ファン待望! 『真・三國無双8』はシリーズ初のオープンワールドに
2016年12月17日(土)、コーエーテクモゲームスのWeb番組『コーエーテクモ 史上最大のラインナップ特番』が放送された。プレイステーションフォーマットにおける、コーエーテクモゲームスの新作タイトルの情報が数多く公開されたわけだが、その中でもゲームファンをひと際驚かせたのは、『真・三國無双8』(以下、『真・三國無双8』)の発表だろう。さらに、同作に登場する新武将の周倉が、『無双☆スターズ』にプレイアブルキャラクターとして参戦するという施策も発表された。『真・三國無双8』はどのようなタイトルになるのか。なぜ周倉が、『真・三國無双8』に登場する新武将の代表として『無双☆スターズ』に登場することになったのか。気になるあれこれを、『真・三國無双8』プロデューサーの鈴木亮浩氏と、『無双☆スターズ』のプロデューサーの古澤正紀氏にうかがった。
『真・三國無双』の新たなる挑戦
――ついに『真・三國無双8』の情報が公開されましたね。
鈴木 お待たせして申し訳ありませんでした。このたび、やっと『真・三國無双8』を発表することができました。
――『真・三國無双8』は、きっと出るんだろうなと期待していた人も多いと思いますが、驚いたのがオープンワールドである、ということでした。なぜオープンワールドにしようと思ったのでしょうか?
鈴木 『真・三國無双』シリーズは、ナンバリングタイトルとしてだいぶ煮詰まってきました。同じパターンで作り続けてもしかたがないと考えているなかで、オープンワールドで作るのが、新たな『真・三國無双』としていちばんおもしろくなるのではないかと思いました。
――すごいチャレンジですよね。ただ、“『真・三國無双』シリーズでオープンワールド”という言葉を額面通りに受け取ると、中華全土が再現されるのではないかと期待してしまいますが……。
鈴木 そうですよね(苦笑)。一応、全部再現するつもりです。中華の土地は広大なものの、山が多く、生活するところだけとなると、それほど広くはないんです。ですから、全部再現したとしても、戦闘が発生する場所は決まっているというか。虎牢関や中原など、大きな戦争が起こったところを細かく作り込んでいきたいと考えています。
――場所によって、力のかけ具合を変えていくということですか。ちなみに、『討鬼伝2』がオープンワールドゲームとして開発されていましたが、同じ組織(ω-Forceブランド)になったことによる、技術交流などはあるのでしょうか?
鈴木 もちろん、ノウハウなどは共有しています。『討鬼伝2』とはオープンワールドの性質が異なるので、技術をそのまま『真・三國無双8』に持ってこれるわけではありませんが、流用できるものは利用しています。
──そういった共有はあるわけですね。
鈴木 それと、今回はアクション面にも手を入れようと思っています。
──そこも変えるんですか!?
鈴木 はい。いわゆる□ボタンで通常攻撃、△ボタンでチャージ攻撃という入力方法を変えたいなと。“一騎当千の爽快感”というコンセプトはそのままなので、無双乱舞のようなものは残そうとは思っています。
――どうなるのか、いまから楽しみです。『真・三國無双』シリーズの新たな形が見られそうで、楽しみです。あと、気になるのは登場するキャラクターのことですが……。
鈴木 そこに関しては、『真・三國無双7 Empires(エンパイアーズ)』までに出た83人は、全員出します。
──おお、すごい。そのうえで、さらに新キャラクターも?
鈴木 そうですね。今回公開した周倉も含めて、新キャラクターは何人か追加します。ただ、あまり多くはないです。