開発元は『TERA』のBluehole inc.
ゲームオンは2016年11月10日、韓国Bluehole inc.が開発を手がけるPC用新作MMORPG『Project W(仮称)』について、日本国内の独占配信契約を締結したことを発表した。開発元のBluehole inc.は、同じくゲームオンが運営しているMMORPG『TERA』を手がけていることでも知られている。
契約に際して執り行われた調印式には、ゲームオン代表取締役のイ・サンヨプ氏を始め、Bluehole inc. CEOのKim Gang Seok氏らが出席した。
■ゲームオン代表取締役 イ・サンヨプ氏 コメント
このたび、『TERA』のBluehole inc.と再び手を組ませていただくことになり、とてもうれしく思います。大作MMORPGの開発・企画には、多大なる時間やお金がかかります。そんななか、『TERA』で長くご縁があるBluehole inc.が開発を手がけるということで、ゲームオンとしてもさらなる期待を込めて、ユーザーの皆様に楽しみを提供したいと考えています。
■Bluehole inc. CEO Kim Gang Seok氏 コメント
このタイトルに興味を持っていただけることは、何よりもうれしいことです。今後は、本作についての情報や開発に関するニュースを発信していけるよう努力します。『TERA』での実績もあり、ゲームオンは日本市場において優れたパートナーだと感じています。『Project W(仮称)』がゲームオンと進めていくふたつめのタイトルとなりますので、より優れたゲームになるよう、力を入れていきます。
■ゲームオン執行役員 マーケティング部長 新倉敬二郎氏 コメント
『Project W(仮称)』は経験豊かなベテランのスタッフが集結して開発する“超弩級”のプロジェクトになっており、我々、ゲームオンもたいへん期待しています。昨今は大型のMMORPGが少ないなか、実績のあるBluehole inc.のタイトルをゲームオンで運営させていただくことを光栄に思います。
Bluehole inc. 事業本部長 Um Woo Seung氏
Bluehole inc. CEO Kim Gang Seok氏
ゲームオン代表取締役 イ・サンヨプ氏
ゲームオン取締役 ムン・ジス氏
ゲームオン執行役員 マーケティング部長 新倉敬二郎氏
なお、本作については『Project W(仮称)』というタイトル名のほかには、ゲーム内容やリリース時期などのいっさいの情報が未公開。ただし、タイトルにある“W”は“世界”を表しており、“生態系を作ること”が本作のキーワードになるとのヒントが与えられた。加えて、「グラフィックもシステムも、これまでにない先進的な内容になると思います」と、イ・サンヨプ氏は述べる。
カジュアル系やMOタイプのオンラインゲームが主流となっている今、ゲームオンがMMORPGに注力する点について新倉氏に聞くと、「大型MMOタイトルをリリースすると、ユーザーさんの反響があります。やはり確固たるニーズがあり、MMORPGというジャンルは愛されているなと感じていますので、これからも打ち続けていきます」と意気込みを語った。
『TERA』をはじめとし、『ArcheAge』、『黒い砂漠』、『ロードス島戦記オンライン』など、多数のMMORPGタイトルを運営するゲームオンだけに、今作への期待が高まる。『Project W(仮称)』の新たな情報公開を楽しみに待ちたい。