3年目開催は2Daysにスケールアップ!
“アニメJAM”は、エイベックス×テレビ東京によるトーク&ライブイベントで、今回が開催3年目となる。今年は過去最大数となる作品の豪華キャストとアーティストが会場の幕張メッセに集結し、大幅にスケールアップ。初日が“Rock Stage”、2日目が“Pop Stage”と、初の2Days構成での開催となった。ここでは2016年12月10日に開催された、“Rock Stage”の模様をリポートする。まずは最初に、出演作品と、出演キャストを一覧で紹介しておこう。
★出演作品
・カードファイト!! ヴァンガードG
・KING OF PRISM by PrettyRhythm
・双星の陰陽師
・美男高校地球防衛部LOVE!LOVE!
・弱虫ペダル
★出演者
・『カードファイト!! ヴァンガードG』
石井マークさん
榎木淳弥さん
岸尾だいすけさん
愛美さん
工藤晴香さん
森嶋秀太さん
・『KING OF PRISM by PrettyRhythm』
寺島惇太さん
畠中 祐さん
五十嵐 雅さん
永塚拓馬さん
武内駿輔さん
・『双星の陰陽師』
花江夏樹さん
潘 めぐみさん
芹澤 優さん
村瀬 歩さん
浪川大輔さん
石川界人さん
・『美男高校地球防衛部LOVE!LOVE!』
山本和臣さん
白井悠介さん
河本啓佑さん
村上喜紀さん
・『弱虫ペダル』
山下大輝さん
鳥海浩輔さん
福島 潤さん
岸尾だいすけさん
松岡禎丞さん
宮田幸季さん
阿部 敦さん
野島健児さん
遊佐浩二さん
鈴木千尋さん
★LIVEアーティスト
A応P
オーイシマサヨシさん
OxT
夏代孝明さん
VEPPer<別府月彦(声:河本啓佑)、別府日彦(声:村上喜紀)>
MAGIC OF LiFE
ラミーラビリンス<アム(声:愛美)・ルーナ(声:工藤晴香)>
白熱のライブでイベントは開幕!
イベントのオープニングアクトを飾ったのは、MAGIC OF LiFEのライブ。『弱虫ペダル』シリーズから、『弱虫な炎』と『はじまりの日々』の2曲を披露した。続いて登場したのは、アニメを愛するアイドルグループのA応P。キュートな振り付けを交え、『おそ松さん』のOP曲『全力バタンキュー』を熱唱。この2組のオープニングライブで、早くも来場者は総立ちの盛り上がりを見せた。
オープニングの余韻が冷めやらぬなか、MCを担当するアメリカザリガニの柳原哲也さんが登壇。続いて作品ごとにチームが分かれる形で、総勢30名の出演キャストが続々と登場し、簡単な自己紹介と挨拶を述べた。
出演キャストの挨拶がひととおり終わったところで、さっそく最初の企画がスタート。挑むトップバッターは、『KING OF PRISM by PrettyRhythm』チームだ。企画の内容は、“リーディングライブ”で、これはいわゆる生アフレコに、来場者が参加できるような演出を加えたもの。声優さんたちが演じるドラマシーンの画面に、ときおり来場者用セリフのテロップが出て、それを来場者がタイミングに合わせて叫ぶことで、アフレコに参加しているようなライブ感が味わえるという仕組みだ。
『KING OF PRISM by PrettyRhythm』チームが演じたドラマのタイトルは、“エーデルローズはクリスマスイブも大騒ぎ!”。カヅキを訪ねてエーデルローズにやってきたアレクが、なぜかタイガとプリズムジャンプでケーキ作り対決をするという設定のストーリーだ。初めはケンカ腰のふたりだったが、レオのアドバイスにより、ふたりのやりとりは「チュッチュ、ウフフ」的な甘い展開になり、会場からは大きな歓声と笑いが巻き起こっていた。最後はふたりで、「あなたは僕のサンタクロース! プレゼントの中身はふたりだけのヒ・ミ・ツ。ふたりっきりの、ハッピークリスマス!」と決めゼリフ。そこでシンが「なんだいまのは! 夢!?」と目が覚める夢オチで、笑いたっぷりのドラマは終了となった。
各チームが多彩な企画にチャレンジ!
つぎの企画は、『美男高校地球防衛部LOVE!LOVE!』チームによる、“超早口レコメンド”だ。これは作品の概要を、超早口で紹介していくというチャレンジ。通常は2分かかるシナリオを1分でということで、4人がひとり15秒のリレー形式でナレーションに挑んだ。そうして始まった早口での紹介だったが、惜しくもあと少しというところでタイムアウト。ということで仕切り直しで、続いてはちゃんとしたペースで、作品の魅力が出演キャストによりしっかりと紹介された。
この『美男高校地球防衛部LOVE!LOVE!』チームの企画の流れで、そのままステージは、VEPPerのライブに突入。『あなたは遥か一等星』を華麗に歌い上げた。
以降もステージは、チームごとの企画とライブが混ざりながら進行。続いての『カードファイト!! ヴァンガードG』チームによる“リーディングライブ”は、“とあるカードキャピタルの一日”というタイトルのドラマで、ショップイベントに参加したメンバーたちのやり取りが展開された。その流れで、ラミーラビリンスが『Wing of Image』を披露。出演キャストの中では数少ない女性陣として、しっかりと魅力をアピールした。
続く『双星の陰陽師』チームは、『美男高校地球防衛部LOVE!LOVE!』と同様の“超早口レコメンド”。こちらも最初の結果は同様に失敗となり、仕切り直しでちゃんと紹介することに。ただこの2回目のナレーションではなぜかメンバーが超リラックスモードとなり、歩き回ったり、上着を脱いだり、カメラ前に陣取りアップ目線になったりと、各自が自由奔放なスタイルでナレーションを展開し、会場には大きな歓声が起こっていた。
ラストの企画は、『弱虫ペダル』チームによる“リーディングライブ”。演じるドラマのタイトルは“ハイケイデンス 応援対決!”で、各学校がレースではなく応援で競うという内容だ。勝敗を決するのは来場者の応援という設定なので、ここではひときわステージと会場で大きくコール&レスポンスが交わされ、ドラマ展開も盛り上がった。ちなみに各学校の応援コールとして来場者が叫んだワードは、総北が「ヒメ!」、箱根が「アブ!」、伏見が「キモ!」。
ラストはライブとゲーム大会で!
各チームの企画が終了し、イベントはいよいよ終盤に突入。本日ラストのライブステージとなり、まずは夏代孝明さんが『弱虫ペダル』最新シリーズのオープニング曲『ケイデンス』を熱唱した。続いてオーイシマサヨシさんが『君じゃなきゃダメみたい 』を歌い、ユニットのO×Tとして『Go EXCEED!!』と『BLOOM OF YOUTH 』を披露。総立ちの来場者から大きな拍手と声援が送られた。
最後に行われたイベントの締めくくりの企画は、各チーム対抗戦となる“アニメJAM2016 ROCK-STAR GRAND PRIX(グランプリ) ”。これはクイズに答えて高くポイントをゲットしたチームが優勝という内容だ。この企画では『弱虫ペダル』チームが“総北”と“箱根・伏見”のふたつに分かれて、計6チームが参加した。
出された質問は、“トリオ芸人の名前を書く”、“温泉マークを使って絵を描く”、“双子キャラの相方を当てる”、など。そしていちばん盛り上がったのが、ラストのお題となった“女の子をときめかせるセリフを言う”というものだ。これはくじ引きで、各チームにセリフを用意して、それをムードたっぷりに語ってもらおうという趣向。とはいえ用意されたセリフはドラマチックとはほど遠い「ファイト一発!」、「それにつけてもオヤツはカール」、「セブンイレブン、いい気分」といったものばかり。……だったのだが、それでも各キャストはアドリブを交えてフォローしつつ、しっかりと艶やかなボイスを披露してくれた。
そして対抗戦の結果は『KING OF PRISM by PrettyRhythm』チームが優勝となったが、賞品を選ぶ3択でも亀の子タワシを引き当てる結果に。ラストもしっかり笑いを取ってくれた。
ボリュームたっぷりのイベントもこれにて終了。最後は出演者全員がステージに集結。フォトセッションを行って、初日のステージは幕となった。