターの概要について。新キャラクターの“アイン”は、優しく穏やかな賢者タイプだが、スイッチが入ると辛辣な毒舌を放って冷徹な一面も見せる“二面性”を持つ人物。グラフィックや基本情報は、以下のとおりとなっている。ちなみに韓国では12月15日に実装されており、今回は1週間遅れで日本でも登場ということで、これは異例の速さだ。
「従来は、新キャラなどはだいたい半年遅れで日本で実装されていましたから、かなり速いですね。来年以降は、世界同時のアップデートも実現したいと考えています」と語る小川氏。なお1次職の“アイン”に加え、“アイン FIRST LINE”として、2次職の“ロフティ:エグザクター”、3次職の“アームソーマタージ”も、12月21日に同日実装となっている。
・名前 アイン(英語表記:AIN)
・性別 男性
・年齢 外見21歳
・武器 ペンデュラム
・背景
エルの欠片を追うエルス一行の前に突然姿を現した謎の青年。ルーベン村にあったエルの欠片の捜索を手伝うというが、すべてが謎のベールに包まれている。
・特徴
循環/創造モードを使った権能システムによって、変則的でスタイリッシュなプレイが可能な、上級者用キャラクター。
注目のキャラクターボイスを担当するのは、人気声優の武内駿輔さん。二面性を持つキャラクターということで、穏やかな口調から冷徹な口調まで、さまざまなパターンのセリフを2日がかりで収録したそうだ。
独自のパワーアップ方法が大きな魅力!
続いては具体的に、戦闘スタイルなどの詳細に迫っていこう。ほかのキャラクターとの大きな違いとして注目したいのが、独自の覚醒システムだ。覚醒するための“覚醒玉”は通常3個持てるが、アインのゲージで表示される“覚醒玉”は1個だけ。アインの場合は覚醒したら、バトルによりゲージをフルにすることで、覚醒第2段階、覚醒第3段階へとパワーアップしていくシステムとなっている。段階ごとのグラフィックや能力の変化は、以下のとおりだ。
「覚醒では見た目はもちろん、性格もガラッと変わります。アインは優しく穏やかなキャラクターですが、覚醒すると毒舌を吐くキツイ感じになります。そのボイスの変化も、しっかり武内さんに演じてもらいました」(小川氏)。
もうひとつの大きな特徴は、ふたつのモードを切り替えながら戦えるという点だ。ひとつは“エルの力”という巡回魔法モード、もうひとつは“神の力”という創造魔法モード。これらはプレイ中、「V」キー入力によって瞬時に変更が可能となっている。
“エルの力”の特徴は、マナブレイクに必要な消費コスト減少、スキルクール・消費コスト減少、自分のステータスに比例する能力値増加など。イメージとしては省エネタイプの戦闘で、ザコ敵をすばやく蹴散らしたいときに使いたいモードだ。
一方の“神の力”は、コマンド特定攻撃やスペシャルアクティブ攻撃時などに、追加攻撃が発生して大ダメージを与えることができるが、そのぶんクールタイムが長くなるなど、“エルの力”と比べて全体的に重めな印象。場面による使い分けが重要になってくるだろう。
「ひと言でいえば、“神の力”は攻撃力がアップ。“エルの力”では器用に立ち回れるという感じですね」(小川氏)。
アインが使用するスキルは、単体としても使い勝手がいいが、その後のボタン長押しなどで追加効果を派生できるものが多いことが特徴。また、近距離・遠距離どちらの攻撃もバランスよく備わっており、幅広く活躍できそうだ。以下に1次職となる“アイン”の主要スキルを紹介する。もちろんスキルは、2次職、3次職になるにつれて種類も増えていく。
タイプ:アクティブ
周囲のエルを再構築し、空間を隔離する。[スキルキー]を押しているあいだはすべてのダメージに耐性(最大3秒の)バリアを維持。維持時、1秒当りMPを追加で10消費する。
タイプ:スペシャルアクティブ
前方にエルの力を凝集させたのち、瞬間的に膨脹させ大爆発を起こす。[スキルキー]を長押しすると、MPを25消費して追加詠唱。追加詠唱時、ダメージおよび範囲が増加する(最大2回)。
タイプ:スペシャルアクティブ
神の権能で最初の槍:[イーストボーレン]を投映し投擲する。[スキルキー]を押しているあいだに上・下の照準可能。槍投擲後、2秒以内に[スキルキー]を再入力で、槍の位置に瞬間移動が可能。
タイプ:アクティブ
神の杖:[ドリットスティルレット]を投映し浮遊させて、最後に攻撃した敵に向かって投擲。3個投映後、[スキルキー]を再入力することで、対象に向けて投擲する(投擲後、クールタイム0.5秒)。
タイプ:スペシャルアクティブ
前方のエルの動きを瞬間的に止めて、一帯を急速に氷結させる。攻撃を受けた対象を2秒間氷結できる。氷結が解けた対象に、氷の残在デバフを付与。持続時間中、周囲の対象に毎秒凍傷を付与(持続時間:5秒)。
タイプ:スペシャルアクティブ
周辺のエルの力を操作して、連鎖作用を起こしたのち、天界の武具を投映・連続投擲して、集めたエルエネルギーを爆発させる。
「スキルからの派生・コンボが奥深いのでやり込みがいがあり、そういう意味では上級者用とも言えますが、初心者にとって敷居が高いわけではないです。やれることが多彩で、初心者でもボタンひとつ押すだけで十分に戦えるし、上級者ならさらにアイデアをプラスして幅広い戦いかたが楽しめるイメージです」(小川氏)。
最新アップデートやイベントにも注目!
新規キャラクター追加とともに、年末年始にはさらなるアップデートやイベントも目白押しだ。最後にそれらの情報をまとめて紹介しよう。
まずは、2016年12月28日から2017年1月11日まで“2016冬休み強化イベント”が実施される。これは期間中にプレイすることで、アイテム強化に必要な報酬がゲットできるという内容。月光武器・月光防具を強化できるチャンスなので、ぜひともチャレンジしたいところだ。また期間中には、通常の25%~44%も割引になる強化パッケージも数種類販売される予定となっている。詳細は公式サイトでチェックしてほしい。
そして年明け早々の2017年1月4日のアップデートでは、エリシオンエリアにふたつの新ダンジョン、“ソーレスの要塞”と“止まった太陽の記憶”が実装される予定。なかでも“ソーレスの要塞”はトラップが多彩で、何よりボスが過去最強の敵と言えるほどのレベルになっている。
「いままでとくらべて、ダントツで難易度が高いダンジョンですしボスも強いです。攻略手順をしっかり考えて対策を立てないと、非常に厳しいです」という小川氏。相当の手練れでないと、ダンジョン制覇は難しいかもしれない。
「ボス戦闘は、スキルを発動しまくってとにかくダメージを与え、やられたら復活。慣れるまではそんな戦法が有効かと思います。ボスは第2フェイズまで変化するので、長丁場になります」(小川氏)。
もうひとつの“止まった太陽の記憶”も、“ソーレスの要塞”同様に手ごたえ十分の難関ダンジョンだ。ちなみにどちらのダンジョンも最後に立ちふさがるボスは同じくソーレスだが、“ソーレスの要塞”では現在のソーレス、“止まった太陽の記憶”ではマスターソーレスがボスで、設定が異なるステージとバトルを楽しめるようになっている。
「両ダンジョンとも、ボスは大型モンスターというわけではなく、自分と同等の大きさでスキルをバンバン出してくるタイプ。近距離型のキャラよりは、イブやラシェのような遠距離型のキャラのほうが攻略しやすいかもしれません」(小川氏)。
新キャラクターの実装、イベント開催、ダンジョンの追加など、充実のアップデートが実施される『エルソード』。ファンもこれで、きっと楽しい年末年始を過ごせるはず。来たる2017年の展開にも、さらに期待が膨らむ。